Owners Manual
261
4-5. 運転支援装置について
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警告
■ TRC の効果を発揮できないとき
すべりやすい路面では、TRC が作動していても、車両の方向安定性や駆動力が
得られないことがあります。車両の方向安定性や駆動力を失うような状況では、
特に慎重に運転してください。
■ ヒルスタートアシストコントロールの効果を発揮できないとき
● ヒルスタートアシストコントロールを過信しないでください。急勾配の坂や、
凍った路面ではヒルスタートアシストコントロールが効かないことがありま
す。
● ヒルスタートアシストコントロールはパーキングブレーキのように車を長時
間駐停車するための機能ではありませんので、同機能を坂道での駐停車のため
に使用しないでください。思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
■ スリップ表示灯が点滅しているとき
VSC または TRC が作動中であることを知らせています。常に安全運転を心が
けてください。無謀な運転は思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。表
示灯が点滅したら特に慎重に運転してください。
■ TRC や VSC を OFF にするとき
TRC や VSC は駆動力や車両の方向安定性を確保しようとするシステムです。
そのため、必要なとき以外は TRC 機能、VSC 機能を作動停止状態にしないで
ください。TRC や VSC を作動停止状態にしたときは、路面状況に応じた速度
で、特に慎重な運転を心がけてください。
■ タイヤを交換するとき
4 輪とも指定されたサイズで、同じメーカー・銘柄・トレッドパターン(溝模
様)のタイヤを使用し、推奨された空気圧にしてください。(→ P. 451)
異なったタイヤを装着すると、ABS・TRC・VSC が正常に作動しません。
タイヤ、またはホイールを交換するときは、トヨタ販売店に相談してください。
■ タイヤとサスペンションの取り扱い
問題があるタイヤを使用したり、サスペンションを改造したりすると、運転を
補助するシステムに悪影響をおよぼし、システムの故障につながるおそれがあ
ります。