Quick Start Guide
8 SWING
クイックスタートガ イド
9
SWING はじめに
ステップ 3: はじめに
概要
本 ガ イ ド『 は じ め ま し ょ う 』は 、SWING のセ
ットアップ 方 法と、機 能 に つ いての 簡 潔 な
解 説を記 載しています。
接続
SWING をご 使 用のシステムに接 続する際
は、本書冒頭の接続例をご参照ください。
ソフトウェアセットアップ
SWING は USB クラスコンプライアント MIDI
機 器 で す の で 、ド ラ イ バ ー の イ ン ス ト ー ル
は不 要です。SWING をウィンドウズおよび
MacOS で 使 用 す る 場 合 、追 加 で ド ラ イ バ ー
をインストールする必 要はありません。
ハードウェアセットアップ
USB 接 続またはオプションの 外部電 源アダ
プ タ ー は 最 後 に 接 続 す る の で 、そ れ ら を 除
いたすべての接続を済ませます。
SWING の USB ポ ー ト を 、コ ン ピ ュ ー タ ー
の USB ポ ー ト と 接 続 す る 場 合 、コ ン ピ ュ
ーターから給電されます。 電源スイッチ
は あ りま せ ん;コ ン ピ ュー タ ー が オ ン の 間
は、SWING もオンとなります。
コ ン ピ ュ ー タ ー を 使 用 し な い 場 合 は 、本 ガ
イドの 仕 様 の ページ に記 載 されている定
格に適合する、別売りの外部電源アダプタ
ーをご使用ください。
例 え ば サステ イン フットスイッチ などの 接
続 作 業 を す る 場 合 、必 ず SWING をオフにし
てからおこなってください。
初期セットアップ
DAW を使 用する場合、MIDI 入力を SWING
に設定してください。設定は通常、DAW の
環 境 設 定 メ ニ ュ ー で お こ な い ま す 。詳 し く
は、ご使用の DAW の説明書をご参照くだ
さい。
SWING の接続を変更したり、接続を解除す
る 場 合 は 、接 続 の 着 脱 お よ び 変 更 を す べ
て完了後、DAW を再起動してください。
外部シンクまたは MIDI/USB MIDI シンクを使
用しない場合は、必ず SWING の同期を 内
部( INTERNAL)に設定してください。
別の MIDI 機器と MIDI 接続をする場合
は、SWING の MIDI 出 力 チャンネル を 正し
く設 定してください 。MIDI 出 力チャンネル
は、SHIFTと 、最 後 の 16 個のキーいずれか
を押して 設 定します。
Control Tribe ソフトウェアアプリケーション
で、MIDI 入 出力チャンネル 等 、SWING の複
数のパラメー ター を設 定します。
注 意:稼 動 中に 外 部 MIDI 機器の制御がで
きなくなった 場 合、SWING の MIDI 出力チャ
ンネ ル 設 定 が 意 図 せ ず 変 わってしまってい
ないか、ご確認ください。
プレイ
SWING を有効なUSB ポ ー ト に 接 続 、ま た は
外 部 電 源 アダ プターを接 続し使 用してい
る 場 合 、セ ル フ テ ス ト を 実 行 し 、プ レ イ が 可
能 な 状 態にしま す。
SWING のリセットは 、HOLD および SHIFT ス
イッチを押しながら、USB または外部電源
ア ダ プ タ ー を 接 続 し ま す 。そ の 際 、DAW ま
たは外部機器を再起動する必要がありま
す。
キーボードをプレイすることで、DAW プラ
グインシンセまたはスタンドアローンソフ
ト ウ ェ ア シ ン セ の 制 御 、ま た は MIDI または
CV 出力を 使 用して外 部シンセや その 他の
機 器 を制 御します。
OCT+ および OCT- スイッチは、上下ともに
最大で 4 オクターブ移動します。オクター
ブの 移 動 幅 が 大 きい ほ ど スイッチ が 速く点
滅 し ま す 。い ず れ の ス イ ッ チ も 点 灯 し て い
ない場合は、キーボードは初期設定に戻っ
て い ま す 。両 ス イッ チ を 同 時 に 短 く 押 す と 、
初 期 状 態 に戻ります。
STYLE/PATTERN(スタイル/パターン)
、SCALE(スケール)および TEMPO(テン
ポ)
アルペジエーターまたはシーケンサー動作
で の み 使 用 す る コ ン ト ロ ー ル 類 で す 。い つ
で も調 節 可能 です。
STYLE/PATTERN(スタイル/パターン)
1. ARP モードでは、STYLE/PATTERN ノブで
プ レ イバック 順 を 以 下より設 定しま す:
U – 上昇順
D – 下降順
