Owners Manual

1100 W DC 電源ユニットモジュール 2 台(利用可能な場合)
同一の電源ユニットが 2 台取り付けられている場合、電源ユニットの構成は冗長(1 + 1)です。冗長モード
では、効率を最大限に高めるために両方の電源ユニットからシステムに半分ずつ電力が供給されます。
電源ユニットが 1 台のみ取り付けられている場合、電源ユニットの構成は非冗長(1 + 0)です。システムに
電力を供給している電源ユニットは 1 台のみです。
メモ: 2 台の電源ユニットを使用する場合は、どちらも同じタイプで最大出力電力も同一である必要があ
ります。
ホットスペア機能
お使いのシステムではホットスペア機能がサポートされており、電源ユニットの冗長性に関連する電力のオ
ーバーヘッドが著しく軽減されています。
ホットスペア機能を有効に設定すると、冗長電源ユニットがスリープ状態に切り替わります。アクティブな
電源ユニットが負荷の
100% を支えるため、効率良く使用されている状態です。スリープ状態の冗長電源ユニ
ットは、アクティブな電源ユニットの出力電圧を監視します。アクティブな電源ユニットの出力電圧が低下
すると、スリープ状態の冗長電源ユニットがアクティブな出力状態に戻ります。
両方の電源ユニットをアクティブにしておく方がスリープ状態の冗長電源ユニットを用意しておくよりも効
率が良い場合は、アクティブな電源ユニットはスリープ状態の電源ユニットをアクティブにすることもでき
ます。アクティブな電源ユニットの負荷が
50 パーセントを超えている場合には両方の電源ユニットをウェ
イクアップ状態にしておき、負荷が 20 パーセントを下回ると冗長電源ユニットをスリープ状態にすること
が、電源ユニットのデフォルト設定です。
ホットスペア機能の設定は、iDRAC
設定を使用して行います。iDRAC 設定の詳細については、support.dell.com/
manuals iDRAC7 の『ユーザーズガイド』を参照してください。
AC 電源装置の取り外し
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可
されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくはテレホンサービスとサポートチームの指示
によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められてい
ない修理による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属のマニュアルに記載されている安全上の
注意をよく読んで、その指示に従ってください。
注意: システムは、通常の動作に 1 台の電源装置が必要です。冗長電源が装備されたシステムでも、電源
が入った状態で一度に取り外しおよび取り付けができるのは電源装置 1 台だけです。
メモ: オプションのケーブル管理アームが電源装置取り外しの妨げになる場合は、それをアンラッチし、
持ち上げる必要がある場合があります。ケーブル管理アームについての情報は、システムのラック用マ
ニュアルを参照してください。
1.
取り外す電源装置と電源から電源ケーブルを外し、ケーブルをストラップから外します。
2.
リリースラッチを押し、電源装置をシャーシから引き出します。
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