Corp. Stereo Amplifier Owner's Manual SM-1500
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II. CROSSOVER(クロスオーバー)(バイアンプ時のコントロール)̶ 信号を
低周波数と高周波数に分ける分岐点となる周波数を指定します。ここでの設
定は、常にLow及びHigh Out {GG, JJ} 端子からの信号に影響します。バイア
ンプ・モード {HH} を選択した時にのみ、LFとHFスピーカー出力 {OO, RR} の
信号に影響を与えます。
JJ. HIGH OUT(ハイ・アウト)̶ 1/4" TRS
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端子のラインレベル出力です。高
周波数の信号を出力し、バイアンプ構成で外部パワーアンプを使用する際に
使用できます。NOTE: この出力は、モード・スイッチ {HH, PP} の設定に関わ
らず、常に有効です。
KK. TUNER OUT(チューナー・アウト)̶ 楽器用チューナーを接続するための
端子です。このTRS
1
出力は常に有効で、チューブの効いたダイレクト出力
としても使用できます。
LL. IN(イン)̶ フロントパネルのInput 1の代替として使用できます。ワイ
アレス・レシーバーなどを接続する際などに便利です。フロントパネルの
Input 1にプラグを接続すると、この入力は無効となります。
MM. 主回路ブレーカー ̶ アンプを電気的な障害と回路のオーバーロードから保
護します。ボタンが飛び出しブレーカーが「落ちた」状態になった場合は、
Power {Z} をOFFにして、本体が冷却する時間を与えてください。スピーカー
や配線、その他の機材に破損が見られないことを確認し、各ブレーカーを押
すことによりリセットできます。
NN. 電源ケーブル用ソケット ̶ 付属**の電源ケーブルを、アンプのリアパネル
に記載された電圧と周波数の規定に一致した、アースされ正しく内部結線さ
れたコンセントに接続します。
** SM-1500は消費電力が大きいため、ヘビーデューティーな電源ケーブ
ルを必要とします。
安全のために:
延長ケーブルの使用が必要な場合
は、必要最小限の長さで1本のみの、10 AWGあるいはそれよりも太い
エキストラ・ヘビー・デューティーな延長ケーブルを使用してくださ
い。
OO. PARALLEL RIGHT (LOW FREQUENCY) SPEAKER OUTPUTS(パラレル・ライ
ト [低周波数] スピーカー・アウト)̶ これら3つの端子に、任意の組み合わ
せで右チャンネルまたは低周波数スピーカーを接続します。理想的な合計イ
ンピーダンス負荷は2オームで、2オームを下回る負荷の接続は絶対に行わな
いでください。スピーカーのパワー・ハンドリング能力は最低750ワットを
確保してください。
SM-1500は、1/4"とスピコンのスピーカー端子を装備しています。ロック形
式のコネクターであることと、パワー・トランスファーの効率面でのメリッ
トから、可能な限りスピコン端子を使用することをお勧めいたします。各側
3つずつの端子はそれぞれフルレンジで、パラレルにワイヤリングされてい
ます。スピーカーを接続する前に、後述「スピーカー・ガイドライン」を必
ずお読みください。
PP. NORMAL / BRIDGE(ノーマル/ブリッジ)スイッチ ̶ SM-1500パワーアン
プの主となる動作モードを選択します。各モードは、異なるスピーカー出力
とマスター・ボリュームを使用します。
モードを変更する際には、配線や機
材の設定を変更する必要が生じる場合があります。モードの設定と配線の変
更時には、電源をOFFにしてください。スイッチはパネルの開口の奥に設置
されていますので、設定を変更するには、ペン先などをご使用ください。
• Normal(ノーマル)モード ̶ パワー・アンプリファイアーは、ステレオ・
モード {HH} の場合は左右チャンネルとして、そしてバイアンプ・モードの
場合は高/低周波数チャンネルとして独立して作動します。ノーマル・モー
ドの場合、パラレル・ライト [*低周波数]/レフト [*高周波数] スピーカー出
力 {OO, RR} と、両方のボリューム・ノブ {Y} を使用します。
• Bridge(ブリッジ)モード ̶ 各パワー・アンプリファイアーはブリッジされ、
一つのパワー・ブロックとして機能します。ブリッジ・モードの場合、セン
ター・スピーカー出力一つ {QQ} と、内側のボリューム・ノブ {Y} のみを使用しま
す。
QQ. MONO (BRIDGE) MODE SPEAKER OUTPUT(モノ [ブリッジ] モード・スピー
カー・アウトプット)̶ ブリッジ・モードでは、スピコン形式のスピーカー
出力端子1つが使用できます。理想的な合計インピーダンス負荷は4オームで、
4オームを下回る負荷の接続は絶対に行わないでください。スピーカーのパ
ワー・ハンドリング能力は最低1500ワットを確保してください。スピーカー
を接続する前に、後述「スピーカー・ガイドライン」を必ずお読みください。
RR. PARALLEL LEFT (HIGH FREQUENCY) SPEAKER OUTPUTS(パラレル・レフ
ト [高周波数] スピーカー・アウトプット)̶ これら3つの端子に、任意の組
み合わせで左チャンネルまたは高周波数スピーカーを接続します。理想的な
合計インピーダンス負荷は2オームで、2オームを下回る負荷の接続は絶対に
行わないでください。スピーカーのパワー・ハンドリング能力は最低750ワ
ットを確保してください。
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TRSバランス・ジャック
NOTE: ジャック {FF, GG, JJ, KK} はバランスTRS(Tip/Ring/Sleeve)タイプで、TRSまたはTS(Tip/Sleeve)タイプの
プラグを使用できます。
Tip(チップ) = positive(+)
Ring(リング)= negative(−)
Sleeve(スリーブ)= ground(グラウンド)
標準のTS「モノラル」シールド・ギター・ケーブルを使用することもできますが、「ステレオ」TRSケーブルを
使用すると、特に長いケーブルを使用する場合において、S/N比の向上とハムの軽減につながることがあります。
リアパネル