Owners Manual

Table Of Contents
カートリッジ交換
カートリッジの交換は、ヘッドシェルをトーンアームか
ら取り外して作業を行ってください。
o
本機に装着されているカートリッジは、Ortofon
製「2M.Red」(MM ) です。
o
カートリッジの保護カバーを付けて作業することを
お勧めします。
ヘッドシェル
カートリッジ
シェルリード線
ネジ
ナット
( 本体に内蔵 )
1
シェルリード線の端子をカートリッジか
ら取り外す。
2
ネジを緩めてカートリッジを取り外す。
3
新しいカートリッジをネジを締めて取り
付ける。
o
ネジはカートリッジにあったものを使用して下
さい。
取り付け位置は、下図を参照してください。
528 ± 05mm
メモ
より正確にカートリッジの取り付け位置の調整を
するには、次項の「カートリッジ.アライメント(オー
バーハング調整)」の手順に従ってください。
4
シェルリード線の端子をカートリッジへ
取り付ける。
o
シェルリード線の信号名と色は下図を参照して
ください。
信号名
左チャンネル.+
左チャンネル.−
右チャンネル.+
右チャンネル.−
5
トーンアームのバランス、針圧の調整を
行う。
74 ページの「トーンアームのバランス、針圧
の調整」の手順に従ってください。
新しいカートリッジやヘッドシェルを TN-5BB に装着
する際は、カートリッジ調整ゲージを使用して、トラッ
キングエラーが最小になるようにカートリッジの取り付
け位置を調節してください。
カートリッジ調整ゲージについて
本機に付属のものを使うか、当社ホームページ (https://
teacjp/jp/product/tn-5bb/) より pdf をダウンロ
ドし、「実際のサイズ」で印刷してください。
印刷後、注意してセンターシャフト用の穴を開けるか、
センターシャフト用穴内にカッターナイフで十字の切れ
目を入れてください。
注意
o
調整時に針が引っかかって損傷させないために、印
刷は表面の滑らかな紙(写真印刷用の光沢紙など)
に印刷してください。
o
pdf を印刷後、センターシャフト用穴の中心と B
距離が正確に 60mm であることを確認してくださ
い。この距離が異なる場合、「実際のサイズ」で印刷
されていないので、カートリッジを正しい位置に取
り付けることができません。
センターシャフト用穴
この間が 60mm あることを確認する。
縦線 縦線
メモ
o
縦、横の線が基準線です。
o
トーンアームの回転の中心軸(トーンアームピボッ
ト)からレコードの中心までの距離を実効長、トー
ンアームピボットからカートリッジの針先までの距
離を有効長と呼び、有効長と実効長の差がオーバー
ハング長になります。簡易的なカートリッジ調整で
はこのオーバーハング長のみを前後に調整しますが、
この調整ツールを使ってより精密にカートリッジの
取り付け位置や角度を調整することで、よりトラッ
キングエラーの出にくいセッティングをすることが
できます。
カートリッジの取り付けについて
前項の「カートリッジ交換」で説明している位置にカー
トリッジを仮止めしてから作業を行ってください。
カートリッジの位置を調節するときは、カンチレバーと
ヘッドシェルの中心を合わせた状態で、ネジ穴に沿って
カートリッジを移動してください。(下図参照)
中心
d:外側、e:内側
o
カートリッジの側面とカンチレバーが個体差により
平行になっていないことがあります。わずかな傾き
ですが、本調整を行うときには無視できない傾きな
ので、カンチレバーを基準にして中心をそろえてく
ださい。
o
カートリッジの位置を微調整できるように、カート
リッジをヘッドシェルに取り付けるネジは、適度に
締め付けて、仮止めしてください。締め付けすぎると、
カートリッジの位置を調節できなくなります。
1
カートリッジ調整ゲージのセンターシャ
フト用穴をセンターシャフトに刺して
ターンテーブルの上に置く。
2
カートリッジ調整ゲージとトーンアーム
を動かして、 A を通る縦線とヘッドシェ
ルの中心が一致する位置を探す。
カートリッジ アライメント(オーバーハング調整)
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