User's Manual
2-22
Chapter 2: ハードウェア
Chapter 2
A88X-PRO
A88X-PRO BIOS FLBK button
BIOS_FLBK
5. USB BIOS Flashbackボタン
USB BIOS FlashbackはこれまでのBIOSツールとはまったく違う、とても便利なUEFI BIOS
の更新手段です。UEFI BIOS UtilityやOSを起動することなく、簡単にUEFI BIOSを更新する
ことができます。特定のUSBポートにBIOSファイルを保存したUSBストレージを接続しUSB
BIOS Flashbackボタンを数秒間押すだけで、スタンバイ電源で自動的にUEFI BIOSの更新
が実行されます。
手順
1. USB BIOS Flashbackウィザードを使用してBIOSファイルをダウンロードするか、 ASUSオ
フィシャルサイト( ht t p : // w w w. a s u s .c o m)からBI OSファイルをダウンロードし、圧 縮ファ
イルを展 開 します。
2. 展開によって出現したBIOSファイルの名前を「A88XPRO.CAP」に変更し、BIOSファイルを
USBストレージのルートディレクトリに保存します。(BIOSファイルはFAT32/16ファイルシス
テムでフォーマットされたシングルパーティションのデバイスに保存してください。)
3. システムの電源をOFF(S5)状態にして、バックパネルのUSB BIOS FlashbackポートにBIOS
ファイルを保存したUSBストレージを接続します。
4. USB BIOS Flashback LED (FLBK_LED)が点滅するまでUSB BIOS Flashbackボタンを約3秒
ほど押し続けます。
5. USB BIOS Flashbackが完了するとLEDは消灯します。LEDが完全に消灯したことを確認し、
システム を起 動してくだ さい 。
• UEFI BIOS更新中はUSBストレージを取り外す、電源プラグを抜く、オンボードスイッチを押
す、ジャンパスイッチの位置を変更するなど一切の行為を行わないようご注意ください。UEFI
BIOS更新中に他の行為を行った場合、UEFI BIOSの更新が中断する可能性があります。
• USB BIOS Flashback LED (FLBK_LED)が5秒ほど点滅したあとで点灯状態となる場合は、
USB BIOS Flashback 機能が正常に動作していないことを示しています。
考えられる原因:
1. USBストレージが正しく取り付けられていない。
2. サポート外のファイルシステム、またはファイル名が正しくない。
このようなエラーが発生した場合は、電源装置のスイッチをOFFにするなどしてシステムの
電源を完全にOFFにした後に再度実行してください。
• UEFI BIOS更新中はシステムへの電源供給が途切れないよう、十分ご注意ください。UEFI BIOS
更新中に電源供給が途切れますと、UEFI BIOSが破損、損傷しシステムを起動することができ
なくなる恐れがあります。USB BIOS Flashbackに伴う不具合、動作不良、破損等に関しまして
は保証の対象外となります。
USB BIOS Flashbackポート