Raster Command Reference
プリンターラスターマニュアル
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4. 印刷コマンド詳細
M 圧縮モード選択
ASCII: M {n}
16 進: 4D {n}
パラメーター
{n}の定義
0
無圧縮モード (有効)
1
予約 (無効)
2
TIFF
説明
⚫ 圧縮モードを選択する。
データ圧縮はラスターグラフィックス転送のデータ内でのみ有効です。
[TIFF (Pack Bits)]
⚫ 1バイト単位。
⚫ 同一データが連続する場合は、その個数とその1バイトのデータを指定します。
異なるデータが連続する場合は、その個数と異なるデータすべてを指定します。
⚫ 同一データを指定する場合の個数の指定は、(実際の数-1)を負の数で指定します。
異なるデータの個数指定の場合も、そのバイト数-1を正の数で指定します。
⚫ 以上の処理の結果、圧縮データが、16 バイトを超える場合は、すべて異なるとみなします。
この結果、長さを指定する1バイトを含めて、トータルで 17 バイトになります。
サンプル
ラスターグラフィックス転送の1ラスター分:
非圧縮時:
00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
00 00 00 00 00 22 22 23 BA BF A2 22 2B……
圧縮時:
ED 00 FF 22 05 23 BA BF A2 22 2B …
a b c
a.
00h が 20 バイト続きますので、20 Dec→19 Dec→13 Hex、負の数にして ED Hex です。
従って、ED 00
b.
22h が 2 バイト続きますので、2 Dec→1 Dec→1 Hex、負の数にして FF Hex です。
従って、FF 22
c.
次の 6 バイトはそのまま展開します。6 Dec→ 5 Dec →5 Hex。
従って、05 23 BA BF A2 22 2B
この後も非圧縮データのバイト数分続けます。最後まで、00 Hex であっても省略できません。