このたびはヤマハI/OラックRio3224-D2/Rio1608-D2をお買い求めいただきま して、 まことにありがとうございます。 Rio3224-D2/Rio1608-D2の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永く ご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みください。 オーディオインターフェース JA
目 接続方法について 次 24 デイジーチェーン接続 ................................................ 24 スター接続.................................................................... 24 安全上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 はじめに 6 特長 .................................................................................. 6 Dante ネットワークの設定と オーディオルーティング.................................... 25 ヘッドアンプのコントロール 25 ファームウェアのアップデート.................................... 6 対応機器からのコントロール.....................................
安全上のご注意 警告 ご使用の前に、必ずよくお読みください。 必ずお守りください 電源 / 電源コード 電源コードが破損するようなことをしない。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使 用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産へ の損害を未然に防止するためのものです。必ずお守 • ストーブなどの熱器具に近づけない 禁止 • 無理に曲げない • 傷つけない • 電源コードに重いものをのせない りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見ら れる所に必ず保管してください。 感電や火災の原因になります。 電源はこの機器に表示している電源電圧で 使用する。 「警告」と「注意」について 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。 必ず実行 誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容 を、危害や損害の大きさと切迫の程度を区分して掲載 しています。 警告 「死亡する可能性または重傷 を負う可能性が想定される」 内容です。 電源コードは、必ず付属のものを使用する。 また、付属の電源コードをほかの製品に使 用しない。 必ず実行 故障、発熱、火災などの原因
分解禁止 異常に気づいたら この機器の内部を開けたり、内部の部品を 分解したり改造したりしない。 下記のような異常が発生した場合、すぐに 電源を切り、電源プラグをコンセントから 抜く。 感電や火災、けが、または 禁止 必ず実行 故障の原因になります。異 常を感じた場合など、点検 • 電源コード/プラグがいたんだ場合 • 製品から異常なにおいや煙が出た場合 や修理は、必ずお買い上げ • 製品の内部に異物が入った場合 の販売店または巻末のヤマ • 使用中に音が出なくなった場合 ハ修理ご相談センターにご • 製品に亀裂、破損がある場合 依頼ください。 そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障 のおそれがあります。至急、お買い上げの販売店ま 水に注意 たは巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検や修理 をご依頼ください。 • この機器の上に花瓶や薬品など液体の 入ったものを置かない。 禁止 • 浴室や雨天時の屋外など湿気の多いとこ ろで使用しない。 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または この機器を落とすなどして破損した場合は、 すぐに電源を切り、電源プラグをコンセン
