User's Manual

Expert Series Thermal Imager
ご使用になる前に
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電源のオンおよびオフ
本器の電源をオンまたはオフにするには、
2 秒間押
したままにします。 本器は、節電機能と自動オフ機能を
備えています。 この機能の設定方法については、
[Settings (
設定
)]
メニュー
」を参照してください。
注記
サーモグラフィーで、正確に温度を測定し画質を
最適に保つには、十分なウォームアップ時間を取
る必要があります。
この時間は、モデルおよび環
境条件によって変わることがあります。
大半のサ
ーモグラフィーは
3
5
分でウォームアップが完
了しますが、温度測定の正確さが重要な場合は、
少なくとも
10
分間待機することをお勧めします
周囲温度が大きく異なる複数の環境下で本器を使
用する場合は、さらに長い調整時間が必要になる
ことがあります。
焦点
本器は、LaserSharp™ Auto Focus System と高度手動フ
ォーカス・システムを使用しています。 焦点を正しく合
わせることは、サーモグラフィーをお使い頂く上で非常に
重要です。 焦点が正しければ、赤外線エネルギーが検出
器のピクセルに正しく向いています 焦点が正しくない
と、熱画像がぼやけてしまい、放射測定データが不正確に
なる可能性があります。 ほとんどの場合、焦点が合って
いない熱画像は使い物にならないか、利用価値がありませ
ん。
Fluke LaserSharp Auto Focus System は、精密に調整
および位置決めされたレーザー・ポインターを使用して焦
点領域を示します。 LaserSharp Auto Focus System で焦
点を合わせるには、大きな黒いボタンを押してください
( 4 を参照してください) ターゲットにレーザー・ポイ
ンターを合わせます。 レーザー・ポインターが適切な位
置になったら、ボタンを放します。 本システムは、レー
ザーが当たっていたポイントに、自動的に焦点を合わせま
す。
注記
LaserSharp Auto Focus System
は有効
/
無効を
切り替えることができます
レーザー・ポインターは、赤外線レンズと平
行に揃えられています。
AutoBlend
モードを
使用している場合、レーザー・ポインターは
常に
LCD
の中心点マーカーのすぐ上に配置さ
れます。
ただし、対象物に当たっているレー
ザー・ポインターを肉眼で確認する方が簡単
です。
高度手動フォーカス・システムを使用して焦点を合わせる
には、電子制御フォーカス・ホイール・コントロールに指
を置いて、対象物に正しく焦点が合うまでコントロールを
回します。
注記
高度手動フォーカスは、
LaserSharp™ Auto
Focus System
の結果を手動で微調整する手段と
して使用できます。