Owners Manual

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4-5. 運転支援装置について
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警告
安全にお使いいただくために
安全運転を行う責任は運転者にあります。常に周囲の状況を把握し、安全運転
に努めてください。
プリクラッシュセーフティシステムを日常のブレーキ操作のかわりには絶対
に使用しないでください。本システムはあらゆる状況で衝突を回避または衝突
の被害を軽減するものではありません。システムに頼ったり、安全を委ねる運
転をしたりすると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
プリクラッシュセーフティシステムは衝突回避を支援、あるいは衝突被害の軽
減に寄与することを目的としていますが、その効果はさまざまな条件によりか
わります。そのため、常に同じ性能を発揮できるものではありません。
次の項目をお読みいただき、システムを過信せず安全運転につとめてくださ
い。
衝突の可能性がなくてもシステムが作動するおそれがあるとき P. 211
システムが正常に作動しないおそれがあるとき:→ P. 213
お客様ご自身でプリクラッシュセーフティシステムの作動テストを行わない
でください。状況によってシステムが正常に作動せず、思わぬ事故につながる
おそれがあります。
プリクラッシュブレーキについて
プリクラッシュブレーキが作動したときは、強いブレーキがかかります。
プリクラッシュブレーキの作動により車両が停止したときは、2 秒後にプリ
クラッシュブレーキが解除されます。必要に応じて運転者自らブレーキをかけ
てください。
プリクラッシュブレーキは運転者の操作状態によっては作動しません。運転者
がアクセルペダルを強く踏んでいたり、ハンドルを操作したりしていると、
合によっては運転者の回避操作とシステムが判断し、プリクラッシュブレーキ
が作動しない場合があります。
プリクラッシュブレーキ作動中に、アクセルペダルを強く踏んだり、ハンドル
を操作したりすると、場合によっては運転者の回避操作とシステムが判断し、
プリクラッシュブレーキの作動が解除されます。
ブレーキペダルを踏んでいるときは、運転者の回避操作とシステムが判断し、
プリクラッシュブレーキの作動開始タイミングが遅れる場合があります。