ソフトウェア開発者マニュアル ラスターコマンドリファレンス RJ-4250WB/4230B/3230B/3250WB/3050/3150/ 2030/2050/2140/2150 Version 1.
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本書について ご注意 本資料は、お客様が直接 RJ-XXXX プリンター(「XXXX」は、お客様がお持ちのモデル名)を制御される場合に必要 な情報を提供するものです。 お客様が以下の内容にご同意いただいた場合のみ、本資料のご利用が可能です。 もしご同意いただけない場合は、お客様は本資料をご利用いただけません。 ご利用条件 お客様は、お客様ご自身で RJ-XXXX プリンターをご利用いただくため(以下「本目的」といいます)に必要な範囲に おいてのみ、本資料を使用し、複製することができるものとします。なお、お客様は次のことを行ってはならないもの とします。 (i) 本目的以外の目的で本資料を複製すること (ii) 本資料を改変し、翻案・翻訳し、または第三者に再頒布すること (iii) 本資料を第三者に貸与・提供すること (iv) 本資料に含まれるブラザーの権利に関する表示を削除・改変すること 無保証 a. 対応モデルおよび本資料のバージョンアップや修正等はブラザーが任意で行うものとし、お客様からの本資料の 内容に関するお問い合わせまたはご要望に対しては一切応じかねます。 b.
更新履歴 バージョン 日時 修正内容 1.00 2014/7/11 RJ-3000 版を新規作成 1.01 2016/10/4 RJ-2000 シリーズの情報を追加 1.02 2018/4/16 RJ-4230B の情報を追加 1.03 2018/8/27 RJ-4250WB の情報を追加 1.
ラスターコマンドリファレンス 目次 本書について······························································································· 3 更新履歴 ···································································································· 4 1. はじめに ································································································· 1 2. プリンターラスターデータとは········································································ 2 3.
ラスターコマンドリファレンス 8.2 USB/Bluetooth 接続バッファーリング印刷エラーフロー ·········································· 47 8.3 USB/Bluetooth 接続バッファーリング印刷クーリングフロー ····································· 48 8.4 USB/Bluetooth 接続バッファーリング印刷剥離待ち / 再開フロー ····························· 49 8.
ラスターコマンドリファレンス 1.
ラスターコマンドリファレンス 2. プリンターラスターデータとは 弊社のプリンタードライバーを使用しないで RJ-XXXX (「XXXX」はモデル名)を用いた印刷ができます。 そのため、以下のような場合に便利です。 ⚫ Windows 以外の OS から印刷したい場合 (例: Linux PC、モバイル端末等から印刷する場合) ⚫ 既存のシステムに印刷機能を追加したい場合 また、詳細な設定の印刷ができます。 本資料における「ラスター」は、2 値化されたビットマップデータ(ドットの集合)を示します。 本資料を参照し、ラスターデータに初期化コマンドや制御コードを付与してプリンター本体(以降、「本体」)に送ると、 印刷が実現されます。 本書では、このコードを付与し、データを送信する方法について説明をします。 - 2 2.
ラスターコマンドリファレンス 3. ラスターデータの印刷手順 以下に印刷手順を説明します。 詳細なフローは「8. 本体フロー」を参照してください。個々のコマンドの詳細は、「7. 印刷コマンド詳細」を参照してく ださい。 (1) ポートをオープンする ポート (2) ステータスを送付する (プリンタの状況を確認する) At your side (3) 印刷データを送付する (5) ステータスを送付する (印刷完了を確認する) PC、端末等 お使いのプリンター (4) 印刷する (6) ポートをクローズする - 3 3.
ラスターコマンドリファレンス (1) USB / ネットワークポートをオープンする ご利用の環境で USB / ネットワークポートをオープンします。ポートのオープン方法は本資料では言及しませ ん。 (2) プリンターから送付されたステータスを確認する 「ステータス情報リクエスト」コマンドをプリンターに送信し、プリンターから返されるステータスを解析して、本体の 状況を把握します。「ステータス情報リクエスト」コマンドと「ステータス」の定義については、「7. 印刷コマンド詳細」 の「ステータス情報リクエスト」を参照ください。 (3) 印刷データを送信する ステータスの解析により、本体に印字データに対応した用紙が装着され、かつ、エラーが発生していないことを確 認したら、印刷データを送信します。印刷データの構造は「4.
