User’s Manual
Table Of Contents
ProArt B760-CREATOR D4
2-52-4
Chapter 2: BIOSとRAID
2.5 RAID
本製品は、Intel® Rapid Storage Technologyによる SATA RAID 0/1/5/10 をサポートしていま
す。
RAIDの設定については、RAID設定マニュアルをご覧ください。
各言語のRAID設定マニュアルは弊社Webサイトからダウンロ
ードしてご覧 いただ けます。
RAID定義
RAID 0 (データストライピング):
S ATA ストレ ージデバイスに 対しパラレル方 式 で データを読 み/ 書きします。それぞ れのストレ ー
ジデバイスの役割はシングルドライブと同じですが、転送率はアレイに参加している台数倍に上
り、データへのアクセス速度を向上させます。セットアップには、最低2台のストレージデバイス
( 同 じ モ デ ル 、同 容 量 )が 必 要 で す 。
RAID 1 (データミラーリング):
1台目のドライブから、2台目のドライブに、同じデータイメージをコピーし保存します。ドライブ
が1台破損しても、ディスクアレイマネジメントソフトウェアが、アプリケーションを正常なドライ
ブに移動することによって、完全なコピーとして残ります。システム全体のデータプロテクション
とフォールト・トレランスを向上させます。セットアップには、最 低2台の新しいストレージデバイ
ス、または、既存のドライブと新しいドライブが必要です。既存のドライブを使う場合、新しいド
ライブは既存のものと同じサイズかそれ以上である必要があります。
RAID 5 (パリティ付 きストライピング ) :
3台以 上のストレ ージデバイス間の データと パリティ情 報 をストライピ ングします。利 点 は 、ス
トレージデバイス のパフォーマンスの向上、フォールト・トレランス、記憶容量の増加です。デー
タの やり取り、相 関 的 な デ ー タベースのア プリケーション、企 業 内 のリソース作 成 など、ビ ジ ネス
におけるシステムの構築に最適です。セットアップには最低3台の同じストレージデバイスが必
要 で す。
RAID 10 (ミラーリング + ストライピング):
データストライピングとデータミラーリングをパリティ(冗長データ)なしで結合したもの。RAID
0とRAID1構成のすべての利点が得られます。セットアップには、最低4台のストレージデバイスが
必要 で す。
2.4 ASUS CrashFree BIOS 3
ASUS CrashFree BIOS 3 はUEFI BIOSを復元することができるツールです。更新時などに破損した
UEFI BIOSをUSBメモリーを使用して復元することができます。
UEFI BIOSを復元する
手順
1. 最新のBI OSイメージファイルを、ASUSオフィシャルサイト(https://www.asus.com)か ら
ダウンロードし、ダウンロードしたファイルを展開します。
2. ダウンロードしたBIOSイメージファイルの名前を「ASUS.CAP」ま た は「 PA760CD4.CAP」
に変 更し、US Bストレージデバイスのル ートディレクトリにコピーします。
3. BIOSイメージファイルが保存されたUSBストレージデバイスを復元するシステムのUSBポー
トに接 続します。
4 . システムの電 源 をオン にしま す。
5. USBメモリーのBIOSイメージファイルが検出されると、BIOSイメージファイルを読み込み
自動的にUEFI BIOSの復元を開始します。
6. UEFI BIOSの復元後は、UEFI BIOS UtilityでLoad Optimized Defaults を実行してすべての
パラメーターの既定値を読み込み、システムの互換性と安定性を確保してから動作確認を
行 ってくだ さ い 。
U E F I B I O S の 更 新 中 にシステムの シャットダウン やリセットを 行 わ な いで くだ さ い 。UEFI BIOS
が破 損、損傷しシステムを起動することができなくなる恐れがあります。UEFI BIOSの更 新に
伴う不具合、動作不良、破損等に関しましては保証の対象外となります。