この機器をEIA標準ラックにマウントする 場合は、7 ページの「ラックマウント時の 注意」をよく読んでから設置する。 必ず実行 放熱が不十分だと機器内部に熱がこもり、火災や故 障、誤動作の原因になることがあります。 ・ この機器上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製 品などを置かないでください。この機器のパネルや鍵盤 が変色 / 変質する原因になります。 ・ 手入れするときは、乾いた柔らかい布をご使用くださ い。ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用 すると、変色 / 変質する原因になりますので、使用しな いでください。 この機器をお手入れをするときは、必ず コンセントから電源プラグを抜く。 ・ 機器の周囲温度が極端に変化して ( 機器の移動時や急 激な冷暖房下など )、機器が結露しているおそれがある 場合は、電源を入れずに数時間放置し、結露がなくなっ てから使用してください。結露した状態で使用すると故 障の原因になることがあります。 感電の原因になることがあります。 ・ 使用後は、必ず電源をオフにしましょう。 お手入れ 必ず実行 ■ コネクターに関する注意 取り扱い この機
はじめに 内蔵ヘッドアンプをリモートコントロール はじめに このたびは、ヤマハ I/O ラック Rio3224-D2、 Rio1608-D2 をお買い求めいただきまして、まことにあ りがとうございます。本製品は、ミキシングシステムで使 用する Dante 対応 I/O ラックです。Rio3224-D2 は、 32 チャンネルのアナログ入力、 16 チャンネルのアナロ グ出力と、8 チャンネルの AES/EBU 出力を備えた I/O ラックです。Rio1608-D2 は、16 チャンネルのアナログ 入力、8 チャンネルのアナログ出力を備えた I/O ラックで す。この取扱説明書では、ミキシングエンジニアやオペ レーターがミキシングシステムの設定や事前準備のとき の、設定方法やトラブルシューティングを説明していま す。本製品のさまざまな機能を十分にご活用いただくため に、ご使用の前にこの取扱説明書を必ずお読みください。 また、お読みになったあとも、大切に保管してください。 NOTE ・ 本文中の説明で Rio3224-D2 と Rio1608-D2 とで仕 様が異なる場合、Rio1608-D2 のみの仕様につ
Dante について ラックマウント時の注意 Dante について この機器が動作保証する室温は 0 〜 40 ℃です。 この機 器を複数台または他の機器と一緒に EIA 標準のラック にマウントする場合、各機器からの熱でラック内の温度 が上昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。 この機器に熱がこもらないように、必ず以下の条件で ラックにマウントしてください。 Dante は Audinate 社が開発したネットワークオーディ オプロトコルです。ギガビットイーサネット対応のネット ワーク環境で、サンプリング周波数 / ビットレートが違う 複数のオーディオ信号や、機器のコントロール信号を同時 に扱える特長を持っています。 ・ 3 台以上の Rio-D2 をすき間を空けずにマウントす る場合は、 ファン速度を HIGH に設定してください。 ・ ファン速度を LOW に固定してこの機器を複数台 マウントする場合は、この機器 2 台ごとに 1U 以上 の隙間を空けてください。また、この隙間は通風パ ネルを取り付けたり、開放したりして、十分な通気 を確保してください。 ・ パワーアンプなどの発熱しや
各部の名称と機能 各部の名称と機能 フロントパネル 1 2 3 45 6 7 89 0 A B 3 1 [INPUT]( インプット ) 端子 1 〜 32 {1 〜 16} XLR-3-31 タイプのバランス型端子で、各チャンネ ルにアナログ信号を入力します。定格入力レベルは ‒62dBu 〜 +10dBu です。+48V ファンタム電源 を必要とする機器に電源を供給できます。 2 [+48V] インジケーター 3 [SIG]( シグナル ) インジケーター 各チャンネルの入出力が ‒40dBFS 以上のとき緑色 に点灯します。 また、本体に重大なエラーが発生した場合は、すべて のチャンネルで点灯もしくは点滅します。 4 [PEAK]( ピーク ) インジケーター 各 INPUT チャンネルの +48V ファンタム電源の設 定がオンのとき点灯します。オン / オフ切り替えは、本 体フロントパネルにあるディスプレイや対応デジタル ミキサーなどからコントロールします。[+48V MASTER] スイッチがオフの場合、各チャンネルの ファンタム電源の設定がオンでもファンタム電源は供 給