ラスターコマンドリファレンス 4. 印刷データ 4.
ラスターコマンドリファレンス 8 圧縮モード選択 ラスターグラフィックの圧縮モードを選択します。 TIFF 圧縮されたデータを送信する場合: 4Dh, 02h - 6 4.
ラスターコマンドリファレンス (3) ラスターデータ ジョブに含まれるページ分繰り返します。 順序 コマンド名称 説明/例 - ラスターグラフィック転送 ピクセルが ON であるデータを含むラスターラインを送ります。 - ゼロラスターグラフィックス すべてのピクセルが 0 であるラスターラインを送ります。 5Ah (固定値) (4) 印字指令 ページの末尾に指定されます。 順序 コマンド名称 説明/例 - 印字指令 最後でないページの末尾に指定します。 0Ch(固定値) - 排出を伴う印字指令 最後のページの末尾に指定します。 1Ah(固定値) - 7 4.
ラスターコマンドリファレンス 4.2 サンプル (テストページの印刷データ解析) ここでは、プリンタードライバーが作成した印刷データについて解説します。 プリンタープロパティで [テストページ]を印刷した場合を例にして印刷データを確認します。 印刷データはプリンターの印刷設定によって異なりますので、様々な印刷設定で試し、印刷データを作成する際の参 考にしてください。 なお、説明は Windows® 7 環境で行います。ご利用の環境が異なる場合は、同等の手順で行ってください。 プリンタープロパティ テストページ 4.2.
ラスターコマンドリファレンス 3: レジストリエディターが起動されるので、画面左のツリービューより下記のパスを開きます。 RJ-4250WB の場合: \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Brother Industries, Ltd.\P-touch\Driver\3.0\Brother RJ-4250WB RJ-4230B の場合: \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Brother Industries, Ltd.\P-touch\Driver\3.0\Brother RJ-4230B RJ-3250WB の場合: \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Brother Industries, Ltd.\P-touch\Driver\3.0\Brother RJ-3250WB RJ-3230B の場合: \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Brother Industries, Ltd.\P-touch\Driver\3.0\Brother RJ-3230B 4: 右側ウィンドウで右クリックし、[新規]→[DWORD
ラスターコマンドリファレンス ステップ 1: 対象プリンターのポートを「FILE:」に変更します。 [デバイスとプリンター]フォルダーを開き、対象プリンターを右クリックして、プロパティ画面を表示します。プロ パティ画面の[ポート]タブを選択し、[FILE:]をクリックして[適用]ボタンをクリックします。 プリンタープロパティの[ポート]タブ ステップ 2: 印刷物(テストページ)を印刷し、ファイル名を指定します。 今回は、印刷設定はドライバーインストール直後のデフォルト状態で、テストページを印刷してください。(下図 は RJ-3050) ドライバーインストール直後のデフォルト状態 - 10 4.
ラスターコマンドリファレンス テストページを対象プリンターで印刷すると、ファイル名入力用ダイアログが表示されます。(下図参照) 任意のファイル名を入力して[OK]をクリックすると、プリンタードライバーが印刷データを作成し、入力したファ イル名で保存します。 ファイル名入力用ダイアログ ステップ 3: 印刷データをバイナリエディターで開きます。 保存したファイルをバイナリエディターで開きます。表示される数字の羅列が印刷データです。(下図参照) 印刷データは「4.1 印刷データ概要」で説明した (1) 初期化コマンド、(2) 制御コード、(3) ラスターデータ、 (4) 印字指令から構成されています。印刷データの詳細は、「4.2.3 テストページの印刷データの解説」を参 照してください。 (1) 初期化コマンド (2) 制御コード (3) ラスターデータ (4) 印字指令 印刷データ - 11 4.
ラスターコマンドリファレンス 4.2.3 テストページの印刷データの解説 前項で出力したテストページの印刷データについて解説していきます。 以下の図は、「4.2.1 事前の準備」で作成した印刷データをバイナリエディターで表示したものです。 印刷データ(左:RJ-3000 / 2000,右:RJ-4200) - 12 4.
