Manual
Table Of Contents
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XENYX 1202FX/1002FX 取扱説明書
1.
XENYX シリーズはミキサーの技術発展においての新機軸
となります。ファンタム供 給可能 な 新 型マイクプリ、バランス型ラ
イ ン 入 力 、強 力 な エ フ ェ ク ト 部 を 搭 載 し 、XENYX シリーズのミキサ
ーはライブ及びスタジオの使用にも最適に装備されております。
技 術 革 新 の 回 路 によって お 客 様 の XENYX は比類なき暖かなアナ
ログサウンドを生み出します。そしてそのクラスにおいての最高な
ミキサーとして最新デジタル技術が搭載され、アナログとデジタ
ルの長所を集約しました。
マ イ ク 回 路 に ハ イ・エ ン ド の XENYX Mic プ リ ア ン プ を 配 置 し 、そ の
高音 質と力強さは、高価な外部プリアンプにも匹 敵します。
• 130 dB のダイナミックレンジで余裕のヘッドルーム
• 10 Hz 以下から 200 kHz 以 上 と い う 帯 域 幅 に よ り 、ど の よ う な 微
妙な特色も余すことなく伝えることが 可能です
• 2SV888 トランジ スター 付 きのノイズと歪 み を極 度に抑え た 回
路により、自然で透明のある信号の再生をお約束いたします
• あらゆるマイクへの対応が可能です (60 dB までの増幅および
+48 V ファントム電 源 供 給 )
• 24 ビット / 192 kHz HD レコーダーのダイナミックレンジをフル
に活用することで、妥協のない理想的なオーディオ品質が達
成可能です
EQ
XENYX シリーズのイコライザーは素晴らしい暖かさと特徴のある
音色により、世界中で認められ、伝説になりつつある高品質のイ
ギリス製の回路に基づいて設計されております。さらにこれらの
イコライザーを極端なゲインの設定にでも、すぐれた音質特性を
お約 束 いたします。
この他 、XENYX ミキサーには特别な 24-Bit A/D、D/A コンバーター内
臓のエフェクトプロセッサーが搭載されています。それは最高品
質 の リ バ ー ブ や デ ィ レ イ 、モ ジ ュ レ ー シ ョ ン に 加 え 、 数 多 く の 高 音
質 な エフェクトを 作り出 す 100 種類のプリセットエフェクトをお届
けします。
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MAIN MIX
1.1
ミキサーには主に三つの役割があります:
•
マイクは電圧において音波を変化させ、それは何倍にも強化
するためで、この信号の力によってラウドスピーカーを動かし、
音 が 再 生されます。マイクロフォンカプセル のフィリグランを施
してある理由から、力の出所は非常に小さく、それによって妨
害 の 影 響 に 関 し て は 敏 感 で す 。そ こ か ら マ イ ク の 信 号 の 力 は ミ
キサーの入り口に直接送られ、妨害の少ないレベルを高めて
くれます。これは、より高品質のプリアンプによって行われな
くてはならず、それと共に信号が可能 な限りエラーのない状態
で鈍感なレベルへ導かれます。この作業は、XENYX インヴィジ
ブル・マイク・プリアンプによって行 われ 、ノイズ や 色づ けの 痕
跡は一切残りません。プリアンプ段階で行われる干渉は信号
の 純 度と品 質 を 損 ないます。これ は 結 果としてレコーディング
やプレイバック時に不快な音として残ってしまうのです。
DI ボックスまたはサウンドカードおよびキーボード出力を介し
てミキサーに送り込まれる信号は、ミキサーの 操 作レベルに
調節しなければならない場合があります。
各チャンネル部にあるイコライザーを使用すれば、素早く効
果 的 に信 号 の 音 色を 変 化させることが 出 来ます。
•
チャンネルセクションで処理された単独信号は、バスにおい
て集められ、メインセクションに送り込まれます。レコーダー、
パ ワ ーア ンプ、ヘッド フォン お よび CD / テープ用の端子が使用
で き ま す 。ミ ッ ク ス 信 号 は 、AUX センド / リターンを介して内
部 エフェクトプ ロセッサーまたは外 部 エフェクト 機 器 に流 され
ます。ステージにいるミュージシャン用のミックス信号の生成
も可能です (モニターミックス)。
•
ミキサーの機能は、すべてこのカテゴリーに括ることが出来ま
す。ミックスを生 成するということは、つまり各楽器または音
声の音量調節を相互に行うことで、全体の周波数スペクトラ
ムにバランス良く配置することです。それと同様に、各音声信
号をステレオイメージ内に分割させる必要があります。この過
程の最後に、レコーダーやクロスオーバー、アンプなど、その
他の機器に対する全体のミックスレベルを調節する必要があ
ります。
BEHRINGER ミキシングコンソールのインターフェースは、これらの機
能を最大限に活かすための最適な仕様になっており、シグナルパ
スの管理が容易に行えるようになっています。
1.2
このハンドブックでは、操作部に関する概要をユーザーの皆様に
ご理解いただき、同時にそれらの応用に関する詳細説明をおこな
う よ う 構 成 さ れ て い ま す 。各 構 造 の 関 連 性 を 敏 速 に ご 理 解 い た だ
けるよう、各 操作部を機 能 别グループにまとめました。各章の始め
に該当の操作部をイラストで表示してあります。
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試 し に一 度 マイク入 力 か ら エフェクトセ ンド 端 子 へ 信 号 を 流 して
みてください。様々な方法が考えられますが、その方法は思った
よ り 簡 単 な は ず で す 。コ ン ト ロ ー ラ ー の 全 体 像 を 把 握 し た ら 、ミ キ
サーの使い方にもすぐ慣れ、各機能を最大限に使うことができる
でしょう。