フロントパネル 9 電源スイッチ ( ) 本体の電源をオン / オフします。 注意 電源スイッチがオフの状態でも微電流が流れていま す。長時間使用しないときは、 必ず電源コードを AC コ ンセントから抜いてください。 NOTE 電源スイッチのオン / オフを連続して素早く切り替え ると、誤動作の原因になることがあります。 電源スイッ チをオフにしてから再度オンにする場合は、6 秒以上 の間隔を空けてください。 0 [+48V MASTER] (+48V マスター) スイッチ +48V ファンタムマスター電源をオン / オフしま す。 [+48V MASTER] スイッチがオフの場合、 各チャン ネルのファンタム電源の設定をオンにしてもファン タム電源は供給されません。この場合、[+48V] イン ジケーターは各チャンネルのオンを点滅で示します。 A [AES/EBU OUT] 端子 1/2 〜 7/8 (Rio3224-D2 のみ ) XLR-3-32 タイプのバランス型端子で、各チャンネ ルから AES/EBU フォーマットのデジタルオーディ オを出力します。1 つの端子で 2 チャンネル出力
各部の名称と機能 リアパネル C D E F G C [PRIMARY] 端子 /[SECONDARY] 端子 イーサネットケーブル (CAT5e 以上を推奨 ) を使用 して、RIVAGE PM、 CL、 QL、 TF シリーズなどの Dante 機器と接続する etherCON (RJ45) 端子で す。 [PRIMARY] 端子と [SECONDARY] 端子それぞれ の通信状態をあらわすインジケーターです。 Ethernet ケーブルが正しく接続されている場合に は速く点滅します。 ディスプレイにて、SETUP メニューの SECONDARY PORT パラメーターを DAISY CHAIN に設定している場合、片方の端子から入って きた信号をもう片方の端子に送信します。デイジー チェーンの具体的な接続方法は「接続方法について」 の「デイジーチェーン接続」 (24 ページ ) をご参照く ださい。 E [1G] インジケーター ディスプレイにて、SETUP メニューの SECONDARY PORT パラメーターを REDUNDANT に設定している場合、[PRIMARY] 端子はプラ
ディスプレイ操作 ディスプレイ操作 操作の流れ Rio-D2 は、フロントパネルにあるディスプレイと◀ (DEC) ボタン、 ▶ (INC) ボタン、スイッチ付きエンコーダーを使用し て、各メニューに表示される様々なパラメーターを設定します。 ・ メニュー名は、ディスプレイ左端に表示されています。 ・ メニューごとの各種パラメーターは、ディスプレイ中央に表示されています。 ・ 本体の状態は、ディスプレイ右端にアイコンにて表示されています。 メニュー構成 ディスプレイ左端に表示されているメニューは、以下のような構成になっています。◀ (DEC) ボタンと▶ (INC) ボタンの押 し方でメニューが選択できます。 METER GAIN +48V ON HPF ON HPF F GC ON *1 SETUP INFORMATION METER *1 GC = Gain Compensation メニュー選択 以下のどちらかの方法で、1 つ下のメニューを選択できます。 ・ ◀ (DEC) ボタンと▶ (INC) ボタンを同時に押す。 ・ ◀ (DEC) ボタンを 1.
ディスプレイ操作 ポート選択 METER メニューの場合 ◀ (DEC) ボタン、 ▶ (INC) ボタンを押すことでポートの選択ができます。その際、選択されたポートの LED(Input の場 合 +48V/SIG/PEAK、 Output の場合 SIG) が 1 秒間点灯します。該当位置は白枠カーソルで表します。フロントパネ ルの操作が無い状態が 10 秒以上続くと白枠カーソルは消えます。再度◀ (DEC) ボタン、 ▶ (INC) ボタンを押すと、 前 回のポート位置に白枠カーソルが表示されます。 また◀ (DEC) ボタン、 ▶ (INC) ボタンを長押しすることで、8 ポートごとの先頭ポートにジャンプします。 GAIN、 +48V ON、 HPF ON、HPF F、GC ON メニューの場合 ◀ (DEC) ボタン、 ▶ (INC) ボタンを押すことで入力ポートやステータスの選択ができます。出力ポートの選択はできま せん。選択された入力ポートのパラメーター表示部は反転表示し、同時に、選択された入力ポートの LED (+48V/SIG/PEAK) が 1 秒間点灯します。 フロントパネルの操作が