ラスターコマンドリファレンス 上記の印刷データの各番号に対応する説明を下記の表にまとめました。 各コマンドの詳細については「7.
ラスターコマンドリファレンス 4.3 ページデータ詳細 4.3.1 解像度 解像度 縦横比 通常 縦方向 203 dpi、横方向 203 dpi 1:1 4.3.2 用紙サイズ (1) 長尺テープ 1 3 5 6 排 出 方 向 2 印刷可能 領域 2 6 4 4 5 3 1 印刷可能領域 排出方向 横方向 番号 縦方向 1 幅 2 長さ 3 印刷可能領域幅(最大印字幅) 4 印刷可能領域長さ 5 幅方向オフセット 6 長さ方向オフセット RJ-2000 ID 442 426 テープ種類 1 RD 50 mm 50.0 mm RD 1.9" 400 dots RD 58 mm 58.0 mm RD 2.2" 464 dots 2 →4.3.4 →4.3.4 3 47.8 mm 382 dots 54.1 mm 432 dots 4 →4.3.5 →4.3.5 5 1.5 mm 12 dots 2.0 mm 16 dots 6 →4.3.3 →4.3.3 - 14 4.
ラスターコマンドリファレンス RJ-3050/3150 ID 442 426 439 441 1 テープ種類 RD 50 mm 50.0 mm RD 1.9" 400 dots RD 58 mm 58.0 mm RD 2.2" 464 dots RD 76 mm 76.2 mm RD 3.0" 610 dots RD 80 mm 80.0 mm RD 3.15" 640 dots 2 →4.3.4 →4.3.4 →4.3.4 →4.3.4 3 47.0 mm 376 dots 55.1 mm 440 dots 72.1 mm 576 dots 72.1 mm 576 dots 4 →4.3.5 →4.3.5 →4.3.5 →4.3.5 5 1.5 mm 12 dots 1.5 mm 12 dots 2.1 mm 17 dots 4.0 mm 32 dots 6 →4.3.3 →4.3.3 →4.3.3 →4.3.
ラスターコマンドリファレンス (2) ダイカットラベル 1 5 3 6 印刷可能 2 番号 4 領域 1 幅 2 長さ 3 印刷可能領域幅(最大印字幅) 4 印刷可能領域長さ 5 幅方向オフセット 6 長さ方向オフセット RJ-2000 ID 427 422 446 ラベル種類 1 2 3 4 5 6 RD 50 mm x 85 mm 50.0 mm 85.0 mm 47.0 mm 79.0 mm 1.5 mm 3.0 mm RD 1.9" x 3.3" 400 dots 679 dots 376 dots 632 dots 12 dots 24 dots RD 51 mm x 26 mm 50.8 mm 25.6 mm 47.8 mm 19.6 mm 1.5 mm 3.0 mm RD 2.0" x 1.0" 406 dots 205 dots 382 dots 157 dots 12 dots 24 dots RD 55 mm x 40 mm 55.0 mm 40.0 mm 52.0 mm 34.
ラスターコマンドリファレンス RJ-3230B/RJ-3250WB ID 447 427 446 428 443 ラベル種類 1 2 3 4 5 6 RD 50mm x 25mm 50.8 mm 25.6 mm 47.8 mm 19.6 mm 1.5 mm 3.0 mm RD 1.9" x 1" 406 dots 204 dots 382 dots 156 dots 12 dots 24 dots RD 50 mm x 85 mm 50.0 mm 85.0 mm 47.0 mm 79.0 mm 1.5 mm 3.0 mm RD 1.9" x 3.3" 400 dots 679 dots 376 dots 632 dots 12 dots 24 dots RD 55mm × 40mm 55.0 mm 40.0 mm 52.0 mm 34.0 mm 1.5 mm 3.0 mm RD 2.1" x 1.
ラスターコマンドリファレンス 4.3.3 フィード量 フィード量(前余白)を定義します。 種別 最小余白設定 最大余白設定 長尺テープ 3.0 mm 0.12" 24 dots 127.0 mm 5" 1015 dots ダイカットラベル 表示上は「4.3.2 用紙サイズ」の「(2) ダイカットラベル」に記載の長さ 方向オフセットを使用します。 ただし、余白用設定コマンドの数値は 0 にしてください。 - 18 4.
