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7 ULTRA-DI DI100 取扱説明書
決定され、接続されたインピーダンスが正確に特定されていない場合
(入力側: 高インピーダンス、出力側: 低インピーダンス) にはパッシブ
型 DI ボックスは正常に機能しません。そしてこのようなシチュエーシ
ョンはごく日常 的 なもので す。
ULTRA-DI のようなアクティブ DI ボックスは入 力側の信号はアンプの助け
を借りて緩 衝されるためこのような 制限を受けません。ULTRA-DI の入力
側インピーダンスは非常に高い値を持つため DI ボックスをる信号の 伝
達には何の影響も発生しません。さらに ULTRA-DI の出力側インピーダン
スはバランス型で非常に低い値に設定されているため信号はハムやノ
イズの干渉を受けにくくなっています。このような方法により音源のイン
ピーダンスは完 全にミキサーのインピー ダンスとは 切り離され 、音声の
変 質を 避 けています。ULTRA-DI が装備するトランスは BEHRINGER 社がほ
こる OT-1。このトランスは歪みの無い、クリアーな音声、それに線形周波
数 特 性 を 実 現 し ま す 。更 に ULTRA-DI はファントム電 源とバッテリーを内
蔵し、それらの切替えは自動的に行われます。
◊ DI
DI100 は装置の支えとして 4 つのゴム製の脚を持ち (落下時の保護も
兼ねています)、装置の下にケーブルをすことも可能です。さらに装置
のハウジングを接触させずに (グラウンドループを防ぐため) 複数の
DI100 を重 ねることもで きます。
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図 1.1: DI100 の前部および 後部