User's Manual
2.2.8 ジャンパ
1. Clear CMOS ジャンパ (3ピン CLRTC)
このジャンパは、CMOSのリアルタイムクロック(RTC)RAMを消去するためのものです。
CMOS RTC RAMのデータを消去することにより、日、時、およびシステム設定パラメータをク
リアできます。システムパスワードなどのシステム情報を含むCMOS RAMデータの維持は、
マザーボード上のボタン型電池により行われています。
RTC RAMを消去する手順
1. コンピューターの電源をOFFにし電源コードをコンセントから抜きます。
2. ジャンパキャップをピン 1-2(初期設定)からピン 2-3 に移動させます。5~10秒間そのま
まにして、再びピン1-2にキャップを戻します。
3. 電源コードを差し込み、コンピューターの電源をONにします。
4. 起動プロセスの間<Delete>を押し、UEFI BIOS Utilityを起動しデータを再入力します。
CMOS RTC RAMのデータを消去している場合を除き、CLRTCジャンパのキャップは取り外さな
いでください。システムの起動エラーの原因となります。
• 上記の手順を踏んでもCMOS RTC RAMのデータが消去できない場合は、マザーボードの
ボタン 電池を取り外し 、ジャンパ の設 定を行ってください。な お、消去 が 終了した後 は、電
池 を 元 に 戻し てく ださ い。
• オーバークロックによりシステムがハングアップした場合は、C.P.R.(CPU Parameter
Recall)機能をご利用いただけます。システムを停止して再起動すると、UEFI BIOSは自動
的にパラメータ設定をデフォルト設定値にリセットします。
• チップセットの性質により、 C.P.R. 機能を有効にするには一旦電源を完全にオフにする必
要があります。電源ユニットの電源をオフにするか、電源コードを抜き一旦電源を完全に
オフ にしてからシステム を再 起 動してくだ さい 。
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Chapter 2: ハードウェア