User's Manual
ASUS A88X-PRO
3-1
Chapter 3
Chapter 3
Chapter 3: UEFI BIOS製製
3.1 UEFIとは
ASUS UEFI BIOSは、従来のキーボード操作だけでなくマウスでの操作も可能となった
グラフィカルでユーザーフレンドリーなインターフェースです。OSを使用するのと
同じくらいに簡単に操作することができます。* EFI(UEFI)が従来のBIOSと同じ機能を
持つことから、ASUSはEFI(UEFI)を「UEFI BIOS」、「BIOS」と表記します。
UEFI(Unied Extensible Firmware Interface)は、Intel 社が提唱している、従来パソコンのハード
ウェア制御を担ってきた BIOS に代わる、OS とファームウェアのインターフェース仕様です。UEFI
は非常に高機能な最新のファームウェアで従来のBIOSと違い拡張性に富んでいます。UEFIの設
定はマザーボードのCMOS RAM(CMOS)に保存されています。通常、UEFIのデフォルト設定はほ
とんどの環境で、最適なパフォーマンスを実現できるように設定されています。以下の状況以外で
は、デフォルト設定 の ままで使 用することを お勧めしま す。
• システム起動中にエラーメッセージが表示され、UEFI BIOS Utility を起動するように指示が
あった場合
• UEFI BIOSの設定を必要とするコンポーネントをシステムに取り付けた場合
不適切な設定を行うと、システムが起動しない、または不安定になるといった症状が出ること
がありま す 。設定を変更する際は、専門知識を持った技術者等のアドバイスを受けることを強く
お勧 めしま す。
3.2 UEFI BIOS Utility
UEFI BIOS Utilityは、UEFI BIOS の設定を変更するためのもので、コンピューターを起動するとき
に実行することができます。起動時の自己診断テスト(POST)時に<F2>または<Delete>を押すと
UEFI BIOS Utilityが起動します。
POST終了後にUEFI BIOS Utilityを実行する場合は、<Ctrl+Alt+Delete>を押すか、ケースのリセット
ボタンを押してシステムを再起動します。また、システムの電源をいったんOFFにしてから、再度シ
ステムの電源をONにすることで再起動することもできます。ただし、この方法は最初の2つの方法
が失敗した場合の最後の手段として行ってください。
• 本マニュアルで使用されているイラストや画面は実際のものと異なる場合があります。
• マウスでUEFI BIOS Utilityの操作を行う場合は、USBマウスをマザーボードのUSBポートに
接続してからシステムの電源をONにしてください。
• 設定を変更した後システムが不安定になる場合は、デフォルト設定をロードしてください。
デフォルト設定に戻すには、終了メニューの「Load Optimized Defaults」を選択します。(詳細は
「3.9 終了メニュー」参 照 )
• 設定を変更した後システムが起動しなくなった場合は、CMOSクリアを実行し、マザー
ボードのリセットを行ってください。Clear CMOS ジャンパの位置は「2.2.5 ジャンパ」を ご 参
照ください。
• UEFI BIOS UtilityはBluetooth デバイスには対応していません。
• UEFI BIOS Utility 各項目の名称やデフォルト設定値は、ご利用のモデルやUEFI BIOSバージ
ョンにより異なる場合があります。予めご了承ください。
本製品のUEFI BIOS Utilityはどなたでも簡単に操作できるようにデザインされています。メニュー
方式プログラムインタフェースを採用し、マウスでの操作が行える、より親しみやすく使いやすい
ユーザーフレンドリーな設計になっています。
UEFI BIOS Utilityには、EZ Mode とAdvanced Mode の2つのモードがあります。モードの切り替
えは、Advanced Modeの終了メニュー、またはExit/Advanced Mode ボタンで行います。