User Manual
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日本語
操作
キックゲートを使う
キックゲートはBose®の特許技術で、マイクからのフィードバックのリスクを排除しつつ、キックドラムチャンネルの音量を上げることを可
能にします。コンプレッサー/ゲートのメニューの中には、2種類のキックゲートの設定が含まれています。
1. キックドラムに適したマイクを接続します。
2. キックドラムに適したToneMatch®プリセットを選択します。
3. チャンネルの入力のトリムコントロールを調整して、最も激しくキックドラムを叩いたときに入力チャンネルのLEDが赤く光る状態に
します。その状態からトリムコントロールの調整を続けLEDが緑になるポイントを探します。これにより、チャンネルの入力トリムレベ
ルが最適化されます。
4. ロータリーセレクターで「Comp/Gate」を選択します。
5. 「Type」コントロールを回して、表示されるリストをスクロールダウンし、「KickGate 1: Regular」または「KickGate 2: Fast」をハイ
ライトして、「Select」コントロールを押します。ツインペダルを使用して演奏するときはKickGate 2を選択してください。
6. キックドラムを演奏してもらい、実際にパフォーマンスを行うときの音量までボリュームを上げていきます。
7. パフォーマンスを行うとき必要な最もソフトな打音が聞こえることを確認します。
8. キックドラムをソフトに演奏してもらい、「Thresh」レベルを上げていくと、ある時点で打音が時々聞こえなくなる状態になります。ここ
から「Thresh」レベルを3 dB下げます。
9. キックドラムを普通に演奏してもらい、「Tight」コントロールを反時計方向に回してタイトネスを緩め、音にボリューム感を加えます。
タイトネスは0%(最もルーズ)~100%(最もタイト)の範囲で設定できます。
F. Noise Gate – プリセットされた速いアタックタイムを持つノイズゲートです。スレッショルドとスピード(リリースタイム)の調整
が可能です。マイクや楽器からの不要なノイズの除去に適しています。
G. KickGate 1: Regular – プリセットされたアタックタイムを持つゲートです。スレッショルドとタイトネス(リリースタイム)の調
整が可能です。キックドラム専用に設計されたBose®の特許技術です。この強固なゲートにより最大音量でもハウリングを生じ
ることはありません。SRシステムを通じてキックドラムの音量を好きなだけ上げられます。
H. KickGate 2: Fast – キックゲート1とほぼ同様ですが、より速いテンポに対して最適化されています。ツインペダルを使って演
奏する場合はこの設定を選択します。
2..「Select」コントロールを押してタイプを選択します。「Cancel」コントロールを押すと何もしないでそのまま終了します。
3.
. コンプレッサー
1
~
3
、リミッター、ディエッサー
: 「Thresh」コントロールを回して、入力のスレッショルド(トリガー)レベルを-50 dB~0
dBの範囲で調整します。「Gain」コントロールを回して、0 dB~30.0 dBの範囲でゲインを調整します。コントロールの上方に表示
されるゲインバーはゲインの削減量を表示します。このゲインバーを参考にスレッショルドを設定します。.
ノイズゲート
: 「Thresh」コントロールを回して、入力のスレッショルド(トリガー)レベルを-90 dB~-30 dBの範囲で調整します。
「Speed」コントロールを回して、ゲートを閉じる速さを0%(最も速い)~100%(最も遅い)の範囲で調整します。「Ramp」コントロー
ルを回して、ゲートのスロープを0%(水平)~100%(垂直)の範囲で調整します。.
キックゲート
1
~
2: 「Thresh」コントロールを回して、入力のスレッショルド(トリガー)レベルを-20 dB~0 dBの範囲で調整します。
「Tight」コントロールを回して、タイトネス(どれだけ急峻にゲートが閉じるか)を0%(最も遅い)~100%(最も速い)の範囲で調整し
ます。