ラスターコマンドリファレンス 4.3.4 幅の最大・最小 印字領域の幅の最大長と最小を定義します。 種別 長尺テープ ダイカットラベル 最小幅 12.0mm 0.47" 96dots 最大幅 RJ-2000 RJ-3000/RJ-3200 RJ-4200 58.0 mm 2.28" 432 dots 72.0.mm 2.83" 576 dots 104.1 mm 4.09" 832 dots 4.3.5 長さの最大・最小長 印字領域の長さの最大長と最小長を定義します。 種別 最小長 長尺テープ 12.0 mm 0.47” 96 dots ダイカットラベル 固定 最大長 RJ-2000/RJ-3000 RJ-4200/RJ-3200 1000.0 mm 39.37” 7992 dots 3000.0 mm 118.11” 23977 dots 固定 - 19 4.
ラスターコマンドリファレンス 4.3.6 ラスターライン 下図の様に印刷すべきデータがある部分を「ラスターグラフィック転送」で、データが無い部分を「ゼロラスター グラフィックス」に変換してください。実際のテープでは、始めと終わりに「各種モード設定」で指定された余白 (フィード)が付加されます。 排出方向 展開方向 印刷可能領域 ラ スターグラフィック 変換後 RasterLine 4 Zero Raster 1 Zero Raster 1 RasterLine 3 RasterLine 2 RasterLine 1 排出方向 印刷可能領域 ヘッド ラスターグラフィックスのパラメーターとピクセルの関係は次のとおりです。 MSB LSB st 1 B MSB nd LSB 2 B MSB LSB rd 3 B MSB LSB th 4 B ... - 20 4.
ラスターコマンドリファレンス RJ-2000 全ピン数 432 ピン 右余白ピン数 ラスタライン 左右余白 先頭バイト 印刷可能 領域ピン数 全ピン数 印刷可能領域 最終バイト 第0ピン 左余白 ピン数 排出方向 ヘッド上のピン 長尺テープ: 左余白 印刷可能領域 右余白 ラスターグラフィック転送の ピン数 ピン数 ピン数 バイト数 50 mm 25 382 25 54 58 mm 0 432 0 54 左余白 印刷可能領域 右余白 ラスターグラフィック転送の ピン数 ピン数 ピン数 バイト数 50 mm x 85 mm 28 376 28 54 51 mm x 26 mm 25 382 25 54 55 mm x 40 mm 8 416 8 54 テープ種類 ダイカットラベル: ダイカット種類 - 21 4.
ラスターコマンドリファレンス RJ-3000/RJ-3200 全ピン数 576 ピン 右余白ピン数 ラスタライン 左右余白 先頭バイト 印刷可能 領域ピン数 全ピン数 印刷可能領域 最終バイト 第0ピン 左余白 ピン数 排出方向 ヘッド上のピン 長尺テープ: 左余白 印刷可能領域 右余白 ラスターグラフィック転送の ピン数 ピン数 ピン数 バイト数 50 mm(RJ-3000) 100 376 100 72 50 mm(RJ-3200) 97 382 97 72 58 mm 68 440 68 72 76 mm 0 576 0 72 80 mm 0 576 0 72 テープ種類 - 22 4.
ラスターコマンドリファレンス ダイカットラベル RJ-3050/3150 左余白 印刷可能領域 右余白 ラスターグラフィック転送の ピン数 ピン数 ピン数 バイト数 50 mm x 85 mm 100 376 100 72 60 mm x 92 mm 60 456 60 72 76 mm x 44 mm 0 576 0 72 左余白 印刷可能領域 右余白 ラスターグラフィック転送の ピン数 ピン数 ピン数 バイト数 50mm x 25mm 97 382 97 72 50 mm x 85 mm 100 376 100 72 50mm x 25mm 80 416 80 72 60 mm x 92 mm 60 456 60 72 76 mm x 44 mm 0 576 0 72 ダイカット種類 ダイカットラベル RJ-3230B/RJ-3250WB ダイカット種類 - 23 4.
