Quick Start Guide
14 MS -101
クイックスタートガ イド
15
MS-101 はじめに
ステップ 3: はじめに
VCF 部
FREQ (周波数) フェーダーと RES (レゾナン
ス) フェーダーを動かし、サウンドへの効
果 を聞いてみましょう。
ENV フェーダーは、ADSR エ ン ベ ロ ープ コン
トロールの VCF に対する効果の量を調節
します。
MOD フェーダーは VCF のモジュレーション
量を調節します。フェーダーを動かし、モジ
ュレーター LFO レ ートフェー ダ ー お よび そ
の波形を調節します。
KYBD フェーダーは、演奏したノートのピッ
チ 高 低 に よって VCF が 受ける影 響の強さを
調 節します。
FM ソースを 選 択し、FM AMOUNT ノブを上げ
て 合 わ せ ま す 。各 FM ソースを試してそれ
ぞれの効果をお聞きください。
VCA 部
VCA スイッチでは、エンベロープコントロー
ルとキーボードゲート信号のいずれが VCA
に作用 するか を 選 択します。VCO 部 のスイッ
チ が「 ENV」に な っ て い る 場 合 、VCO パルス
幅も、エンベロープコントロールから影響
を受 けます。
ENVELOPE 部
VCA スイッチが ENV 側になっている時、
この場合、フェーダーで VCA を調節しま
す 。ボ リ ュ ー ム レ ベ ル と 、時 間 経 過 に よ る
ボリュームの 変 化 を 設 定します。
これらのフェーダーでは、VCF の ENV フェ
ーダーが少しでも上がっていれば、VCF も
調 節 し ま す 。こ の 場 合 、カ ッ ト オ フ 周 波 数
および 時 間 経 過 による変 化 に作用します。
コントローラー部
GLIDE ノブおよびオン / オフスイッチでは、
異なる演奏ノート間のグライドタイムを調
節 で きま す。
本体ベンダーおよびハンドルのベンダー
が機能するためには、近接する VCO およ
び / または VCF ベンダーフェーダーが、少
し で も 上 が っ て い る 必 要 が あ り ま す 。メ イ
ンのベンダーは VCO ピッチ 変 化および、VCF
を両方向へ変化させることが できますが、
ハ ンドル の ベ ン ダーホイールで で きる のは
増幅のみです。両方のベンダーは同時使用
が で きます。
ハンドル の端にある MOD スイッチ を 押 す
か、メインユニットのベンダーを上に動か
し、LFO モジュレーションを加えます。モジ
ュレーションエフェクトは 、LFO MOD フェー
ダーやほかの LFO コントロール類の設定に
よって 変 化しま す。
ARPEGGIATOR (アルペジエーター)
ア ル ペ ジ エ ー タ ー を 使 用 す る に は 、シ ー ケ
ンサー部の ARP スイッ チ を 押 しま す:
1. 1 度 押すとアル ペジエーターをプレ イ
します (ノートをリリースするとストッ
プします)。
2. 2 度押 すとアル ペジエーターをプレ
イおよびホールドします (ノートを
リリースしてもアル ペ ジ オ が 持 続し
ます)。
アルペジエーターのレートは TEMPO/GATE
LENGTH ノブ で 設 定します。
アル ペジエー ターノートの 演 奏 順 には 8
種類あり、アルペジエーターのプレイ中
に <KYBD または STEP> のいずれかを押す
ことで 変 更で きます。LOCATION (ロケーショ
ン) LED には現在の演奏順、1~8 が表示さ
れます:
1. アップ 1
2. ダウン 1
3. ダウンおよびアップ
4. ランダム
5. アップ 2
6. ダウン 2
7. アップ 3
8. ダウン 3
ACCENT (アクセント)
プレイ中にアクセントを使うには、シーケ
ンサーの ACCENT スイッチ を 押しま す :
1. ノートをアクセントのついた状態でプ
レイするには押した状態でホールドし
ます (スイッチをリリースすると停止
します)。
2. アクセント状 態をプレイ & ホールド
するには、2 回押します (LED がゆっく
りと点 滅します ) 。
ノートの優先度
2 つ以 上のノートを同時にプレイする場
合、いずれ のノートが プレイされるか (ノー
トの優先度) は、ENVELOPE 部 のスライドス
イッチ の セッティングによって決まりま す:
GATE+TRIG: 最低音をプレイします
GATE または LFO: 最高音をプレイします
SEQUENCER
シーケンサーでは 32 ステップのノートと
休 符 を プ ロ グ ラ ム で き 、ま た パ タ ー ン と し て
保存できます。最高 64 パターンを記録、保
存 可 能 で 、そ れ を 8 パターン で 構 成 され る
バンク 8 つに呼び出すことができます。
シーケンサーには 2 つのオペレーションモ
ードがあります: KYBD (キーボード) モード
では、パターンの作成とストア (保管) をお
こない、STEP (ステップ) モードでは、パタ
ーンを構 成 することでさまざ まな 相 互 作用
を引き出すことが で きます。
シーケンサーの操作については、次のペー
ジに詳しく記載しています。
ファームウェアアップデート
当 社ウェブ サイト behringer.com を定期的に
ご覧いただき、MS-101 シンセサイザーのア
ップデートの有無をご確 認ください。ファ
ームウェアファイルはお使いのコンピュー
ターへダウンロードおよび保 存し、その後
MS-101 のアップデートにご使用ください。
ファイル に詳しい 手 順 書 も付属しています
