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EUROLIVE VS1520/VS1220F/VS1220 取扱説明書
2. 接続
図. 2.1: 接続パネル
(1) VS シ リ ー ズ は 、パ ラ レ ル の ¼ インチ TS ラウドスピーカー入力を
装備しています。これらのコネクターのうちの 1 つ を パワーア
ンプの出力に接 続し、例えば、追加のラウドスピーカーへ信号
を 送 る た め に 、ア ン プ か ら の 信 号 を 2 番目のコネクターから得
ることが できます。
図. 2.3: ¼ インチ TS ラ ウ ド ス ピ ー カ ー ・コ ネ ク タ ー
◊ ◊ 注意: 別のパワーアンプからの信号を、絶対に両方のパラレ
ル入力に同時に接続しないでください。これは機材に致命的
な 損 傷を与えます。
◊ ◊ 複 数 の ラ ウ ド ス ピ ー カ ー を パ ラ レ ル に 接 続 す る と 、パ ワ ー ア
ンプによって扱われる全体のインピーダンスZT は、個々の
インピーダンス値と接続されるスピーカーの数から、以下の
ように計算することができます。
VS シリーズでの典型的な接続例を示しています:
• • 8 オームのスピーカーを 2 台並列接続 = 4 オーム
• • 8 オームのスピーカーを 4 台並列接続 = 2 オーム
• • 4 オームのスピーカーを 2 台並列接続 = 2 オーム
• • 4 オームのスピーカーを 4 台並列接続 = 1 オーム
◊ ◊ 実際のインピーダンスが入力のインピーダンスを下回ると、
ア ン プ を 損 傷 す る 可 能 性 が あ り ま す 。計 算 さ れ た 全 体 の イ ン
ピーダンス ZT が、アンプで指定された最小のインピーダン
スを下回らないことを確認してください。
3. 理 想的なオペレーション
私たちは、この VS シリーズを幅広い用途を想定し開発しました。
もちろん、ラウドスピーカーのサウンドは、使われる部屋 / 場所の
音響的な特性に左右されます。この説明書の次の章では EUROLIVE
ラウドスピーカーを最 大限活用するための情報が含まれてい
ます。
3.1 ラウドスピーカー の設 置
ここには、あなたのラウドスピーカーから理想的なサウンドとパフ
ォーマンスを得るためのヒントが記載されています。
• • ラウドスピーカーを人の頭の位置より高くします。高周波数域
は、オーディオの周波数で明瞭性とスピーチの分かりやすさ
に貢献します。高音域はオーディエンスの最前列の人々によっ
て弱められることがあります。そこで、高周波数域のドライバ
ー が オ ー デ ィ エ ン ス の 高 さ よ り も 少 し 高 く な る よ う に 、ラ ウ ド ス
ピーカーを設置することをお薦めします。より多くの人の耳に
直 接 届くようにす れ ばよいでしょう。ラウドスピーカーが もし
巨大なフラッシュ・ライトだったとすれば、部屋の中の全員を
明るく照らしたいと思うでしょう
• • フルレンジのラウドスピーカーを四隅や壁のすぐそばに設置す
ることは避けてください。これは、低周波数域の強調につなが
り、サウンドをこもらせることがあります。低周波数は高い指
向性を持たないので、サブウーファーはほとんど何処にでも設
置することができます
• • ラウドスピーカーは、踊っているオーディエンス、過 度にエキ
セントリックなステージのパフォーマー、突然の地震などによ
って、衝撃を受けない場所に設 置してください
• • 体育館や公会堂のように、自然のリバーブを多く生む空間で
は、明 瞭なサウンドを維持することが 難しくなります。カーペ
ットやじゅうたんを床に敷く、カーテンを窓にかける、ブロック
の塀を設置することなどで反射音の吸収を助け、全体的なサ
ウンドを改善します
3.2 フィードバックを防止する方法
“フロントオブハウス” のスピーカーは常にマイクロフォンより
(オーディエンスから見て) 前方に、消して後方にならないように
設 置 し て く だ さ い 。演 奏 者 が 聞 く こ と が で き る よ う に 、プ ロ フ ェ ッ
ショナルのモニターシステムか、イン・イヤーのモニタリング・シス
テムを 使 用してください 。
3.3 レコード・プレイヤー使用時にフィードバックを
避ける方法 (DJ アプリケーション)
レコード・プレイヤーを使用する時に、低音のフィードバックが 起
こる場合があります。低音のフィードバックは、低周波音がピック
アップに戻り、ラウドスピーカーで再び再生されることによって生
じます。ほとんどの場合、スピーカーがレコード・プレイヤーの近く
に設置されていること、木の床の部屋、演台、舞台が原因になって
います。このような場合には、ラウドスピーカーをレコード・プレイ
ヤーから遠ざけ、ステージから下ろして、固い床に設 置するのが最
も 良 い 方 法 で す 。も う 1 つの方法は、スタンドを使ってスピーカー
を上に持ち上げる方法で、ラウドスピーカーが 直接床に触れるこ
とを防ぎます。
(1)
strain relief clamp
sleeve
tip
sleeve
(ground/shield)
Unbalanced ¼" TS connector
tip
(signal)
Z
T
1
Z Z
+ +
=