ラスターコマンドリファレンス RJ-4200 全ピン数 832 ピン 右余白ピン数 ラスタライン 左右余白 先頭バイト 印刷可能 領域ピン数 全ピン数 印刷可能領域 最終バイト 第0ピン 左余白 ピン数 排出方向 ヘッド上のピン 長尺テープ: 左余白 印刷可能領域 右余白 ラスターグラフィック転送の ピン数 ピン数 ピン数 バイト数 50 mm 196 440 196 104 102 mm 22 788 22 104 左余白 印刷可能領域 右余白 ラスターグラフィック転送の ピン数 ピン数 ピン数 バイト数 50 mm x 85 mm 228 376 228 104 60 mm x 92 mm 188 456 188 104 80 mm x 115 mm 108 616 108 104 102 mm x 26 mm 22 788 22 104 102 mm x 50 mm 22 788 22 104 102 mm x 76 mm 22 788 22 104 102 mm x 10
ラスターコマンドリファレンス 5. ステータス 5.1 ステータス概要 ステータスは, 「ステータス情報リクエスト」コマンドに対する応答、及び、エラー発生などの場合に本体からPCへ送 られます。32 バイトの固定サイズです。 序数 オフセット サイズ 名称 値/参照 1 0 1 ヘッドマーク 80h 固定 2 1 1 サイズ 20h 固定 3 2 1 「ブラザー」コード “B” (42h) 固定 4 3 1 シリーズコード 5.2.1 シリーズ・機種を参照してください。 5 4 1 機種コード 5.2.1 シリーズ・機種を参照してください。 6 5 1 国別コード “0” (30h) 固定 7 6 1 電池残量 5.2.9 電池残量を参照してください。 8 7 1 予約 00h 固定 9 8 1 エラー情報1 5.2.2 エラー情報1を参照してください。 10 9 1 エラー情報2 5.2.3 エラー情報2を参照してください。 11 10 1 メディア幅 5.2.
ラスターコマンドリファレンス 5.2 各部定義 5.2.1 シリーズ・機種 ステータスコード モデル名 シリーズ 機種 RJ-2030 “7” (37h) “6” (36h) RJ-2050 “7” (37h) “7” (37h) RJ-2140 “7” (37h) “8” (38h) RJ-2150 “7” (37h) “9” (39h) RJ-3050 “7” (37h) “3” (33h) RJ-3150 “7” (37h) “4” (34h) RJ-3230B “7” (37h) RJ-3250WB “7” (37h) “F” (46h) RJ-4230B “7” (37h) “C” (43h) RJ-4250WB “7” (37h) “D” (44h) “E” (45h) 5.2.
ラスターコマンドリファレンス 5.2.3 エラー情報 2 フラグ マスク 意味 Bit 0 01h (未使用) Bit 1 02h 展開バッファーフル Bit 2 04h 通信エラー Bit 3 08h (未使用) Bit 4 10h 印刷中カバーオープン Bit 5 20h 高温エラー Bit 6 40h 用紙送り不能(メディア終了でも使用されます) Bit 7 80h (未使用) - 27 5.
ラスターコマンドリファレンス 5.2.
ラスターコマンドリファレンス RJ-3000 / RJ-3200 用紙 メディア幅 メディア長さ 50mm x 25mm (RJ-3200) 32h 19h 50 mm x 85 mm 32h 55h 55mm × 40mm (RJ-3200) 37h 28h 60 mm x 92 mm 3Ch 5Ch 76 mm x 44 mm 4Ch 2Ch 用紙 メディア幅 メディア長さ 50 mm x 85 mm 32h 55h 60 mm x 92 mm 3Ch 5Ch 80 mm x 115 mm 50h 73h 102 mm x 26 mm 66h 1Ah 102 mm x 50 mm 66h 32h 102 mm x 76 mm 66h 4Ch 102 mm x 102 mm 66h 66h 102 mm x 152 mm 66h 98h RJ-4200 5.2.
ラスターコマンドリファレンス 5.2.6 ステータス種類 ステータス種類 値 ステータスリクエストへの返信 00h 印刷終了 01h エラー発生 02h IF モード終了 03h(未使用) パワーオフ 04h 通知 05h フェーズ変更 06h (未使用) 08h ~ 20h (使用不可) 21h ~ FFh 5.2.
