J8085 第1刷 2013年7月 Copyright © 2013 ASUSTeK COMPUTER INC. All Rights Reserved. バックアップの目的で利用する場合を除き、本書に記載されているハードウェア・ソフトウェアを含む、全ての内 容は、ASUSTeK Computer Inc.
もくじ Dual Intelligent Processors 4...........................................................................................4 4-Way Optimization..................................................................................................................4 TPU .....................................................................................................................................5 EPU ........................................................................................................
このマニュアルの表記について 本書には、製品を安全にお使いいただき、お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然に 防止していただくために、守っていただきたい事項が記載されています。次の内容をよくご理解 いただいた上で本文をお読みください。 警告:作業人が死亡する、または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を回 避するための方法を説明しています。 重要:作業を完了するために必要な指示や設定方法を記載しています。 メモ: 製品を使いやすくするための情報や補足の説明を記載しています。 ・ 本書に記載の内容は、製品やサービスの仕様変更などにより、予告なく変更される場合が あります。予めご了承ください。 ・ 本マニュアルで使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合があります。予めご 了承ください。
Dual Intelligent Processors 4 Dual Intelligent Processors 4 は、TPU、EPU、DIGI+ Power Control、FanXpert 2の4つのユーティ リティに加え、EPUの動作モードを即座に変更することで消費電力の削減をサポートするPower Saving Formulaを加えた5つのユーティリティサービスを統合した、まったく新しいシステムコン トロールソリューションです。 4-Way Optimization TPU、EPU、DIGI + Power Control、Fan Xpert 2の設定を、ボタン一つで最適化することができます。 省電力モード 4-Way Optimization 4-Way Optimizationの実行中は、ファンやデバイスを取り外したり、UEFI BIOSの設定を変更し ないでください。 4
TPU TPUでは、CPU動作周波数、CPUコア部/アンコア部の動作倍率、統合グラフィックス動作周波数と 電圧、各種電圧といった項目を手動で細かく調整することができます。 CPU電圧の調節を行う前にCPUに付属の説明書や仕様書等を必ずご確認ください。設定値が 高すぎるとCPUの損傷、低すぎるとシステムが不安定になる原因となることがあります。 システム保護の観点から、本ユーティリティで設定した内容はBIOSに反映されません。よってシ ステムを再起動した際にも本ユーティリティでの設定は反映されず、BIOS設定値で起動します。 本ユーティリティで設定した内容を継続して使用するには、設定をプロファイルとして保存し、シ ステム起動後に手動でプロファイルを読み込ませてください。 TPUを使用する CPU Frequency 調整バー コア数を選択 設定を適用する プロファイルを 読み込む プロファイルを保存 Group Tuning デフォルト設定に戻す 最後に適用された値に戻す • 本ユーティリティでCPU動作倍率を設定する前に、UEFI BIOS Utility の「CPU Core Rat
Voltage CPU Core Voltage CPU Cache Voltage 設定を適用する 最後に適用された値に戻す プロファイルを保存 プロファイルを 読み込む アンコア部電圧 GPU Boost 電圧および動作 周波数調整 CPU VCCSA電圧 設定を適用する プロファイルを 読み込む 6 プロファイルを保存 デフォルト設定 最後に適用された 値に戻す • オーバークロックの効果は、CPUモデルとシステム構成により異なります。 • オーバーヒートによるマザーボードの故障を防ぐため、冷却システムの増強を強くお勧め します。