METER メニュー METER メニュー 左側に全入力ポートのレベルメーターを、右側に全出力ポートのレベルメーターを表示します。 ディスプレイ上部では、選択されているポートの +48V ON、 HPF ON、GC ON の状態をアイコンで表示します。 Rio3224-D2 Rio1608-D2 メーターの読み方 ‒3dBFS 以上の入出力がある場合 ‒18dBFS 以上で ‒3dBFS を超えない入出力がある場合 ‒60dBFS 以上で ‒18dBFS を超えない入出力がある場合 NOTE PEAK HOLD は常にオンの状態ですが、スイッチ付きエンコーダーを押すことで、 すべてのポートに対して HOLD している PEAK がクリアされます。 ヘッドアンプ (HA) ゲイン値の設定 スイッチ付きエンコーダーを回すことで、選択されたポートの HA ゲイン値を変更できます。‒6dB 〜 +66dB の間 で、1dB 単位で変更できます。 取扱説明書 13
ディスプレイ操作 GAIN メニュー 全入力ポートの HA パラメーター( 上段:ポートネーム、中段:GC ON 状態とコンペンセーションゲイン値、下段:HA ゲイン 値 ) と全出力ポートのポートネーム、本体のステータスを表示します。このメニューでは各入力ポートの HA ゲイン値が設 定できます。 Rio3224-D2 入力ポート Rio3224-D2 出力ポート / ステータス ( 右上 ) Rio1608-D2 入力ポート ( 左半分 ) / 出力ポート ( 右下 )/ ステータス ( 右上 ) ヘッドアンプ (HA) ゲイン値の設定 スイッチ付きエンコーダーを回すことで、選択されたポートの HA ゲイン値を変更できます。‒6dB 〜 +66dB の間 で、1dB 単位で変更できます。 +48V ON メニュー 全入力ポートの +48V パラメーター( 上段:ポートネーム、下段:+48V ON 状態 ) と全出力ポートのポートネーム、本体の ステータスを表示します。このメニューでは各入力ポートのファンタム電源 (+48V) のオン / オフが設定できます。 Rio3224-D2 入力ポート
HPF ON メニュー HPF ON メニュー 全入力ポートの HPF パラメーター( 上段:ポートネーム、中段:HPF カットオフ周波数、下段:HPF ON 状態 ) と全出力ポー トのポートネーム、本体のステータスを表示します。このメニューでは各入力ポートの HPF のオン / オフが設定できます。 Rio3224-D2 入力ポート Rio3224-D2 出力ポート / ステータス ( 右上 ) Rio1608-D2 入力ポート ( 左半分 )/ 出力ポート ( 右下 )/ ステータス ( 右上 ) HPF のオン / オフ設定 スイッチ付きエンコーダーを回すことで、選択されたポートの HPF のオン / オフが選択できます。値が変更された場 合、選択中パラメーター表示部は点滅します。エンコーダーを押すことで実際に設定され、点滅はなくなります。もしパ ラメーター表示部が点滅中にカーソル移動した場合、変更は無効となり、点滅もなくなります。同様に、もしパラメー ター表示部が点滅中にメニュー選択を切り替えた場合、変更は無効となります。 HPF F メニュー 全入力ポートの HPF パラメーター( 上
ディスプレイ操作 GC (Gain Compensation) ON メニュー 全入力ポートの GC パラメーター( 上段:ポートネーム、中段:GC が ON の場合コンペンセーションゲイン値、GC が OFF の場合 HA ゲイン値、 下段:GC ON 状態 ) と全出力ポートのポートネーム、本体のステータスを表示します。このメニューで は各入力ポートの GC のオン / オフが設定できます。 Rio3224-D2 入力ポート Rio3224-D2 出力ポート / ステータス ( 右上 ) Rio1608-D2 入力ポート ( 左半分 )/ 出力ポート ( 右下 )/ ステータス ( 右上 ) GC のオン / オフ設定 スイッチ付きエンコーダーを回すことで、選択されたポートの GC のオン / オフが選択できます。値が変更された場合、 選択中パラメーター表示部は点滅します。エンコーダーを押すことで実際に設定され、点滅はなくなります。もしパラ メーター表示部が点滅中にカーソル移動した場合、変更は無効となり、点滅もなくなります。同様に、もしパラメーター 表示部が点滅中にメニュー選択を切り替えた場合、
