ESC/ P Command Reference

Table Of Contents
ESC/P コマンドリファレンス
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5. 制御コマンド詳細
1 イクロ QR では、連結設定は無効となりデフォルト値になります。
2 イクロ QR では、誤り訂正レベル 4 は無効となり、デフォルト値になります
3 セルサイズの指定で 1 ット及び 2 ドットが選択された場合、バーコードリーダーで認識できない可能性があるの
で注意してください
QR コード連結設定とは?
QR コードでは連結設定があります。
長い文字列を 2 個~16 個の範囲内で分割して印字する事が可能です。
ESC/P コマンドでは分割数の分だけ入力する必要があります。
例えば 3 個に分割する場合には以下の様になります
ESC i Q or q
1
個目のパラメーター]
1
個目のバーコードデータ]
¥¥¥
ESC i Q or q 2 個目のパラメーター] 2 個目のバーコードデータ ¥¥¥
ESC i Q or q
3
個目のパラメーター]
3
個目のバーコードデータ]
¥¥¥
(1) [パラメーター] 36 を設定した場合は、下記も参照してください。
3.
連結設定:
分割するかしないかを決定します。分割しない場合は
0
を入力して下さい。
分割しない場合は、「4. コード番号」、「5. 分割数」、「6. パリティデータ」の値は無視さ
れますので、これらにはダミー
0
を入力して下さい
4.
コード番号
その
QR
コードの
ESC/P
コマンドが何番目であるかを示しています。
例えば分割数を
4
として
2
番目ならば
2
となりますし、
4
番目ならば
4
となります。
5.
分割数:
分割数の個数を入力します。
6.
パリティデータ
全ての印字データ(分割前の印字データ)を
バイト単位で EXOR
を取った値です。
の値は分割した QR コー ESC/P コマンドに同じ値を入力する事により互いが連結
しているコードであることを示すものとなっています。
バイト単位で EX-OR とは
バイト単位で排他的論理和 [XOR] を順にとっていきます
えば文字列 1234 16 にすると 31h32h33h34h となります
文字列
バイト単位の排他的論理和 (XOR)
結果
31h
32h
XOR
0011 0001 ^= 0011 0010
0000 0011 (03h)
03h
33h
XOR
0000 0011 ^= 0011 0011
0011 0000 (30h)
30h 34h XOR 0011 0000 ^= 0011 0100
0000 0100 (04h)
従ってパリティは 04h
注意:
このパリティデータ値が間違っていると、正しい QR コードが生成されません。