EPU EPU は電力管理をアシストするツールで、システムの多様な電力要求に応えます。このユーティリ ティには4つのモードがあり、状況に応じて設定を行うことで、システムの消費電力を抑えることが できます。また、各モードでは個別にCPU電圧の調整や、ファンプロファイルの設定を変更するこ とが可能です。 EPUを使用する Auto High Performance Max Power Saving Away Mode CPU電圧 CPU最大電力 ファンプロファイル 追加USB コントローラー デフォルト設定 最後に適用された値に戻す 設定を適用する • 「Configured Max CPU Power(CPU最大電力)」の設定を変更した場合、Windows® OS のシステム情報で動作周波数が800MHzとして表示される場合があります。正確なCPU動 作周波数は、手動で設定したCPU最大電力の値により変化します。 • 「Configured Max CPU Power(CPU最大電力)」の設定を変更した場合、CPUへ供給され る供給電力量が減少し、高負荷時のパフォーマンスは低下しま
DIGI+ Power Control ASUS DIGI+ Power Control は、周波数とVRM電圧を調節し安定性を強化します。また、非常に優 れた電力効率を実現し発生する熱を最小限に抑えますので、コンポーネントの寿命を延ばし、電 力消費を抑えます。 CPU • CPU Power Duty Control CPU用電圧調整モジュール(VRM)の制御方法を設定します。温度または電流、 どちらを重視して制御を行う かを選択します。電流を重視することにより、オーバークロック時に安定した動作を得ることができます。 • CPU Load-line Calibration CPUへの供給電圧を調節しシステム温度をコントロールします。高い値を設定することにより、電圧の降 下を防ぎオーバークロックの範囲を広げることができます。ただし、CPUと電圧調整モジュール(VRM)か らの発熱量は増加します。 • CPU Current Capability CPUに供給する電流の上限値を設定します。高い値を設定することにより、電力供給量が増加しオーバ ークロック可能な範囲が広がり
Fan Xpert 2 FAN Xpert 2 は、取り付けられた冷却ファンを自動で検出し、ファンの仕様や取り付け位置に基 づいて最適な回転数に調整します。 Fan Xpert 2 を使用する 設定するファンを選択 フルスピード サイレント スタンダード ファンの切り替え ターボ カスタマイズ設定 Smart Mode システムの温度に基づいて、ファン回転数の反応速度を調節することができます。 調節ポイント (ドラッグで操作) 最後に適用された 値に戻す ファン回転数の 反応速度を調節 設定を適用する 前の画面に戻る ファンの切り替え 9
RPM Mode CPU温度が75℃を下回った場合のファン固定回転数を設定します。 ファン固定回転数 最後に適用された 値に戻す 設定を適用する 前の画面に戻る ファンの切り替え • CPU温度が75℃を超えた場合、ファンは自動的に最大回転数で動作します。 • Fan Xpert 2 は、外部ファンコントローラーに接続されたファンを正常に検出・制御するこ とはできません。 • 2ピン接続のファンはFan Xpert 2 で使用することはできません。2ピン接続のファンを接続 した場合、ファンは最大回転数でのみ動作します。 • CPUファンまたはケースファンを変更した場合、再度Fan Tuning(ファンの調整)を行う必要 があります。 Fan Tuning(ファンの調整)中は、ファンを取り外さないようご注意ください。 10
ASUS Wi-Fi GO! カード Wi-Fi GO! カードはあなたのシステムのネットワークを拡張する、非常に使いやすいワイヤレスネ ットワークアダプターです。Wi-Fi GO! カードでは通常のネットワークアダプター機能だけでなく、 システムをアクセスポイントして動作させる「AP Mode」に対応しており、ワイヤレスルーターが無 くても様々なデバイスとネットワークを共有することができます。Wi-Fi GO! カードは購入時から マザーボードに取り付けられているので、煩わしい取り付け作業をすることなく、 どなたでも簡単 にワイヤレスネットワーク環境をお楽しみいただくことができます。 Wi-Fi EngineのAP Modeでは、2.4GHz帯を使用して通信を行うため、5GHz帯のみを利用する IEEE 802.11ac規格での通信を行うことはできません。 ASUS Wi-Fi GO! カード 仕様一覧 Bluetooth v4.0/3.0 + HS Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 無線規格 IEEE 802.
