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ULTRA-DI PRO DI800 取扱説明書
2.
BEHRINGER ULTRA-DI PRO には同一のチャンネルが 8 つ備えられていま
す。ここに記載されているコントロールパネルの説明は、全てのチ
ャンネル に 該 当します。
(1) INPUT コネクターはアンバランス型、及びバランス型の信号を
接 続 する際 に使 用します。
(2) INPUT と LINK の両端子はパラレル接続されているため、LINK コ
ネクターは INPUT 信 号 用 の 入 力 端 子 と し て も 、ア ン バ ラ ン ス 型
ダ イ レ ク ト 出 力 端 子 と し て も 使 用 す る こ と が で き ま す 。後 者 の
場合は、例えば LINK とモ ニターアンプの入 力 端 子 を接 続 する
ことが 可 能 です。
(3) アンバランス型の入力信号は、アンプ回路を通過した「後」に
UNBAL OUT コネクターに送り込まれます((4) と (6) 参 照 ) 。基 本
的 に 、こ の 信 号 は リ ア 部 に あ る XLR 出力で取り出される信号と
同一のものですが、アンバランスとなっているためグラウンド
リフト機能がない点のみが異なります((5) 参照)。
(2) (4) (6)
(7)(5)(3)(1)
図 2.1: フロントパネル部
(4) -30 dB アテニュエーションスイッチは、DI800 のオペレー ティン
グレンジを大幅に拡大し、マイクやギター音声から、ギター
アンプのスピーカー接続までのレベルに対応させます。
(5) -30 dB スイッチは DI800 がクリップしている場合にのみ使用し、
マイクプリアンプとの接続には使用しないでください。最適な
S/N 比を確保するため、このアテニュエーションスイッチの使用
は 最 低 限 度 にとどめてください 。
(6) この GND LIFT スイッチを使用することで、入力側と出力側のグ
ラウンドを完全に切り離すことが可能です。接続されている
機器の接地状態により、ハムやグラウンドループを防ぐ役割を
し ま す 。こ の ス イ ッ チ が オ ン に な っ て い る 状 態 で は 、グ ラ ウ ン
ドは切り離されています。
(LED が赤に点灯します)。スイッチが PHANTOM OR MAINS POWER ON
に なってい る 場 合 、LED は緑色に点灯します (GND LIFT スイッチ
が押されていない場合)。
(7) +20 dB スイッチは、入力信号レベルを 20 dB で引き上げ ます。
(8) この POWER スイッチで DI800 を 起 動 し ま す 。電 源 に 接 続 す る
際 は 常 にこのスイッチ が オ フに なって い ることを 確 認してくだ
さい。
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(11) (10)
(9) (8)
図 2.2: リアパネル 接 続
(9) BAL OUT コネクター (1 - 8) は、チャンネル 1 から 8 のバランス
型マイクレベル出力端子です。接続の際は、高品質のバランス
型マイクケーブル を 使 用してください 。
(10) 電源の接続には標準 IEC コ ネ ク タ ー を 使 用 し ま す 。対 応 の 電
源コードは 製 品 に付 属されています。
(11) シリアルナンバー。
(12) ヒューズホルダー / 電源アダプター: 本装置を電源に接続する
前に、電圧の表示が供給電圧に一致しているかどうかを確認し
てください。ヒューズ交換の際には、必ず同一タイプのものを
使用してください。いくつかのモデルでは、ヒューズホルダー
が 230 V と 120 V の切替のために 2 つの異なるポジションで差
し込めるようになっています。注意事項: 本装置をヨーロッパ
以外の地域において 120 V で 使 用 す る 場 合 、大 き 目 の 値 を し た
ヒューズと必ず交換してください。(第 5 章技術仕様参照)。