Owner`s manual
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日本語
キャビネットの表面は、普段はほこりを払うだけで十分です。エアゾ
ル剤その他の洗浄剤をお使いになりたい場合、洗浄剤によっては表
面を傷めることもありますので、本体に直接お使いになるのではな
く、布に取って小さな部分でお試しになってからお使いください。研
磨剤、または酸、アルカリ、殺菌剤が含まれている製品はお使いにな
らないでください。塗装面の汚れは、薄めた無香料セッケン溶液で落
ちる場合があります。それでも落ちない汚れは、専用のガラスクリー
ナーをスプレーし、マイクロファイバーの布で軽く拭き取ってくださ
い。破損の原因となる可能性がありますので、ドライブユニットに洗
浄剤を使ったり触ったりしないでください。
純木製のべニアには、時間経過に伴う退色を最小限に抑える耐紫
外線ラッカー処理が施されていますが、天然素材ですのでどうして
もある程度の退色が予想されます。色の違いは、色が均一になるま
でベニヤの表面すべてに均等に日光を当てることで調整することが
できます。長い時間がかかることもありますが、紫外線ランプを慎重
に使用してすると所要時間を短縮することができます。木製ベニヤ
になるべく亀裂が入らないよう、スピーカーは放熱装置や温風口な
ど直 接熱を発するところから遠ざけてください。
スピーカーの性能は、御使用になるにつれて微妙に変化します。スピ
ーカーが冷たい環境に保管されていた場合、ドライブユニットのダン
ピング材とサスペンションが本来の機械的特性を取り戻すまで、し
ばらく時 間 が 掛かります。ドライブユニットのサスペンションは音 量
やソースにもよりますが 、鳴らし始めてから1時間くらいで徐々にほ
ぐれてきます。スピーカーが意図された性 能を取り戻すまでにかか
る時間は、開梱までの保管条件や、どの様に使用されるかによって
異なります。目安としては、温度による影響を安定させる為、ご使用
される状況で1週間、また意図されたデザイン特性に達するために、
平均15時間スピーカーを鳴らすことを見込んでください。
5. ならし運転 6. お手入れ