さあ楽しい時間をお過ごしください
MS-101 には Gate および CV 入出力が装備
さ れ て い る た め 、さ ま ざ ま に 実 験 を 楽 し
んでいた だくことが 可 能 なうえ 、ほか の
MS-101 ユニットやモジュラーシンセサイザ
ー 機 器との 拡 張 性も備 えています。
こ れ ら の コ ン ト ロ ー ル 端 子 に よ り 、音 楽 的
創造性、可能性は限りのないものとなって
います。MS-101 を楽しくお使いいただける
こ と を 、心 よ り 願 っ て お り ま す 。
概要
この”スタートアップガイド”では、MS-101 ア
ナロ グシン セ サイザ ー の セットアップ 方 法
解説および、その機能について簡単にご紹
介します。
接続
お使いのシステムへの MS-101 接続方法
は、本ドキュメント冒頭の接 続 ガイドをご
参照ください。
注意: 3.5 mm 入力端子をご使用にな
る場合、過入力にならないようご注
意 く だ さ い 。必 ず 、仕 様 表 に 記 載 さ れ て い
る電圧に適合するようにしてください。
3.5 mm 出力は、必ず出力電圧に対応でき
る 入 力 端 子 に 接 続 し てく だ さ い 。以 上 を 守
らなかった場 合、MS-101 もしくは外 部 ユニ
ットに 損 傷 を 引き起 こす 恐 れ が ありま す。
ソフトウェアセットアップ
MS-101 は USB クラスコンプライアント MIDI
機 器 の た め 、ド ラ イ バ ー の イ ン ス ト ー ル は
不 要です。Windows または MacOS で MS-101
を 使 用 す る 場 合 、特 別 に ド ラ イ バ ー を 追 加
する必要はありません
ハードウェアセットアップ
システム内の必要な接続を全て済ませ
ます。
必ず付属の電源アダプターを使用し
て、MS-101 を 電 源 に 接 続 し ま す 。サ ウ ン ド
システムの 音 量 が 下が ってい ることをご 確
認ください。MS-101 の 電 源 スイッ チ を 入 れ
ます。
ウォ ーム アップタイム
MS-101 をレコーディングやライブパフォー
マンスで 使 用開 始する前に、15 分以上のウ
ォ ーム アップ 時 間 をとって い た だくことを
推奨いたします (寒冷な場所から運び込
ん だ 場 合 は 、さ ら に 長 く 時 間 を と っ て く だ
さい)。こうしていただくことにより、精密ア
ナ ロ グ 回 路 が 通 常 使 用 温 度 に 達 し 、精 確
な パ フォーマンス が 実 現 できます。
初 期 セットアップ
下の 手 順 で セットアップし 、MS-101 でのサ
ウンドメイキングを始 めましょう。
1. 電源がオフの状態で、ヘッドフォンを
接続し、VOLUME ノブのレベルを下げ
ます。
2. SOURCE MIXER (ソースミキサー) 部で、
ノ コ ギ リ 波 形 フ ェ ー ダ ー を 上 げ 、そ の
ほか のフェー ダー はすべて下げ ます
( フ ェ ー ダ ー を す べ て 下 げ る と 、聴 取
で きるソースは 無くなります ) 。
3. VCF 部で、FREQ フェーダーを上げます
( フ ェ ー ダ ー が 下 が っ て い る と 、ロ ー パ
スフィルターのカットオフ周波数が低
すぎてしまいます)。
4. VCA 部 で 、ス イ ッ チ を「 GATE」側 に し ま
す 。( ス イ ッ チ が「 ENVELOPE」に セ ッ ト さ
れている場 合は、D (ディケイ) フェー
ダーまたは S (サステイン) フェーダ
ーをあらかじめ上げておきます)。
5. MS-101 の電源をオンにし、キーボード
で ノ ー ト を プ レ イ し な が ら 、音 量 を 調
節して快いリスニングレベルに設定し
てください。
6. 音が聞こえない場合、SHIFT + <KYBD
を ホ ー ル ド し 、現 在 の モ ー ド が STEP
モードではなく KYBD (キーボード)
モードであることを確認します。REC
スイッチ の LED が オ フに なって い るこ
とをご確 認ください 。
SOURCE MIXER 部
MS-101 には 3 つ の 波 形 が あ り ま す 。サ ブ オ
シレーター、内蔵ノイズジェネレーター、
そ し て 外 部 ソ ー ス 入 力 で す 。各 波 形 で 、ま
たは各波形を組み合わせ、MS-101 でサウン
ドを生 成します。
SOURCE MIXER フェーダーで各波 形の音量を
調 節 し 、全 体 の ミ ッ ク ス を 作 成 で き ま す 。
VCO 部
RANGE ノブを調 節すると、オクターブがさ
まざまに変化するサウンドが聞こえるでし
ょう。
MOD フェー ダー により、LFO で VCO をモジ
ュレ ートで きま す。MOD フェ ー ダー を 上 げ 、
そ れ か らレ ートフェー ダー や 波 形 セ レ ク タ
ーといったモジュレーターコントロールを
調 節します。
ス イッ チ が「 MANUAL」に な っ て い る 場 合 は 、
パルス幅フェーダーでパルス幅を調節し
ます。SOURCE MIXER 部のパルス波フェーダ
ー を 上 げ 、オ シ レ ー タ ー の 音 を 聞 い て み ま
しょう。スイッチが LFO (またはエンベロー
プ) になっている場合、パルス幅は LFO と
そのコントロール類 (またはエンベロープ
コントロール) でモジュレートされ、パル
ス幅フェー ダーによってエフェクトの 強 弱
が 変 化します。