Users Guide
第 5 章 ライブラリの設定
パーティションの操作
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 74
パーティションの操作
パーティションはライブラリ内の仮想セクションで、ファイル管理、複
数ユーザーからのアクセス、1 つまたは複数のホスト アプリケーション
への専用接続などの目的で使用する複数の個別のライブラリのように見
えます。パーティションを作成するには、ライブラリに少なくとも 1 つ
割り当てられていないテープ ドライブとスロットが必要です。
Setup Wizard (セットアップ ウィザード): Partitioning (パーティション分割) 画
面で、管理者は新たに作成するライブラリ パーティションの数を選択で
きます。
ライブラリの初期設定後、管理者はいつでもパーティションの作成、変
更、削除ができます。それには、
Setup (セットアップ) > Partitions (パー
ティション)
を、ウェブ クライアントから選択するか、操作パネルで
Setup (セットアップ) > Partition Mgmt (パーティション管理) を選択します。
パーティションを作成する方法は 2 通りあります。
•
自動 — ライブラリのリソースはパーティション間に比例配分で割り
当てられます。テープ ドライブは、インターフェイスの種類
(SCSI、FC、SAS)、メディア世代 (たとえば LTO-3、LTO-4、LTO-
5、LTO-6) に従って分類されます。自動で作成したパーティション
内には、異なるインターフェイスの種類およびメディア世代を混在
させることはできません。パーティション内に異なるインターフェ
イスの種類およびメディア世代を混在させるには、パーティション
を手動で作成する必要があります。パーティションは、操作パネル
またはウェブ クライアントで自動作成できます。パーティションを
自動作成すると、既存のパーティションの数に追加します。
•
手動 — 管理者は一度に 1 つずつパーティションを作成し、必要に応
じてリソースを割り当てることができます。手動で作成したパー
ティション内には、異なるテープ ドライブ インターフェイスの種類
およびメディア世代を混在させることができます。パーティション
の手動作成は、ウェブ クライアントでのみ可能です。パーティショ
ンを手動作成すると、既存のパーティションの数に追加します。
作成できるパーティションの最大数は、ライブラリ内のドライブの数と
同じです。表
3 に、各ライブラリ構成で作成可能なパーティションの数
を示します。