ラスターコマンドリファレンス 5.2.8 通知番号 通知 値 無効 00h クーリング(開始) 03h クーリング(終了) 04h 剥離待ち状態 05h 5.2.
ラスターコマンドリファレンス 多い 0b001 (1) ハーフ 0b010 (2) ロー 0b011 (3) 要充電 0b100 (4) バッテリー未装着 0b111 (7) - 32 5.
ラスターコマンドリファレンス 6. 印刷コマンド一覧 ASCII コード バイナリコード 詳細 NULL 00 無効指令 ESC @ 1B 40 初期化 ESC i S 1B 69 53 ステータス情報リクエスト ESC i a 1B 69 61 動的コマンドモード切替 ESC i ! 1B 69 21 ステータス自動通知モード切替 ESC i U w 1B 69 55 77 媒体情報追加コマンド ESC i z 1B 69 7A 印刷情報指令 ESC i d 1B 69 64 余白量(フィード量)指定 M 4D 圧縮モード選択 g 67 ラスターグラフィックス転送 Z 5A ゼロラスターグラフィックス FF 0C 印字指令 Control-Z 1A 排出動作を伴う印字指令 ESC i CAN 1B 69 18 キャンセル ESC 1B 69 4D 各種モード設定 1B 69 77 印刷後ウェイト指定 i ESC i w M - 33 6.
ラスターコマンドリファレンス 7. 印刷コマンド詳細 NULL 無効指令 ASCII: NULL 16 進: 00 説明 ⚫ 読み飛ばします。 ⚫ 機種によって指定のバイト数を送ります。(RJ-4200/RJ-3000/RJ-3200: 350 バイト、RJ-2000:200 バイト) ESC @ 初期化 ASCII: ESC @ 16 進: 1B 40 説明 ⚫ 本体を初期化します。 ⚫ 印字キャンセルにも使用されます。詳細は、「7. ESC i CAN キャンセル」を参照ください。 ESC i S ステータス情報リクエスト ASCII: ESC i S 16 進: 1B 69 53 説明 ⚫ 本体にステータス情報を送信するよう要求します。 ⚫ 32 バイトの固定サイズでステータス情報が返ってきます。 注意: 本コマンドは印字データを本体に送信する前に、1度だけ送ってください。 印刷中に本コマンドを送信しないでください。 - 34 7.
ラスターコマンドリファレンス ESC i a 動的コマンドモード切替 ASCII: ESC i a {n1} 16 進: 1B 69 61 {n1} パラメーター {n1}の定義 0: ESC/P 1: ラスター(こちらに必ず切り替えてください) 3: P-touch Template(デフォルト) 6: SBPL emulation FF: 静的に設定されている本体デフォルトのモード 説明 ⚫ 動的に本体のコマンドモードを切り替えます。本コマンドを受信した本体は電源が切られるまで指定したコマンド モードとして動作します。 ⚫ プリンターにラスターデータを送信する前にはラスターモードに切替える必要があります。 そのためにラスターモードに切替えるコマンドを送ります。 ESC i ! ステータス自動通知モード切替 RJ-4200 / RJ-3200 のみ ASCII: ESC i ! {n1} 16 進: 1B 69 21 {n1} パラメーター {n1}の定義 0: 通知する (RJ-4200 デフォルト) 1: 通知しない (RJ-3200 デフォルト) 説
ラスターコマンドリファレンス ESC i U w 媒体情報追加コマンド ASCII: ESC i U w 1 {d1...d127} 16 進: 1B 69 55 77 01 {d1...d127} パラメーター {d1} ~ {d127} 媒体情報を表します。 説明 ⚫ 本体の媒体情報を更新します。 ⚫ 用紙サイズ設定の「用紙コマンドの書き出し」機能で出力されるコマンドをプリンターに送信してください。 注意: 本体に媒体を検知するセンサーがないため、印刷のたびに今から印刷するデータの媒体情報を知らせる必用が あるので、明示的に媒体情報追加コマンドを送る必要があります。 用紙サイズ設定の「用紙コマンドの書き出し」 1. 事前の準備 以下の 2 つをあらかじめインストールをしてください。 ・弊社 RJ-XXXX プリンタードライバー ・バイナリエディター 用紙サイズ設定の「用紙コマンドの書き出し」で出力されるデータは 2 進化されたファイル(バイナリファイル)で す。そのため、バイナリファイルの内容は、バイナリエディターを使って表示/確認してください。 - 36 7.
