Deployment Guide
導入ガイド 11
共有と記憶域の管理
共有と記憶域の管理のスナップインを使用すると、共有フォルダとスト
レージのセットアップと管理を容易に行うことができます。共有と記憶域
の管理には、次の機能があります。
•
PowerVault NX1950
管理コンソールによる共有フォルダと記憶域の
管理
•
Provision Storage
(記憶領域の準備)ウィザードによるストレー
ジの作成と設定、
LUN
(論理ユニット番号)の作成、およびボ
リュームのフォーマット
•
共有フォルダの作成と設定のための
Provision a Shared Folder
(共有フォルダの準備)ウィザードまたは
Shared Folders
(共有
フォルダ)ウィザード(サーバーメッセージブロック(
SMB
)また
は
NFS
プロトコルを使用してアクセス可能)
これらの機能を使うことで、共有フォルダ管理、
SAN
ストレージマネー
ジャ、またはディスク管理のスナップインを使用せずに、共有フォルダと
ボリュームの作成と管理に必要な管理タスクのほとんどを実行できます。
これには、データの量を制限するクォータの設定、管理者が定義した特定
のファイルタイプを禁止したり、特定のファイルタイプのみを許可したり
するファイルスクリーニングの設定、インデックス処理の有効化も含まれ
ます。
共有とストレージの管理には、共有フォルダとボリュームの管理に使う次
のタブが含まれています。
•
Volumes
(ボリューム)―
このタブには、サーバーが利用できるす
べてのボリューム、および各ボリュームに関する情報が表示され
ます。
•
Shares
(共有)―
このタブには、共有と記憶域の管理を使用して作
成されたすべての共有フォルダ、および各共有フォルダに関する情
報が表示されます。
共有と記憶域の管理には、単一インスタンス記憶域(
SIS
)の設定に対す
るサポートが含まれています。単一インスタンス記憶域(
SIS
)は、ボ
リュームに格納された冗長データの量を減らすことで、使用可能なディス
クスペースを回復します。これには、同一のファイルを識別し、
SIS
コモ
ンストア内にファイルのコピーを
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つだけ保存するという方法が使われ
ます。
SIS
は、ファイルを
SIS
コモンストア内のファイルに対するポイン
タに置き換えます。