Owners Manual

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1-1. 安全にお使いいただくために
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SRS エアバッグが作動すると
SRS エアバッグは高温のガスにより非常に速い速度でふくらむため、すり傷・
やけど・打撲などを受けることがあります。
作動音と共に白いガスが発生します。
フロント席・フロントピラー・リヤピラー・ルーフサイドレールの一部分など
だけでなくエアバッグ構成部品(ハンドルのハブ・エアバッグカバー・インフ
レーター)も数分間熱くなることがあります。エアバッグそのものも熱くなり
ます。
フロントウインドウガラスが破損することがあります。
T-Connectをご利用のお客様は、SRSエアバッグが作動すると自動的に緊急通
報がヘルプネットセンターに送信されます。オペレーターからの呼びかけに応
答がない場合は、緊急車両を手配します。
詳しくは別冊「ナビゲーションシステム取扱書」を参照してください。
SRS エアバッグが作動するとき(フロント SRS エアバッグ)
フロント SRS エアバッグは、衝撃の強さが設定値(移動も変形もしない固定さ
れた壁に、車速約 20 30km/h で正面衝突した場合の衝撃の強さに相当する
値)以上の場合に作動します。
ただし、次のような場合はエアバッグが作動する車速は設定値より高くなりま
す。
駐車している車や標識のような衝撃によって移動や変形するものに衝突した
場合
もぐり込むような衝突の場合(例えば、車両前部がもぐり込む、下に入り込
む、トラックの下敷きになるなど)
衝突条件によってはシートベルトプリテンショナーのみ作動する場合がありま
す。
SRS エアバッグが作動するとき(SRS サイド&カーテンシールドエアバッグ)
SRS サイド&カーテンシールドエアバッグは、衝撃の強さが設定値(約 1.5t
の車両が約 20 30km/h の速度で客室へ直角に衝突した場合の衝撃の強さに
相当する値)以上の場合に作動します。
前面衝突時でも、特に衝撃が大きい場合は左右の SRS カーテンシールドエア
バッグが開く場合があります。
知識