ラスターコマンドリファレンス 2. [デバイスとプリンター]フォルダーを開き、対象プリンターを右クリックして、印刷設定画面を表示します。 [基本設定]タブの[用紙サイズ設定]ボタンをクリックして、用紙サイズ設定ダイアログが表示されます。 (下図参照) 印刷したい用紙サイズを選択して、[オプション]ボタンの[用紙コマンドの書き出し]を選択すると、用紙コマンドを 書き出すためのファイル書き出しダイアログを表示し、入力したファイル名で保存します。 3. 保存したファイルをバイナリエディターで開きます。 表示される数字の羅列がコマンドデータです。(下図参照) 表示されたコマンドデータの中で、赤枠で囲んだところが媒体情報追加コマンドになります。 その中で、オレンジの枠線で囲んだ 127byte が媒体情報になります。 媒体情報を追加するときに使用してください。 - 37 7.
ラスターコマンドリファレンス ESC i z 印刷情報指令 ASCII: ESC i z {n1} {n2} {n3} {n4} {n5} {n6} {n7} {n8} {n9} {n10} 16 進: 1B 69 7A {n1} {n2} {n3} {n4} {n5} {n6} {n7} {n8} {n9} {n10} 説明 ⚫ 印刷情報を指定します。 ⚫ {n1} ~ {n10}の定義 {n1}: {n2}: 有効フラグ: どの値が有効か指定します。 #define PI_KIND 0x02 // 用紙種類 #define PI_WIDTH 0x04 // 用紙幅 #define PI_LENGTH 0x08 // 用紙長さ #define PI_RECOVER 0x80 // 本体でリカバー処理する 用紙種類 長尺テープ: 0Ah ダイカットラベル: 0Bh {n3}: {n4}: {n3}: 用紙幅 単位: mm {n4}: 用紙長さ 単位: mm 用紙幅 80 mm の長尺テープの場合、n3 = 5
ラスターコマンドリファレンス ESC i d 余白量(フィード量)指定 ASCII: ESC i d {n1} {n2} 16 進: 1B 69 64 {n1} {n2} 説明 ⚫ 余白量を指定します。 ⚫ 余白量 (ドット) = n1 + n2 * 256 ⚫ ダイカットラベルでは、印字領域の端を余白量 0 とします。 (a) 長尺テープ 用紙 テープ 印刷可能領域 カット線 余白量 (b) ダイカットラベル 用紙 ラベル 余白量(“0”固定) 印刷可能領域 カット線 - 39 7.
ラスターコマンドリファレンス M 圧縮モード選択 ASCII: M {n} 16 進: 4D {n} パラメーター {n}の定義 0 無圧縮モード (有効) 1 予約 (無効) 2 TIFF 説明 ⚫ 圧縮モードを選択する。データ圧縮はラスターグラフィック転送のデータ内でのみ有効です。 ⚫ RJ-4200/ RJ-3200 で TIFF 圧縮モードを選択するにはレジストリの追加が必要です。詳しくは、「4.2.
ラスターコマンドリファレンス 「TIFF 圧縮モード」の説明 圧縮時は、「ラスターグラフィックス転送」コマンドのデータ部分は全ピン数(RJ-4200 は 832 ピン、RJ-3000 / RJ 3200 は 576 ピン, RJ-2000 は 432 ピン)のバイト数、RJ-4200 の場合は 104 バイト分、RJ-3000/ RJ-3200 の場合 は 72 バイト分、RJ-2000 の場合は 54 バイト分を元にします。下図で、非圧縮時には、オフセットピン数と印刷可能領 域ピン数を加えた部分をバイトデータにしますが、圧縮時には、更に、未使用ピン数を加えてデータにします。 すなわち、圧縮時には、テープ幅に関わらず、本体で展開すると RJ-4200 では 104 バイト、RJ-3000/ RJ-3200 では 72 バイト、RJ-2000 では 54 バイトになります。 圧縮時 ラスタライン 非圧縮時 ラスタライン 第0ピン 先頭バイト オフセット ピン数 テープ余白 印刷可能 領域ピン数 全ピン数 印刷可能領域 未使用 ピン数 排出方向 最終バイト ヘッド上のピン - 41 7.
