User's Manual
ROG CROSSHAIR VIII FORMULA
1-11
Chapter 1
5. SlowModeスイッチ
SlowModeスイッチは、液体窒素(LN2)などの極冷環境でのベンチマーク時に使用する
機能です。プロセッサーによっては高い周波数で動作することのできる温度範囲が非常
に狭く、高い周波数で安定した動作を得るには緻密な温度管理が必要です。このSlow
Modeスイッチを有効にすることで、プロセッサーの動作倍率を一時的に最低倍率まで下
げて負荷を低減させることで、プロセッサーの発熱量を抑え時間を掛けて調整すること
が可能になります。また、SlowModeスイッチを無効にすることによってCPUは設定され
た周波数に引き上げられます。SlowModeスイッチを使用することによって、オーバーク
ロック設定を行なった低温状態のシステムを起動する際に周波数と温度の同期がより簡
単に行え、システムクラッシュの確率を大幅に下げることができます。