User's Manual
4-10
Chapter 4: ソフトウェア
4.3.5 DIGI+ Power Control
DIGI+ Power Control は、CPUとメモリーの周波数とVRM電圧を調節し安定性を強化します。ま
た、非常に優れた電力効率を実現し発生する熱を最小限に抑えますので、コンポーネントの寿命
を延ばし、電力消費を抑えます。
AI Suite II をサポートDVDからインストールした後、AI Suite II メインメニューバーから 「ツー
ル」→「 DIGI+ Power Control」の順にクリックし、DIGI+ Power Contorolを起動します。
「CPU Power Control」「DRAM Power Control」のいずれかを選択し設定を行うことができます。
機能No. 説明
1
CPU Load-line Calibration
C PU への 供 給 電 圧調 整します。高 い値 を設 定 することで オーバークロックの 限界 を引き
上げることができますが、CPUとVR Mの発熱量は増加します。
2
CPU Current Capability
CPUに供給する電流の上限値を設定します。高い値を設定することにより、電力供給量
が増加しオーバークロック可能な範囲が広がりますが、VRMの消費電力は増加します。
3
CPU Voltage Frequency
C P U 用 電 圧 調 整 モ ジュール ( V R M ) のスイッチング 周 波 数 の 制 御 方 法を 設 定し ま す 。ス イッ
チング周波 数を高くすることでVRMの過 渡応答を高めることができます。ただし、発熱
量 は 増 加しま す。
4
VCCSA Load-line Calibration
CPUアンコア部 (システムエージェント) への供給電圧を調整します。高い値を設定する
ことでオーバークロックの限界を引き上げることができますが、CPUとVRMの発熱量は
増 加します。
5
VCCSA Current Capability
CPUアンコア部 (システムエージェント) へ供給する電流の上限値を設定します。
6
CPU Power Phase Control
動作中のCPU用電圧調整モジュール(VRM)数の制御方法を設定します。システム負荷の
高い状態で稼働フェーズ数を増やすことにより、高速過渡応答と高い伝熱性能を得るこ
とができます。システム負荷の低い状態で稼働フェーズ数を減らすことにより、VRMの変
換効率が向上し発熱を抑えることができます。
7
CPU Power Duty Control
CPU用電圧調整モジュール(VRM)の制御方法を設定します。温度または電流、どちらを
重視して制御を行うかを選択します。電流を重視することにより、オーバークロック時に
安定した動作を得ることができます。
ヘルプ
設定を適用する
設定を適用しない
1
CPU Power
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