Quick Start Guide
8 ULT RAVOICE UV1
クイックスタートガ イド
9
UV1 はじめに
ステップ 3: はじめに
基本操作
(1) 接続例の章を参照し、必要なオーディオおよび電源接続をすべておこないます。
(2) MONITOR LEVEL(モニターレベル)ノブおよび OUTPUT GAIN ( 出 力 ゲ イ ン )ノ ブ の 位 置 を
最小 値 にします。
(3) コン デ ン サ ーマイクロフォンを 接 続 して い る 場 合 は 、48 V ファンタム電源ボタンを有
効 にします。
(4) PROCESS BYPASS(プロセスバイパス)ボタンを有効にし、まずは未処理のマイクロフォ
ン信号 を確 認します。
(5) ヘッドフォンを装 着し、ボーカル 信号をモニターします。
(6) 実際に録音する時の声量で、接続したマイクロフォンに向かって歌い、レベルメータ
ーを確認しながらプリアンプ部の GAIN ノブを上げていきます。声が最大レベルの時
に、+12 dB LED が瞬間的に点灯する程度にノブを設定します。
(7) COMPRESSOR、DE-ESSER、ENHANCER および EXPANDER/GATE 部のノブをすべて反時計回り方
向いっぱ いまで 下げ ます。
(8) OUTPUT GAIN( 出 力 ゲ イ ン )ノ ブ を 回 し て 0 dB に設 定しま す。
(9) MIX ノブを反時計回り方向いっぱいに回します。
(10) マイクロフォン に 向 か って 歌 い な が ら 、MONITOR LEVEL ノ ブ を 調 節 し 、ち ょ う ど 良 い リ
スニング 音 量 に設 定します。
(11) PROCESS BYPASS ボタンを解除し、サウンドシェイピング 部を有効化します。
(12) COMPRESSOR DRIVE (コンプレッサードライブ)ノブを回してコンプレッションを任意
の量に調節します。このノブの設定を上げると全体の音量レベルが上がりますの
で、 OUTPUT GAIN ノブ で 調 節してください 。GAIN REDUCTION(ゲインリダクション)メー
ターを確認しながら、信号に適 用するコンプレッションの量を決定します。ボーカル
アプリケーションでは通常 6 〜 9 dB のリダクションが適切でしょう。
(13) COMPRESSOR DENSITY(コンプレッサーデンシティ)ノブで、コンプレッサーのリリースタ
イムを設 定します。ボーカル の 場 合、低 めに設 定します。
(14) 歯擦音が気になる場合は、DE-ESSER FREQUENCY( デ ィ エ ッ サ ー 周 波 数 )を 4-8 kHz に設定
し、サ行の音がまろやかになるまで、DE-ESSER THRESHOLD(ディエッサースレッショルド)
を上げます。
(15) HF DETAIL(HF ディテール)を使用して信号の高域にハリを出したり、LF DETAIL(LF ディ
テール)を使用して低域にパンチと明確さを付加します。
(16) 意 図 せぬ バックグラウンドノイズ をミュートする 際 は 、 EXP/GATE RATIO(EXP /ゲート比
率 )ノ ブ の 位 置 を 中 央 の 2:1 に合わせ、EXP/GATE THRESHOLD(EXP /ゲートスレッショルド)
ノ ブ を 、さ さ や い た 時 に 、赤 色 LED が消えて緑 色 LED が点 灯 するまで上 げ ます。
USB / レコーディング セットアップ
(1) Windows PC を録 音に使用する場合、USB ドライバーを Behringer.com の 製 品 ページより
ダ ウンロ ードしてください 。Mac コンピューターではドライバーのインストールは必
要ありません。
(2) コンピューターからの USB ケーブルを 背面パネルの USB ポートに接続します。
(3) DAW / レコーディングソフトウェアを開き、入力 / 出力機器として UV2860 を選択し
てください。
(4) レコー ディング 中、録 音 に使 用しているチャンネルは 、プレイバック信 号に 混ざらな
いようにミュートしてください。
(5) MIX ノブで、ボーカルのダイレクト音と、ご使 用のソフトウェアのオーディオプレイバ
ックとのバランスを調節します。
(6) 純粋なマイクプリアンプの信号を録音する場合は、PROCESS BYPASS (プロセス バイパ
ス )ボ タ ン を 押 し ま す 。DAW エフェクトプラグインを 使 用してボーカルレコー ディング
を編集する際には、この設定がおすすめです。
(7) 2 チャンネルレコーディングは、背面パネルの LINE IN ( ラ イ ン 入 力 )ジ ャ ッ ク と 、前 面
の入力端子との併用により可能です。ただし LINE IN ジャックにはレベルコントロー
ルがないため、音量不足やクリッピングを防ぐためには、接続した機器の側で音量
を調節する必要があります。
UV1
Simplified Block Diagram
GAIN
CLIP
dB
GAIN REDUCTION
LEVEL
PROCESS
BYPASS
OUT/PLAY
IN/REC
1/L
2/R
1/L
2/R
(DUAL) MONO
PHONES
OUTPUT
PHONES
VOLUME
LINE OUTPUTS
+48V
LOW
CUT
GAIN
RETURN
THRESHOLD
LINE IN (R)
DRIVE
DENSITY
MIC PREAMP
COMPRESSOR
FREQ
THRESH
DE-ESSER
LF
DETAIL
HF
DETAIL
ENHANCER
THRESH
RATIO
EXPAND/GATE
OUTPUT
USB
2-CH I/O
AD/DA
MONITOR
MIX
IN
PB
XLR/LINE
INSERT
SEND