SETUP メニュー SETUP メニュー 本体に関する現在の各種セットアップ設定値を表示します。 セットアップ項目の選択 ◀ (DEC) ボタン、 ▶ (INC) ボタンを押すことでセットアップ項目の選択ができます。選択された項目のパラメーター値 は反転表示となります。フロントパネルの操作が無い状態が 10 秒続くと、反転表示はなくなります。また、◀ (DEC) ボ タン、▶ (INC) ボタンを長押しすることで画面が切り替わります。 パラメーター値の設定 スイッチ付きエンコーダーを回すことで、選択された項目のパラメーター値を選択できます。値が変更された場合、選択 中パラメーター表示部は点滅します。エンコーダーを押すことで実際に設定され、点滅はなくなります。もしパラメー ター表示部が点滅中にカーソル移動した場合、変更は無効となり、点滅もなくなります。同様に、もしパラメーター表示 部が点滅中にメニュー選択を切り替えた場合、変更は無効となります。 パラメーター一覧表 選択可能な項目とパラメーターの内容、設定できる値は以下の通りです (* はデフォルト値 )。 項目 / パラメーター 内容 設定値
ディスプレイ操作 項目 / パラメーター 内容 設定値 SECONDARY PORT Dante セカンダリーポートの動作モードを設定します。 DAISY CHAIN*, REDUNDANT FAN SPEED ファンの回転速度を設定します。 LOW*, HIGH NETWORK MODE IP アドレス設定モードを選択します。この IP アドレスは、コンピュー ターなどから本体をリモートコントロールしたり、 ファームウェアアッ プデートをしたりするときに使用します。Dante 用の IP アドレスとは 異なります。 AUTO*, STATIC IP IP ADDRESS IP アドレスを設定します。 (STATIC IP 設定時 ) 0.0.0.0 AUTO の際は現在値表示 * SUBNET MASK SUBNET MASK を設定します。 (STATIC IP 設定時 ) 0.0.0.0 AUTO の際は現在値表示 * DEFAULT GW DEFAULT GATEWAY を設定します。 (STATIC IP 設定時 ) 0.0.0.
ステータスバー ステータスバー ディスプレイ右端のステータスバーにおいて、Rio-D2 本体の状態をアイコンで表示します。 アイコン 表示されるアイコンは 6 種類あります。 ERROR INFORMATION MUTE DAISY CHAIN PANEL LOCK HA READ ONLY アイコンによって表示位置が変わります。 上段 ERROR アイコン もしくは INFORMATION アイコン を表示します。 ERROR および INFORMATION の両方が発生するときは、ERROR アイコンが優先して表示されます。 ERROR または INFORMATION いずれも発生していないときは、非表示となります。 ERROR または INFORMATION が発生しているときは、 各 HA 画面内のステータス表示部の 2 行目にその 内容が表示されます。内容は「メッセージ一覧」 (→ P.
ディスプレイ操作 INFORMATION メニュー 本体の各種情報が表示されます。 INFORMATION メニュー選択時 項目の選択と詳細情報の表示 ◀ (DEC) ボタン、 ▶ (INC) ボタンを押すことで項目の選択ができます。フロントパネルの操作が無い状態が 10 秒以上 続くと、反転表示はなくなります。 スイッチ付きエンコーダーを押すことで、選択した項目の詳細情報を表示します。またエンコーダーを回すことで、表示 内容を上下にスクロールすることができます。 項目一覧表 表示項目は以下の通りです。 項目 内容 SYSTEM 本体のバージョンや SYSTEM/SYNC ステータス、ERROR 発生状況を表示します。 DANTE Dante に関する設定情報を表示します。( 表示のみ ) LOG 本体のイベント / エラー発生履歴を表示します。 REPORT 本体の基本情報、 履歴情報を表示します。 SYSTEM 情報表示例 DANTE 情報表示例 *) DEVICE LABEL、SAMPLE RATE、ENCODING、LATENCY、PREFERRED LEADER は、
Dante Domain Manager (DDM) 対応 (V1.10 以降 ) Dante Domain Manager (DDM) 対応 (V1.10 以降 ) NOTE Rio-D2 を DDM でドメイン参加させるには、ファームウェア V1.
