Owner's Manual
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日本語
各スピーカーの背面には、バイ・ワイヤリングが可能な2
組の端子があります(左上)。従来のシングル・ワイヤ接続
を行う場合は、付属のリンク・ワイヤで同じ極性の端子を
つ な い で く だ さ い 。バ イ ・ ワ イ ヤ リ ン グ に す る と 低 域 の デ ィ
テ ー ル のレゾリュー ションを 改 善 することが で きます。
スピーカー のプラス端 子( 赤いリング )をアンプのプラス
出力端子に、スピーカーのマイナスの端子(黒いリング)を
アンプのマイナス出力端子に必ず接続してください。接続
を誤っても破損することはありませんが、音像が損なわ
れ、低音が失われます。端子のキャップは必ず完全に下ま
で 回して 締 め 、ガタつか な いようにしてください 。
ファインチューニングの前に、もう一度全ての設置と接続
が正しく且つ安全に行われているか確認して下さい。
一般的に壁からスピーカーを遠ざけると低音域の量が少
なくなります。スピーカーの後ろにスペースをつくること
に よ っ て 、音 場 の 奥 行 き 感 を 得 る こ と が で き ま す 。逆 に 言
えばスピーカーを壁に近づけることによって低音域のボ
リュームを増やすことができます。壁からの距離を変えず
にスピーカーに低音域のふくらみを低減させたい場合に
は 、ス ピ ー カ ー の バ ス レ フ ポ ー ト に フ ォ ー ム プ ラ グ 挿 入 し
てみてください 。
もし低域が周波数的にフラットではないと思われたら、そ
れはリスニングルームの共振モードのために発生してい
る可能性があります。スピーカーの位置又はリスニングポ
ジション等の小さな変更で、これらの共振の影響が改善
される場合もあります。リスニングポジションを移動する
か、または異なった壁に沿ってスピーカーの設置位置を
変更してみてください。大きな家具の位置や配置の共振
モードに影 響します。
センターイメージのフォーカスがあいまいな場合は、左右
のスピーカーの間隔をもっと狭めるか、スピーカーの設 置
角度をリスニングポジションの 前に合 わせ、もっと内 側 に
向けると改善される場合があります。
再生した音が高音域に偏っていると感じられた時は、部
屋に音を吸収するような柔らかい家具等を増やしてみて
ください。(例えば重たいカーテンを使用する等)おそらく
サウンドバランスを整える助けとなります。また逆 に、再 生
した音がこもった感じになった場合は、それらの家具を
減らしてみ てくだ さい 。
最 も シ ャ ー プ な 音 を 聞 き た い 場 合 は 、バ ス / ミ ッ ド レ ン ジ
のグリルの端をつかんでキャビネットからそっと引っ張
り、グリルを取り外してください。
スピーカーの性能は、御使用になるにつれて微妙に変化
します。スピーカーが冷たい環境に保管されていた場合、
ドライブユ ニットの ダ ンピン グ 材 とサスペ ンション が 本 来
の機械的特性を取り戻すまで、しばらく時間が掛かりま
す。ドライブユニットのサスペンションは音量やソースにも
よりますが、鳴らし始めてから1時間くらいで徐々にほぐ
れてきます。スピーカーが意図された性能を取り戻すまで
にかかる時間は、開梱までの保管条件や、どの様に使用
されるかによって異なります。目安としては、温 度による影
響を安定させる為、ご使用される状況で1週間、また意図
されたデザイン特性に達するために、平均15時間スピー
カーを鳴らすことを見込んでください。
4. 微調整と慣らし運転