User's Manual
ASUS P9D WS
4-5
Chapter 4
4.3.2 DIGI+ VRM
ASUS DIGI+ VRM は、周波数とVRM電圧を調節し安定性を強化します。また、非常に優れた電力
効率を実現し発生する熱を最小限に抑えますので、コンポーネントの寿命を延ばし、電力消費を
抑えます。
DIGI+ VRMを起動する
CPU Load-line Calibration
CPUへの供 給電圧を調節しシステム温度をコントロールします。高い値を設 定することにより、電圧
の降下を防ぎオーバークロックの範囲を広げることができます。ただし、CPUと電 圧調整モジュール
(VRM) からの発熱量は増加します。
CPU Current Capability
CPUに供 給する電流の上限値を設定します。高い値を設 定することにより、電力供給量が増加しオ
ーバークロック可能な範囲が広がりますが、VRMの消費電力は増加します。
CPU Power Phase Control
動作中のCPU用電圧調整モジュール (VRM) 数の制御方法を設定します。システム負荷の高い状態
で稼働フェーズ数を増やすことにより、高速過渡応答と高い伝熱性能を得ることができます。システ
ム負荷の低い状態で稼働フェーズ数を減らすことにより、VRMの変換効率が向上し発熱を抑えるこ
とができます。
CPU Power Thermal Control
オーバークロック用にCPU用電圧調整モジュール (VRM) の許容温度範囲を設定します。高い値を設
定することにより、許容温度が高くなりオーバークロック可能な範囲が広がりますが、VRMの消費電
力 は 増 加します。
CPU Voltage Frequency
CPU用電圧調整モジュール (VRM) のスイッチング周波数の制御方法を設定します。スイッチング周波
数を高くすることでVRMの過渡 応答を高めることができます。ただし、発 熱量は増加します。
CPU Power Duty Control
CPU用電圧調整モジュール (VRM) の制御方法を設定します。温度または電流、どちらを重視して制
御を行うかを選択します。電流を重視することにより、オーバークロック時に安定した動作を得るこ
とができます。
設定を適用する
最後に適用された値に戻す