ASUS Wi-Fi GO! カード 仕様一覧 Bluetooth v4.0/3.0 + HS Wi-Fi 802.11 a/b/g/n 無線規格 IEEE 802.11 a/b/g/n Bluetooth規格 Bluetooth v4.0/3.0 + HS 802.11n デュアルチャンネル通信利用時(HT40*): 最大300Mbps 802.11n デュアルチャンネル通信非利用時(HT20*): 最大150Mbps 802.11g: 最大54Mbps 802.11b: 最大11Mbps 802.11a: 最大54Mbps 伝送速度 * Wi-Fi EngineのAP Modeは、802.11n HT20モードでの通信となります。ま た、Windows® OSのSoftAP機能の制限により最大伝送速度は144Mbpsとなります。 セキュリティ WEP, WPA & WPA2* * 65Mbpsを超えるリンク速度を使用する場合、WPA2またはオープンシステム認証方 式をご利用ください。 AP Mode 動作モード Client mode 2.
インストールする システム要件 Wi-Fi GO! カードを使用するには、ご利用のシステムが以下の要件を満たしている必要があります。 1. Windows® 7 / Windows® 8 (32bit / 64bit) のオペレーティングシステム環境 2. サポートDVDのデータを読み込むための、DVD-ROMドライブ 3. マザーボードに付属のサポートDVD 4.
Wi-Fi Engineを使用する Wi-Fi GO! メインメニューから「Wi-Fi Engine」を開始します。 Client Mode AP Mode Client Mode システムをアクセスポイントまたはホストルーターに接続することができます。 手順 1. Wi-Fi Engineメニューから「Client Mode」をクリックし「ネットワーク接続」ウィンドウを開き ます。 2. ワイヤレスネットワーク接続を設定するネット ワークアダプターをダブルクリックします。 2.
AP Mode お使いのコンピューターをワイヤレスネットワークのアクセスポイントとして使用し、ネットワーク を共有することができます。 Wi-Fi Engineメニューから「AP Mode」をクリックします。 ネットワーク名 (SSID) セキュリティキー (暗号化キー) セキュリティキー の確認 AP Modeの 無効化 共有する インターネット接続 の選択 前の画面に戻る AP Modeの 有効化 • AP Modeにおけるインターネット接続共有はネットワークアダプタードライバーに依存し ています。 • Windows® 8の制限により、AP Modeを初めてセットアップする場合は数分かかる場合が あります。 ・ AP Modeでは、2.4GHz帯を使用して通信を行うため、5GHz帯のみを利用するIEEE 802.11ac規格での通信を行うことはできません。 ・ AP Modeは、Windows® OSのSoftAP機能を使用しています。AP Modeの通信規格はIEEE 802.11nを利用しており、Windows® OSのSoftAP機能の制限により、2.
• 本機能をご使用になるには、付属のサポートDVDからWi-Fi/Bluetooth モジュール用ドラ イバーとAI Suite III ユーティリティをインストールする必要があります。 • 「Wi-Fi GO! & NFC Remote」アプリケーションはApp Store、またはGoogle Playから無料 でダウンロードいただけます。 • 本機能で使用するすべてのデバイスは同一ネットワーク上にある必要があります。 • 本マニュアルで使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合があります。 スマートデバイス対応解像度 Wi-Fi GO! & NFC Remoteは次の解像度をサポートしています。 低密度 120 ldpi 画面タイプ 1024×600 解像度 中密度 160 mdpi 高密度 240 hdpi 高密度 320 xhdpi WXGA (1280×800) 1536×1152 2048×1536 1920×1152 2560×1536 1920×1200 2560×1600 1024×768 1280×768 Wi-Fi GO! を使
Wi-Fi GO! & NFC Remoteを使用する Wi-Fi GO! & NFC RemoteではWi-Fi接続を通じ、スマートデバイスでコンピューターを遠隔操作 することができます。 Wi-Fi GO! & NFC Remoteを起動する 1. スマートデバイスの無線機能をオンにします。お使いのスマートデバイスとコンピュータ ーが同一ネットワーク上にあることをご確認ください。 2. スマートデバイスでWi-Fi GO! & NFC Remoteアプリケーション をタップしてコンピューターの検出を開始します。 3. 一覧から接続を行うコンピューターをタップします。 Wi-Fi GO! & NFC Remote を起動し、 「起動」 Wake-on-LANを使用する スマートデバイスでコンピューターをスリープモードから復帰させることができます。スリープか ら復帰させるにはコンピューターのWake-on-LAN設定を有効にする必要があります。 手順 1.
