Quick Start Guide
6 WING
クイックスタートガ イド
7
フェー ダー部
WING には 3 つのフェーダー部があり、それぞれに関連するバンクボタンを備えています。コンソール左側の、12 個 のフェー ダーか
らなるグループは、多くの場合入力チャンネルとして使用され、中央の 8 個のフェーダーで構成されるグループは、通常バスおよび
DCA の制御に使用、4 つのフェーダーからなる 右 側の小さなグル ープは 、メイン出 力または マトリックス出 力 で 使 用します。ただし、
フェーダーの構成に関して特に制限はありません。フェーダーバンク構成にアクセスするには、任意のフェーダー部の VIEW ボタンを
長 押しします。
レ イヤー/バ ンクボタン
異 なるフェーダーバンクを選 択すると、関 連 するフェー ダー 部に 、
即座にスクリブルストリップ名 / アイコンを含む新たなチャンネ
ル 群 を 呼 び 出 し 、モ ー タ ー フ ェ ー ダ ー が 正 し い 位 置 へ と ジ ャ ン プ し
ます。特定のバンクが、そのセクションで使用可能な物理フェーダ
ーに収まらない場合 (例:バスマスター)、矢印キーで 4 つのブロ
ックをスクロールし、残りのチャンネルにアクセスできます。各フ
ェーダー部は 2 つ 、ユ ー ザ ー に よ る 定 義 が 可 能 な バ ン ク が あ り 、
様々なチャンネルで構成できます。
モニターミキシングの場 合、“Sends on Faders” (フェーダーに送信)
という機能は非常に便利で、チャンネルから特定のバスに送るセ
ンドレベル を 素 早く調 節 できます。
• • SOF FLIP ボタンを押し、“Sends on Faders” (フェーダー へ 送 信 )
を有効にします。デフォルトでは、サブグループモードでバ
スを保護するため、全 センド (入 力チャンネルフェーダー
ストリップ) の MUTE (ミュート) ボタンが有効になってい
ます。
• • バスフェーダー部の BUS MASTERS (バスマスター) ボタン
が 点 灯 し て い る こ と を 確 認 し 、任 意 の SELECT ボタンを押し
て、チャンネルシグナルが送信されるバスを確認します。
• • バ スに 送 信 する 各チャンネル の入 力 チャンネルフェー ダー
を 上 げ 、必 要 に 応 じ 、別 の 入 力 バ ン ク を 探 し ま す 。
通 常のミックスに 戻 るには 、SOF FLIP ボタンを解 除します。
Input channels Bus/DCA/Matrix Main/Matrix
スクリブルストリップ、メーター、セレクト (SELECT)
各フェー ダーストリップには 、スクリブルストリップと呼 ばれる
小 さ な デ ィ ス プ レ イ ス ク リ ー ン が あ り ま す 。こ こ に は 現 在 の チ ャ
ン ネ ル / バ ス 番 号 、名 称 お よ び グ ラ フ ィ ッ ク ア イ コ ン ま で 表 示 さ
れ、フェーダーおよびボタンでコントロールしているものが即座
にわかるようになっています。スクリブルストリップの上にあるカ
ラ ー バ ー で は 、関 連 す る チ ャ ン ネ ル の グ ル ープ が 視 覚 的 に 把 握
できます。スクリブルストリップの詳細およびカラーバーのオプ
ションは、HOME(ホーム)スクリーン / HOME タブより、CUSTOMIZE
(カスタマイズ) ボタンを押して編集します。
SELECT (セレクト) ボタンを押すと、メインディスプレイおよびチャ
ンネルストリップの制御を、そのチャンネルまたはバスへフォーカ
スします。 有効な SELECT ボタンは 常 に1つだけで す。
SOLO (ソロ) ボタンを押すと、そのチャンネルを分離して、同じくソ
ロにしているチャンネルもしくはバスと共にモニタリングできま
す。MUTE (ミュート) ボタンは、ストリップに割り当てられているチ
ャンネルをミュートします。
ステレオレベルメーターでは、-60 dB から Clip (クリップ) の間で、
入 力レベ ル 情 報 を 一目で 把 握 できます。DYN (ダイナミクス) LED
は、ダイナミクススレッショルドを超 過した場 合に点灯し、コン
プレッサー/エクスパンダーをトリガーします。 同 様に、GATE
(ゲート) LED は、入 力信号がノイズゲートスレッショルドより下が る
と点 灯します。
メインディスプレイ
WING のコントロールの大半は、10 イン チ の タッチスクリーン 式 メ
インディスプレイで、編 集およびモニタリングが 可能です。画 面
左側にある 7 つのボタンまたは、トップパネルの主要なセクショ
ンにある VIEW (表示) ボタンで、さまざまな画面にアクセスでき
ます。
ディスプ レ イ 下 側 の 6 つのエンコーダーでは、現在のディスプレ
イスクリーンの下側に表 示されているアイテムのパラメーター の 調
節が可能です。これらはキャパシティブノブで、関連するノブに触
れるとただちにその要素をハイライトします。
ディスプ レ イ右 側 に あ る 7 番目の追加エンコーダーは、まずメイ
ンディスプレイのアイテムに触れ、コンテキスト依存のコントロー
ルとして使 用することで、バーチャルノブまたはフェーダーを動か
す の に 比 べ て 、よ り 精 細 な 調 節 が で き ま す 。7 番目のエンコーダー
の下にある多目的ボタンは、同様に現在のスクリーンに合わせて
機能します。たとえば、ディレイエフェクトのタップテンポに使 用
するなどです。
大きなステレオメーターは、メインバスまたはソロバスレベルを
表 示します。CLR SOLO (クリアソロ) ボタンは、ソロバスで有効にな
っている、全チャンネルおよびバスをリリースします。
各画面の概要は第 3 章に記 載 されています。
ナビゲーション用矢印ボタンおよびバリュー/スクラブホイール
は、DAW コントロール、USB オーディオならびに WING-LIVE プレ
イヤーに関する機能を実行します。ホイールは、“Custom Control”
(カスタムコントロール) の “User” (ユーザー) レイヤーに割り当て
られているパラメーターの値を、各ボタンが押し下げられている
時 、微 調 整 し ま す 。
WING 概要