U+D – 上昇および下降
UP x2 – 上昇順で各ノートを 2 回ずつ
プレイ
DOWN x2 - 下降順で各ノートを 2 回ず
つプレイ
U+D2 – 上昇し、2 回下降
ORDER – レコーディングされた順にプ
レイ
RND – 全ノートをランダムにプレイ
2. SEQ モードでは 、このノブでシーケンサ
ープ ロ グ ラム A〜H の保存および 呼び
出しをおこな います。
SCALE(スケール)
1. SCALE ノブでは、ノートの継続時間を
以 下 よ り 選 択 し ま す( ARP および SEQ モ
ー ド ):
1/4、1/4T(三連符)、1/8、1 /8T、1/16
、1/16T、1/32、1/32T
三連符は、1 つのノートを、時間長の等
しいノート 3 つで分割したものです。
TEMPO(テンポ)
1. TEMPO ノブでテンポを調節します。
2. 微調整は、SHIFT を押しながら 同時に
TEMPO ノブを回しておこないます。
3. テンポは、TAP スイッチ を 任 意 の テン ポ
で 複 数 回 タップ することで も変 更 可 能
です。TAP スイッ チ は 現 在 のレ ートで 点
滅しま す。TEMPO ノ ブ を 回 す と 、テ ン ポ
はノブの設 定に 戻りま す。
GATE( ゲ ー ト )お よ び SWING(スウィング)
アルペジエーターまたはシーケンサープレ
イバック時にのみ使 用するコントロールで
す。アルペジエーターまたはシーケンサー
のプレイ中は、次の要領で調節します:
GATE(ゲート)
鍵 盤 に「 GATE」と ラ ベ リ ン グ さ れ た 5 個の
キーがあり、10%、20%、40%、60% および
80% を 選 択 で き ま す 。こ れ は ノ ー ト の 継 続
時間で、ノート間の時間のパーセンテージ
を 表しています。
1. SHIFT と 、こ れ ら の い ず れ か の キ ー を 押
して GATE を 選 択 し ま す 。プ レ イ バ ッ ク
音を聴いて効果をご確認ください。
2. SHIFT + キー 1+ キー 2 を 押 す と 、ラ ン
ダムゲートとなります。
SWING(スウィング)
「SWING」と ラ ベ リ ン グ さ れ た 11個のキーで
は、OFF (50%)、54%、56%、5 8%、60%、62%
、65%、68%、72%、76%、80% を選択できま
す。
1. SHIFT とこれらのいずれか のキーを押
し て 、ス ウ ィ ン グ を 選 択 し ま す 。プ レ イ
バック音を聴いて効果をご確認くださ
い。
CHORD(コード)
コードモードでは、キー 1 つで和 声をプ
レイできます。コードモードは ARP または
SEQ モードで 使 用しますが、ノート数およ
びステップ数に上限があります。
1. SHIFT および HOLD を長押ししま
す。HOLD が 速く点 滅します。
2. コードをプレイします(最 大 8 ノー
ト )。
3. SHIFT および HOLD をリリースしま す。
コードモードに入った合図として、HOLD
の点滅速度が遅くなります。
4. 任意のノートを押すと、コードをそのノ
ートに移 調してプレイしま す。
5. コードモードを終了するには、SHIFT お
よび HOLD を再度押します。
6. SHIFT および HOLD を再度瞬間的に押す
と 現 在 の コ ー ド を 継 続 し 、両 方 を ホ ー
ル ド す る と 新 規 コ ー ド へ 進 み ま す( 手
順 1 を繰り返します)。
7. 注意:コードモード(HOLD が 点 滅 )で
アルペジオのホールドをする場合など
は、HOLD を 再 度 押 す と 、点 滅 が 速 く
なります。するとコードモードのまま
アル ペジ オ が ホールドされ ます。HOLD
を一 回 押 すとホールドモードを解 除
し、SHIFT+HOLD を押すとコードモード
を終了します。
アルペジエーター操作
1. ARP(アルペジオ)を選択します。
2. STYLE/PATTERN を 使 用してプレイバック
順を 選 択します。
3. SCALE を 使 用してノート長 を設 定しま
す。
4. STYLE( ス タ イ ル )、SCALE(スケール)
、GATE( ゲ ー ト )、SWING( ス ウ ィ ン グ )、
および TEMPO(テンポ)はプレイ前、ま
たはプレイ中に調節します。
5. Play/Pause( プ レ イ / 一 時 停 止 )を 一 回 押
します。TAP( タ ッ プ )が テ ン ポ に 合 わ せ
て点 滅します。
6. HOLD( ホ ー ル ド )が オ フ の 場 合 :
任意のノートを長 押しします。
リリースしたノートはアルペジオから
除 外 され ます。
