Users Guide
第 5 章 ライブラリの設定
テープ ドライブ パラメータの設定
Dell PowerVault ML6000 ユーザーズ ガイド 90
ホスト バス アダプタ (HBA) を含め SCSI バス上の各デバイスには、固有
の SCSI ID が必要です。1 つのバス上で ID が重複していると、その
SCSI ID を変更する必要があります。通常、HBA の SCSI ID は 7 に設定
されています。たとえば、2 台のテープ ドライブが同じバスに接続して
いる場合、それぞれが異なる SCSI ID を持ち、HBA の SCSI ID とも異な
る必要があります。
SCSI テープ ドライブの場合、SCSI ID は 0 ~ 15 の値に設定できます。
デフォルトでは、ライブラリは SCSI テープ ドライブに以下のデフォル
ト SCSI ID を割り当てます。
•5U ライブラリ制御モジュール:1 と 2
• 各 9U ライブラリ拡張モジュール:3、4、5、6
FC テープ ドライブ:
• ループ ID は、0 ~ 125 の値に設定できます。ライブラリに装填され
る FC テープ ドライブにはすべて、デフォルトで固有のループ ID が
選択されています。たとえば、5U ライブラリ制御モジュールの最上
段のドライブ ベイに装填されるテープ ドライブに割り当てられるデ
フォルトのループ ID は
61 です。5U ライブラリ制御モジュールの最
下段のドライブ ベイに装填されるテープ ドライブに割り当てられる
デフォルトのループ ID は 63 です。
デフォルトのループ ID を変更した場合は、トポロジ設定が Auto
(LN)、Loop (L)、Auto (NL) の FC テープ ドライブのそれぞれに固
有のループ ID が設定されていることを確認してください。
トポロジがポイントツーポイントに設定されている場合、ループ ID
を変更できません。
• 要求トポロジ接続モードは次のいずれかに設定できます。
•
Auto (LN) (自動 LN) — 最初に L ポートを試行する自動構成
•
Loop (L) (ループ L) — L ポートの強制
•
Point to Point (ポイントツーポイント) — N ポートの強制
注: この操作が正常に完了しなかった場合、パーティションは、
手動でオンラインに戻されるか、ライブラリを再起動するま
で、オフラインのままになります (パーティションをオンライ
ンまたはオフラインにする ページの 82 を参照)。