ラスターコマンドリファレンス g ラスターグラフィックス転送 ASCII: g {s} {n} {d1} ... {dn} 16 進: 67 {s} {n} {d1} ... {dn} パラメーター {s} 00h {n} ラスターデータ(d1~dn)のバイト数を表します。 ただし、圧縮モードで無圧縮が指定されている場合は以下の値を使用します。 (RJ-4200: n = 104, RJ-3000/3200: n = 72, RJ-2000: n = 54) {d1~dn} ラスターデータ Z ゼロラスターグラフィックス ASCII: Z 16 進: 5A 説明 ⚫ ラスターラインをゼロデータで満たします。 FF 印字指令 ASCII: FF 16 進: 0C 説明 ⚫ 複数ページ印字する際、最後以外のページ末に印字指令として使用します。 Control-Z 排出動作を伴う印字指令 ASCII: Control-Z 16 進: 1A 説明 ⚫ 最後のページ末に印字指令として使用します。 - 42 7.
ラスターコマンドリファレンス ESC i CAN キャンセル RJ-4200 / RJ-3200 の場合: ASCII: ESC i 16 進: 1B 69 CAN 18 RJ-3000 / RJ-2000 の場合: ASCII: ESC @ 16 進: 1B 40 説明 ⚫ 送信中の印刷データをキャンセルします。ただし、非圧縮の場合は、送信タイミングによって、前のページの印刷 をキャンセルすることがあります。 ⚫ 本体が「Control-Z 排出動作を伴う印字指令」を受け取った後は、印刷はキャンセルされません。 ⚫ RJ-3000, RJ-2000 では、初期化コマンドとしても使用します。詳細は、「7.
ラスターコマンドリファレンス ESC i w 印刷後ウェイト指定 RJ-3200 のみ: ASCII: ESC i w [n1] 16 進: 1B 69 77 {n1} 説明 ⚫ 1ページ印刷完了ごとに指定時間ウェイトします ⚫ ウェイト時間を 0.1[sec] (=100[msec]) 単位で指定する 00h: ウェイトなし/ノンストップ印刷有効 (デフォルト) 01h~FFh: ウェイト 0.1[sec]~25.5[sec] /ノンストップ印刷無効 - 44 7.
ラスターコマンドリファレンス 8. 本体フロー RJ-XXXX プリンターでは、バッファーリング印刷を行います。バッファーリング印刷とは、1ページ分の印刷データを 受信すると印刷を開始する印刷方式です。 - 45 8.
ラスターコマンドリファレンス 8.
ラスターコマンドリファレンス 8.2 USB/Bluetooth 接続バッファーリング印刷エラーフロー PC(ホスト) 本体 無効指令 初期化 本体の状態(メディア など)に問題が無けれ ば、データを送信。 READ あればエラー表示。 送信中表示 ステータスリクエスト ステータス(ステータスリクエストへの 応答ステータス)またはエラー発生 制御コードを送信 本体をリセットする 本体を初期化する 状態 (メディアなど)を 調査して返信 データ受信 ラスターデータを送信 印刷中表示 印刷コマンド(最終ページなら「排出を伴う印字指令(1A)」、 途中ページなら「印字指令(0C)」)を送信 印刷中 READ <フェーズ変更 / 印刷> を受信 ステータス フェーズ変更: 印刷状態 / 印刷中 エラー発生 エラー発生 - 47 8.
ラスターコマンドリファレンス 8.
ラスターコマンドリファレンス 8.
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ラスターコマンドリファレンス 付録 A: 開発者ツールサイト(Brother Developer Center)のご紹介 下記のサイトに、開発者の方に役立つ情報掲載しております。ぜひご参照ください。 ・アプリケーション、ツール、SDK の紹介 ・よくある質問 http://www.brother.co.jp/dev/index.