User's Manual

TiX520, TiX560
ユーザーズ・マニュアル
24
透過
/
透過率の調整
赤外線透過ウィンドウ (IR ウィンドウ) を使用して赤外線
検査を実施する場合、検査対象となる物体から放出された
すべての赤外線エネルギーがウィンドウを効率的に透過す
るとは限りません。 ウィンドウの透過率がわかっていれ
ば、本器または SmartView
®
ソフトウェアでこの割合を調
整できます。 透過率補正を調整すると、さまざまな状況
で温度測定の確度を上げることができます。
透過率を調整するには、次の手順に従います:
1. [Measurement (測定)] > [Transmission (透過率)]
進みます。
2.
/ を押して 10 % 100 % の間で割合を調整
します。
3. 完了したら または を押します。
注記
[Display (
表示
)]
[Display All (
すべて表示
)]
に設
定されている場合、現在の透過率補正に関する情
報は
τ = xx
の形式で表示されます。
スポット温度
スポット温度は、高温および低温の変動を示すインジケー
ターで、画像の温度測定が変動するのに合わせてディスプ
レイ上を移動します。
高温および低温のインジケーターをオン/オフにするには、
次の手順に従います:
1. [Measurement (測定)] > [Spot Temp (スポット温度)]
に進みます。
2.
/ を押して、[ON] または [OFF] を選択します。
3. [Hot (ホット)]または[Cold (コールド)]を選択します。
4. または を押して新しい値を設定します。
中心ボックス
中心ボックス機能とは調整可能な温度測定ゾーン (ボック
) で、熱画像の中心に置くことができます。 このゾーン
(ボックス) は赤外線画像内でさまざまな大きさに拡大およ
び縮小します。 このゾーンによって、その範囲内の最高
(MAX)、平均 (AVG)、および 最小 (MIN) 温度測定値を見
ることが可能になります。 自動レベルおよびスパン・モ
ードのとき、本器は温度状況に応じて中心ボックスのパラ
メーター内でレベルとスパンを自動的に設定します。
注記
中心ボックスを使用しているときは、本器の
レベルとスパンは中心ボックス内の温度状況
に調整されます。