ディスプレイ操作 INFORMATION ‒ REPORT 画面 ■ ドメイン参加時 * Local Access = Read Only、Remote Access = None ■ DDM サーバーなし 1 DDM̲CONNECT̲STATE ネットワーク上の DDM サーバーとの接続状態を表示します。 • CONNECTED: ネットワーク上の DDM サーバーと接続 • DISCONNECTED: ネットワーク上に DDM サーバーなし 2 DDM̲DOMAIN̲KIND DDM ドメインへの参加状態を表示します。 • DOMAIN: 任意の DDM ドメインに参加 • UNMANAGED: ドメイン不参加 3 DDM̲DOMAIN̲UUID DDM ドメインに参加しているときは、該当ドメインの UUID を表示します。 ドメインに不参加のときは、FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF‒FF が表示されます。 4 DDM̲LOCAL̲ACCESS 本体の Dante 設定 (DANTE PATCH 含む ) のアクセス状態を表示します。 •
その他の機能 その他の機能 工場出荷時状態に初期化する ◀ (DEC) ボタンと▶ (INC) ボタン両方を押しながら電源を入れることで、 本体の状態を工場出荷時に戻すモードに入り ます。これは SETUP メニューで、 INITIALIZE → FACTORY PRESET を選択した時と同様です。 HA パラメーターを初期化する ◀ (DEC) ボタンだけを押しながら電源を入れることで、 HA パラメーター値を工場出荷時に戻すモードに入ります。 これは SETUP メニューで、 INITIALIZE → HA PARAMETERS を選択した時と同様です。 Dante パラメーターを初期化する ▶ (INC) ボタンだけを押しながら電源を入れることで、Dante パラメーター値を工場出荷時に戻すモードに入ります。 これは SETUP メニューで、 INITIALIZE → DANTE SETTINGS を選択した時と同様です。 工場出荷時の初期値 工場出荷時の初期値に関しては、以下の表をご参照ください。 パラメーター SETUP HA Parameters DANTE Settings UN
接続方法について 接続方法について このモデルの Dante ネットワークでの接続には、 2 つの 方法があります。 NOTE デイジーチェーン接続は、接続機器が少数台の簡単な システムのときに使用します。 複数台接続する場合は、スター接続をおすすめします。 デイジーチェーン接続 デイジーチェーンとは、機器を数珠つなぎにする接続方法 です。ネットワーク構築が簡単で、ネットワークスイッチ も不要です。 接続する機器が多くなると、末端機器間の伝送遅延が増え るため、Dante ネットワーク上の音切れを防ぐためにも レイテンシーを大きく設定する必要があります。また、 ケーブルの断線などによりシステムに障害が発生すると、 ネットワークがそこで分断され、その先の機器との伝送が できなくなります。 スター接続 スター接続とは、ネットワークスイッチを中心に機器を接 続する方法です。ギガビットイーサネットに対応したネッ トワークスイッチを使うことで、 幅広い帯域が必要な大規 模ネットワークにも対応します。 ネットワークスイッチに は、ネットワークを制御 / 監視するための様々な機能 ( 任 意のデータ回線のクロック同期
Dante ネットワークの設定と オーディオルーティング Dante ネットワークの設定と オーディオルーティング Rio-D2 には Sample Rate、Latency、Encoding などの Dante ネットワークの設定を変更する機能がありませ ん。Dante ネットワークの設定は、 Dante Controller か、 対応デジタルミキサーから行ないます。 ヘッドアンプの コントロール Rio-D2 のヘッドアンプは、ヤマハデジタルミキサーなど からコントロールできます。 Dante ネットワークの設定の詳細は、各対応デジタルミ キサーの取扱説明書をご参照ください。 Dante ネットワークでは、複数の Dante 機器のオーディ オ入出力を自由にルーティングできます。そのため、どの チャンネルの信号を、どこに送るかを設定する必要があり ます。 対応機器からのコントロール Dante ネットワークとオーディオルーティングの設定 は、Dante Controller を使います。 Rio-D2 と接続された対応機器のディスプレイには Rio-D2 のモデル名と UNIT ID が表示
