System information
2-12
Chapter 2: 基本的な取り付け
Chapter 2
2.2 UEFI BIOSを更新する
USB BIOS Flashback
USB BIOS FlashbackはこれまでのBIOSツールとはまったく違う、とても便利なUEFI BIOS更新手段
です。UEFI BIOS UtilityやOSを起動することなく、簡単にUEFI BIOSを更新することができます。特
定のUSBポートにBIOSファイルを保存したUSBストレージを接続しUSB BIOS Flashbackボタンを
数秒間押すだけで、スタンバイ電源で自動的にUEFI BIOSの更新が実行されます。
手 順:
1. USB BIOS Flashback Wizardを使用してBIOSファイルをUSBストレージにダウンロードする
か、 ASUSオフィシャルサイト(http://www.asus.com)からBIOSファイルをダウンロードし、
圧縮ファイルを展開します。
2. 展開によって出現したBIOSファイルの名前を「X79DLX.CAP」に変更し、BIOSファイルを
USBストレージのルートディレクトリに保存します。(オフィシャルサイトからBIOSファイルを
ダウンロードした場合のみ)
安定した動作のために、BIOSファイルはUSB 2.0 規格のストレージデバイスに保存してご使用く
ださい。 (FAT32/16ファイルシステム、シングルパーティション)
3. システムの電源をOFF(S5)状態にして、バックパネルのUSB BIOS FlashbackポートにBIOS
ファイルを保存したUSBストレージを接続します。
4. USB BIOS Flashbackボタンのライトが点滅するまでUSB BIOS Flashbackボタンを押し続け
ます。
5. USB BIOS Flashbackが完了するとライトは消灯します。ライトが完全に消灯したことを確認
し、システムを 起 動してください 。
USB BIOS
Flashback ポート
USB BIOS Flashbackボタン
• UEFI BIOS更新中はUSBストレージを取り外す、電源プラグを抜く、オンボードスイッチを
押す、ジャンパスイッチの位置を変更するなど一切の行為を行わないようご注意くださ
い。UEFI BIOS更新中に他の行為を行った場合、UEFI BIOSの更新が中断する可能性があり
ます。
• USB BIOS Flashbackボタンのライトが5秒ほど点滅したあとで点灯状態となる場合は、
USB BIOS Flashback 機能が正常に動作していないことを示しています。
考えられる原因:
1. USBストレージが正しく取り付けられていない。
2. サポート外のファイルシステム、またはファイル名が正しくない。
このようなエラーが発生した場合は、電源装置のスイッチをOFFにするなどしてシステム
の電源を完全にOFFにした後に再度実行してください。
• UEFI BIOSのアップデートにはリスクが伴います。UEFI BIOSのアップデートに失敗する
と、UEFI BIOSが破損、損傷しシステムを起動することができなくなる恐れがあります。UEFI
BIOSアップデートに伴う不具合、動作不良、破損等に関しましては保証の対象外となります。
その他のBIOS アップデートユーティリティについては、「3.11 UEFI BIOS更新」をご覧ください。