ホールドしたノートに 新 規ノートが 追
加され ま す。
全ノートをリリースすると、アルペジオ
は停止します。
TAP の点 滅中に任意のノートを押すと
新規アルペジオを開始します。
STOP を押します。
7. HOLD がオンの場合:
任 意のキ ー 全 てを 長 押しします。
前のノートが 1 つでもホールドされて
いれば、新規ノートを追加できます。
全てのノートをリリースした後もプレイ
は 継 続します。
TAP が点滅している間に任意のノート
を押すと新規アルペジオを開始しま
す。
STOP を押します。
HOLD がオンの間、Play/Pause を使用し
てアル ペジオをプレイ/一時 停止しま
す。
注 意: Control Tribe アプリケーションを
使 用して、HOLD を瞬間 的/ラッチに設
定します。
シー ケンスのレコーディング
1. SEQ( シ ー ケ ン ス )を 選 択 し ま す 。
2. STYLE/PATTERN を使用して A〜H のいず
れかを選択します。その場所に新規シ
ー ケンス が 保 存されます。
3. SCALE を任意のノート長に設 定します。
4. REC を 一 回 押 し ま す 。す る と 赤 色 に な
ります。
5. 一度に 1 つのノートを押してリリース
し 、シ ー ケ ン ス を レ コ ー デ ィ ン グ し ま
す。その度にシーケンスは次のステップ
に進 みます。
6. 休符の入 力は SHIFT & REC を押します
(休符を追加する場合は繰り返し
ま す )。
7. タイを入 力するには 、タイを設 定する
ノートをホールドし、SHIFT & REC を押し
ます(タイを追加する場合は繰り返し
ま す )。
8. Legato( レ ガ ー ト )を 作 成 す る に は 、SHIFT
& REC をホールドしな がらレガートノー
トを入力します。 完了したら SHIFT &
REC をリリースします。
9. STOP を押します。シーケンスは STYLE/
PATTERNノブで設定した場所に保 存さ
れます。
シーケンスのプレイ
1. SEQ( シ ー ケ ン ス )を 選 択 し ま す 。
2. STYLE/PATTERN ノブ を 使 用してシー ケン
スを 選 択します。
3. Play/Pause を押します。
4. SCALE( ス ケ ー ル )、TEMPO(テンポ)
、SWING( ス ウ ィ ン グ )お よ び GATE(ゲ
ート)を上記の要領で任意に設定しま
す。
5. SHIFT および OCT+/TRANSPOSE を押しま
す。ノートを押すとシーケンスを移 調
します。
6. SHIFT および OCT-/PLAY を 押 し ま す 。シ
ーケンサーに合わせてプレイします。
シーケンスのモディファイ
1. SEQ を選択します。
2. STYLE/PATTERN ノブ を 使 用してシー ケン
スを 選 択します。
3. Play/Pause を押します。
4. 最 後のノートを消去するには、SHIFT と
TAP を ホ ー ル ド し 、短 く 押 し た 場 合 は 最
後のノートを消去(ERASE LAST )、長 押 し
(4 秒 間 )の 場 合 は 全 消 去( ERASE ALL)
します。
5. ノートの追 加は 、SHIFT と STOP を押し
ます。すると赤 色に 変 わります。赤く光
っている間にノートを追加し、追加し
終わったら STOP を押します。
6. Play/Pause を押して聴きます。
シーケンスの保存
Control Tribe ソフトウェアアプリケーション
では、シーケンスを保存し、後から呼び出
しが で きます。
ファームウェアアップデート
当 社ウェブサイト behringer.com を定期的
にご覧になり、SWING ファームウェアのアッ
プデートの 有 無をご確認ください。Control
Tribe ソフトウェアアプリケーションでは、
次の要領でファームウェアのアップグレー
ド が で きま す:
1. ユニットをオンにする前に
HOLD、SHIFT、OCT+ および OCT- を押しま
す。すると4つすべ て点 滅します。
2. Control Tribe ソフトウェアを開き、
Device/ Firmware Upgrade(機 器/ファーム
ウ ェ ア ア ッ プ グ レ ー ド )を 選 択 し ま す 。
3. ファームウェアアップグレードが開始し
ま す 。ア ッ プ グ レ ー ド が 完 了 す る ま で ユ
ニットの 電 源 を 落とさな いで くださ
い。
お 楽 し みくだ さい!
当 社 一 同 、新 し い SWING をお客様に楽し
くお使いいただけることを心より願ってお
ります。