困ったときは 困ったときは 困ったときは ( トラブルシューティング ) 症状 原因 対策方法 電源が入らない、 電源インジケーター が点灯しない 電源コードが正しく接続されていない 電源コードを正しく接続してください (10 ページ ) 電源スイッチがオンになっていない 電源スイッチをオンにしてください。それでも電源が 入らない場合は、30 ページに記載されているヤマハ修 理ご相談センターにご連絡ください。 音が入力されない ケーブルが正しく接続されていない ケーブルを正しく接続してください。 外部機器から信号が入力されていない 外部機器から信号を出力して、該当チャンネルの SIG インジケーターを点灯させてください。 内蔵ヘッドアンプの GAIN が適切なレベ 内蔵ヘッドアンプの GAIN を適切なレベルに設定して ルでない ください。 SETUP メニューの START UP MODE 対応デジタルミキサーを起動して、設定を Rio-D2 に の設定が REFRESH で、 対応デジタルミ 送ってください。 キサーが起動していない 入力レベルが小さい コンデンサーマイクが接
メッセージ一覧 メッセージ一覧 Rio-D2 では、フロントパネルのディスプレイにエラー/ アラート / ワーニング / インフォメーション / コンファメーショ ンの各メッセージを表示します。 エラーメッセージ メッセージ 内容 対策方法 SYSTEM DOWN - PLEASE CONTACT YAMAHA SERVICE 前回実行時に、システム異常を検出しました。 ヤマハ修理ご相談センターにご連絡くださ い。 DANTE MODULE ERROR Dante モジュールに異常を検出しました。 本体を再起動してください。 ILLEGAL MAC ADDRESS - PLEASE CONTACT YAMAYA SERVICE 正常な Mac Address を持っていません。 ヤマハ修理ご相談センターにご連絡くださ い。 FAN HAS MALFUNCTIONED PLEASE CONTACT YAMAHA SERVICE ファンが正常に機能していません。 MEMORY ERROR 不揮発メモリーからの読み込みに失敗しまし た。 前回動作時に保存した情報が消えているの で、
困ったときは インフォメーションメッセージ メッセージ 内容 FACTORY INITIALIZE IN PROGRESS 工場出荷状態に初期化を開始しました。 FACTORY INITIALIZE COMPLETED 工場出荷状態に初期化を完了しました。 HA MEMORY INITIALIZE IN PROGRESS HA パラメーターの初期化を開始しました。 HA MEMORY INITIALIZE COMPLETED HA パラメーターの初期化を完了しました。 DANTE INTIALIZE IN PROGRESS Dante 設定の初期化を開始しました。 DANTE INITIALIZE COMPLETED Dante 設定の初期化を完了しました。 FRONT PANEL LOCKED パネルロックを開始しました。 FRONT PANEL LOCKED.
メッセージ一覧 SYNC メッセージ メッセージ ID * 内容 対策方法 NORMAL 正常動作中 ーーー SYNCHRONIZATION Dante ネットワーク内の同期処理中。 起動終了もしくは同期が完了するまでお待ち ください。完了するまで最大 45 秒かかること があります。 WRONG WORD CLOCK! E01-03 ワードクロックの設定が間違っています。 対応デジタルミキサーまたは Dante Controller でクロックリーダーとサンプリン グ周波数を正しく設定してください。 DANTE PORT DOES NOT HAVE CONNECTION! E01-04 Dante ネットワークの回線が繋がっていませ ん。 Ethernet ケーブルが抜けていないか、または 断線していないか確認してください。 DANTE CONNECTION ERROR! E01-05 Dante ネットワークの結線が間違っているた め、他の Dante 機器が発見できません。 Ethernet ケーブルの結線が正しいかどうか確 認してください。 DANTE I
アフターサービス アフターサービス お問い合わせ窓口 保証と修理について お問い合わせや修理のご依頼は、お買い上げ店、または 保証と修理についての詳細は下記のとおりです。 次のお問い合わせ窓口までご連絡ください。 ●保証書 ●機能や取り扱いに関するお問い合わせ ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター ( レシート、売買契約書、納品書など ) とあわせて、大切に 保管してください。 ●保証期間と期間中の修理 ※固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 ていただきます。お客様に製品を持ち込んでいただくか、 上記番号でつながらない場合は 受付時間 本書に保証書が掲載されています。購入を証明する書類 03-5488-5447 月曜日〜金曜日11:00〜17:00 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く) オンラインサポート https://jp.yamaha.
