User’s Manual
5-30
Chapter5:ソフトウェア
RAID構成がされているHDDからシステムをブートする場合は、OSをインストール
時にドライバを組み込む必要があります。サポートDVDからフロッピーディスクに、
RAIDドライバをコピーしてご利用ください。(詳細5.5「RAIDドライバディスクの作
成」参照)
5.4 RAID
本マザーボードにはIntel
®
ICH9RSouthbridgeRAIDコントローラが搭載されてお
り、IDE/SerialATAハードディスクドライブでRAIDの構築が可能です。
本マザーボードは、以下のRAIDソリューションをサポートしています。
RAID0(データストライピング):
HDDに対しパラレル方式でデータを読み/書きします。それぞれのハードディスクの役
割はシングルドライブと同じですが、転送率はアレイに参加している台数倍に上り、デ
ータへのアクセス速度を向上させます。セットアップには、最低2台のHDD(同じモデ
ル、同容量)が必要です。
RAID1
(データミラーリング):
1台目のドライブから、2台目のドライブに、同じデータイメージをコピーし保存しま
す。ドライブが1台破損しても、ディスクアレイマネジメントソフトウェアが、アプリケ
ーションを正常なドライブに移動することによって、完全なコピーとして残ります。シス
テム全体のデータプロテクションとフォールト・トレランスを向上させます。セットアッ
プには、最低2台の新しいHDD、または、既存のドライブと新しいドライブが必要です。
既存のドライブを使う場合、新しいドライブは既存のものと同じサイズかそれ以上であ
る必要があります。
RAID10(RAID0+1):
データストライピングとデータミラーリングをパリティ(冗長データ)なしで結合したも
の。RAID0とRAID1構成のすべての利点が得られます。セットアップには、最低4台の
HDDが必要です。
RAID5:
3台以上のHDD間のデータとパリティ情報をストライピングします。利点は、HDDの
パフォーマンスの向上、フォールト・トレランス、記憶容量の増加です。データのやり取
り、相関的なデータベースのアプリケーション、企業内のリソース作成など、ビジネスに
おけるシステムの構築に最適です。セットアップには最低3台の同じHDDが必要です。