Corp. Stereo Amplifier Owner's Manual SM-1500

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AA. BALANCED LINE OUTPUT(バランス・ライン・アウト)̶ スタジオやPA
キシング・コンソールへの接続に適した、電子バランスされたXLR出力です。
BB. 0°/ 180°̶ バランス・ライン・アウト端子からの信号の位相を反転させま
す。標準的でないワイアリングがなされている場所での演奏や、キャビネ
トをマイキングしてライン・アウトの信号と混ぜる際に位相の問題が生じ
場合に使用できます。通常、このスイッチは押されていない状態で使用し
ください。
CC. GROUND / LIFT (グラウンド/リフト)̶ バランス出力のグラウンド(ピ
1)結線を外し、標準的でないワイアリングにより生じるグラウンド・ルー
プによるハムノイズを状況によっては軽減させます。通常、このスイッチは
れて状態でご使ください
DD. LEVEL(レベル)̶ 様々な音響機器の接続形態や入力感度に合わせて、バラ
ンス・ライン・アウト端子の出力レベルを調節します。
EE. DIRECT / COMPRESSOR OUTPUT / LINE(ダイレクト/コンプレッサー・ア
ウトプット/ライン)̶ バランス・ライン・アウトに接続するシグナル・パ
ス上のポイントを指定します。ページ59のブロック・ダイグラムをご参照く
ださい。
Direct (Pre)(ダイレクト [プリ] ̶ 最初のステージの直後、EQ前の信号で
す。チューブDI(ダイレクト・ボックス)に近い状態となります。
Comp Output(コンプ・アウトプット ̶ Comp Positionイッチ {J}
設定に依存します。必ずゲインとオーラル・エンハンサー後の信号となり
す。Comp Positionスイッチ {J} の設定によって、ベース・インテンシファイ
アー及びEQ回路のプリ/ポストのいずれかとなります。
Line (Post)(ライン [ポスト] ̶ ブーストとエフェクトを含む全てのプリ
アンプ回路を経由した信号です。Master Volume {Y} には影響されません。
FF. EFFECTS LOOP(エフェクト・ループ)̶ 複数の用途に使用できるTRS
1
子です。センド端子は、本体のトーン回路を経由したプリアンプの信号を
力します。出力のレベルは、主にGain {Q} で調節します。リターン(ウェッ
ト)の信号は、Effects Blend {X} で本体のドライなプリアンプ信号と任意の比
率でミックスすることができます。エフェクト・ループのバイパス切り替
はフットスイッチで行えます。
SM-1500のエフェクト・ループ回路は、主の信号系統の「サイドチェーン
に配置されています。これはスタジオ機器で採用されている設計で、エフ
クトを主回路と分離することにより、楽器のサウンドをフルに活かしなが
も外部エフェクト機がもたらす幅広いサウンドを導入することを可能とし
す。シグナル・パス上、プリアンプのゲイン・ステージの後にエフェクト
ループが配置されているため、エフェクト機をプリアンプ前に接続した場
に生じるノイズを軽減する役割も果たします。
エフェクト機の接 - アンプのセンドをエフェクト機の入力に、そしてエフェ
クト機の出力をモノ・エフェクトの場合はレフト/モノ・リターンに、ステレ
オ・エフェクトの場合は両リターン端子に接続しますNOTE: 位相の乱れを避
けるために、外部エフェクト機は完全にウェットの状態でご使用ください。外
部エフェクト機の入力レベルは、+4dBに(また、それで歪みが生じる場合は
0dBに)設定してくださいNOTE: バイアンプとブリッジ・モードで使用して
いる場合、ステレオ・エフェクトは自動的にモノラルにサミングされます。
複数台のアンプを使用する場合 - SM-1500Effects Send力信号を別のア
ンプに送ることにより、出力の増強が行えます。この場合、SM-1500のゲ
ン設定は両方のアンプのレベルに影響します。NOTE: SWR®のアンプを子
として使用する場合は、入力にMono Effects Returnを使用し、子機のEffects
Blendは完全ウェットの状態でご使用ください。
外部入力 - CDプレイヤーやドラムマシン等の出力を、モノあるいはステレオ
Effects Return端子に接続します。レベルは再生機の出力とEffects Blend {X}
で調節します。
GG. LOW OUT(ロー・アウト)̶ 1/4" TRS
1
端子のラインレベル出力です。低周
波数の信号を出力し、バイアンプ構成で外部パワーアンプを使用する際に使
用できます。NOTE: この出力は、モード・スイッチ {HH, PP} の設定に関わら
ず、常に有効です。
HH. STEREO / BI-AMP(ステレオ/バイアンプ)̶
SM-1500がブリッジ・モード
{PP} でない場合に
、パワーアンプの主な動作モードを選択します。
Stereo(ステレオ)モード ̶ 左右チャンネルのパワー・アンプリファイア
ーは独立して作動します。両方のボリューム・ノブ {Y} を、ラベル通り(「
Left」及び「Right」)に使用します。
Bi-Amp(バイアンプ)モード ̶ パワー・アンプリファイアーの低周波数と
高周波数のチャンネルが独立して作動します。両方のボリューム・ノブ {Y}
を使用します。「Rightは低周波数を、「Leftは高周波数をコントロール
ます。ステレオ・エフェクトは、モノラルにサミングされます。