保 持込修理 品 名 ※品 番 証 本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。 お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示 の上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。 ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書 など)をあわせてご提示ください。 I/Oラック ※シリアル番号 保 証 期 間 本 体 書 お買上げの日から1ケ年間 ※お買上げ日 年 月 日 (詳細は下項をご覧ください) ※ 販 店 所在地 売 お 客 様 ご住所 お名前 電 話 様 ( 印 名 電 店 話 ( ) ) 株式会社ヤマハミュージックジャパン PA営業部 ご販売店様へ ※印欄は必ずご記入ください。 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町41番12号 KDX箱崎ビル TEL. 03-5652-3850 保証規定 1. 2. 3. 4.
仕様 仕様 一般仕様 サンプリング周波数 External 44.1 kHz +4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0% ±200 ppm 48 kHz +4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0% ±200 ppm 88.2 kHz +4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0% ±200 ppm 96 kHz +4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0% ±200 ppm シグナルディレイ Less than 1.9 ms Rio-D2 INPUT to Rio-D2 OUTPUT connect with PM10 using Dante, Fs= 96 kHz. Dante Receive Latency set to 0.25 msec 周波数特性 +0.5, –1.5 dB 20 Hz-20 kHz, refer to +4 dBu output @1 kHz, INPUT to OUTPUT, Fs= 48 kHz +0.5, –1.
アナログ入力 アナログ入力 入力端子 ゲイン +66 dB INPUT 1-16 –6 dB +66 dB INPUT 17-32*2 –6 dB 入力 インピーダンス ソース インピーダンス 7.5 kΩ 7.5 kΩ 入力レベル コネクター 規定レベル 最大ノンクリップレベル 50-600Ω Mics & 600Ω Lines –62 dBu (0.616 mV) –42 dBu (6.16 mV) +10 dBu (2.45 V) +30 dBu (24.5 V) 50-600Ω Mics & 600Ω Lines –62 dBu (0.616 mV) –42 dBu (6.16 mV) +10 dBu (2.45 V) +30 dBu (24.5 V) XLR-3-31 type (Balanced)*1 XLR-3-31 type (Balanced)*1 *1. バランス型 (1= GND, 2= HOT, 3= COLD) *2. Rio3224-D2 のみ。 * 0 dBu= 0.
仕様 寸法図 11.5 350 367.5 6 Rio3224-D2 220 480 11.5 350 367.
ATTENTION RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE-NE PAS OUVRIR CAUTION: TO REDUCE THE RISK OF ELECTRIC SHOCK, DO NOT REMOVE COVER (OR BACK). NO USER-SERVICEABLE PARTS INSIDE. REFER SERVICING TO QUALIFIED SERVICE PERSONNEL. The above warning is located on the rear of the unit. ATTENTION : POUR RÉDUIRE LES RISQUES D'ÉLECTROCUTION, NE PAS RETIRER LE CAPOT (OU LE DOS). NE CONTIENT PAS DE PIÈCES NÉCESSITANT L'INTERVENTION DE L'UTILISATEUR. POUR TOUTE INTERVENTION, FAIRE APPEL À DES PROFESSIONNELS QUALIFIÉS.
ヤマハ プロオーディオ ウェブサイト http://www.yamahaproaudio.com/ ヤマハダウンロード https://download.yamaha.