Wi-Fi GO機能 18 • Cloud GO!: 複数のクラウドストレージを管理することのできる統合プラットフォームで、ク ラウドストレージをより使いやすく、より拡張性を高め、より効率的にします。 • Remote Desktop: 仮想リモートデスクトップを作成することによりスマートフォンやタブレ ットなどのスマートデバイスからのアクセスとリアルタイム操作を容易にします。 • DLNA Media Hub: スマートデバイスをDLNA対応デバイスのハブとして使用することで、 ネットワークを介して、あなたのPCに保存されているHDコンテンツ、音楽、写真、動画など をDLNA対応デバイスで簡単にお楽しみいただけます。 • File Transfer: ネットワークを介してコンピューターとスマートデバイス間で簡単にファイ ルを転送し共有することを可能にします。 • Smart Sensor Control: スマートフォンやタブレットのジャイロスコープを利用して、アプリ ケーションを操作することができます。 • Remote Keyboard & Mouse: スマートフ
Cloud GO!を使用する 手順 1. Wi-Fi GO! メインメニューから「Cloud GO!」を開始します。 2. 「起動」をクリックし、Cloud GO!を起動します。初回起動時は使用許諾に同意をチェックし てください。 3.
DLNA Media Hubを使用する ・ DLNA Media Hub機能を使用するには、受信デバイス(クライアント)で事前に設定を行う 必要があります。次の手順に従って設定を行ってください。 1. 2.
File Transferを使用する 保存ディレクトリ 前の画面に戻る メインメニュー 適用 ホストコンピューターからファイルを送信する 1. スマートデバイスに送信したいファイルを右クリックし、コンテキストメニューから「送る」→ 「受信デバイス(ユーザー名)」の順にクリックします。 「受信デバイス(ユーザー名)」はご使用の スマートデバイスによって異なります。 2. 「転送が完了しました。」 と表示されたら「OK」をクリックしウィンドウを閉じます。 コンピューターからファイルを送信する場合は、スマートデバイス側のファイル転送機能を有効 にする必要があります。 スマートデバイスからファイルを送信する 1. スマートデバイスでWi-Fi GO! & NFC Remoteを起動して対象のコンピューターに接続し、 「File Transfer」を起動します。 2. 送信したいファイルをタップしてチェックし、 「送信」をタップしてファイル送信を開始します。 3.
Smart Sensor Controlを使用する 1. コンピューターのWi-Fi GO! メインメニューから「Smart Sensor Control」を開始します。 2.
Remote Keyboard & Mouseを使用する スマートデバイスでWi-Fi GO! & NFC Remoteを起動して対象のコンピューターに接続し、 「Remote Keyboard & Mouse」を起動します。 左クリックをホールド 設定 入力欄 マウス操作エリア コントロールキー 右クリック センタースクロール 左クリック Capture & Sendを使用する コンピューターのWi-Fi GO! メインメニューから「Capture & Send」を開始します。 スクリーンショット撮影用のホットキーを指定 撮影する範囲 を選択 メインメニュー 前の画面に戻る Capture & Sendを使用する前に、スマートデバイス上でCapture & Send機能が有効であること をご確認ください。 23
RF Equipment Notices CE: European Community Compliance Statement The equipment complies with the RF Exposure Requirement 1999/519/EC, Council Recommendation of 12 July 1999 on the limitation of exposure of the general public to electromagnetic fields (0–300 GHz). This wireless device complies with the R&TTE Directive. Wireless Radio Use This device is restricted to indoor use when operating in the 5.15 to 5.25 GHz frequency band.