USER'S GUIDE 2306 回転ベゼルの使い方 本機をお使いになる前に 回転ベゼルに方位計測用の目盛りがついているものは、太 本機は内蔵された圧力センサーで気圧と高度を、温度センサーで温度(気温)を計測しますので、登山やハイキングな どに便利です。 陽の位置に短針を向けると、文字板の 12 時位置と短針の 2 等分線が南(S)となりますので、回転ベゼルの“S”位 置を合わせることにより方位を知ることができます。 12時 ■ 本機の使用例〈登山を例にすると〉 1. 登山前 気圧の変化から今後のお天気の傾向 がわかります。 2. 登山を始めてから 高度の変化を見てどのくらい登った かがわかります。また、登山中の温度 を計測することもできます。 気圧傾向表示 計測表示 メモリー表示 〈時刻モード〉 〈高度計測モード〉 〈リコールモード〉 南 (午前) 3.
USER'S GUIDE 2306 表示照明用 EL バックライトについて 本機の表示部には EL パネル(エレクトロルミネッセンスパネル)が内蔵されており、暗いときに表示を明るくして見る ことができます。また、時計を傾けると文字板が発光するオートライト機能もあります。 ■ ボタンを押して発光させる B ボタンを押します ➟ B ボタンを押すと約 1.5 10 08 秒間文字板が発光します。 ※オートライト OFF のと きも B ボタンを押すと 発光します。 オートライトは、ボタンを押さなくても文字板が発 光する便利な機能です。 暗い場所で、時刻や高度、温度の計測値などを見る ときに大変便利です。 オートライト機能では、どのモードのときでも、時 計を傾けるだけで文字板が約 1.
USER'S GUIDE 2306 ■ 気圧傾向グラフを見る ■ 気圧のミニ知識 自動計測している気圧から、連続して過去 1 8 時間分 (10 回計測)をグラフ表示します。 気圧の変化を読むのに便利です。 <気圧傾向グラフ> 最新気圧(点滅) ※最新気圧はグラフ表示右端で点滅します。 ※グラフ表示は1 hPa(mb)単位となります。 ■ ご注意 ■ ●高度差の生じる移動および急 激な天気、温度変化などに よって気圧が大幅に変化する と、過去の気圧データがグラ フ表示からはずれて見えなく なることがありますが、その ↑見えない部分 後に計測された値が見えなく なった値に近いものになると 再び表示されます。 ●温度・湿度の環境によって若干気圧傾向の表示が変わる ことがあります。あくまでも気圧傾向の目安として見て ください。 ●計測された気圧が表示範囲を超えたとき、 および気圧計 測時にセンサー故障、 電池が消耗しているときは計測は 行なわれず、その時間帯の気圧傾向は表示されません。 ●大気圧について ●その理由は?● テレビ、新聞などで発表される気圧値は、実際に山頂や 平地や海上で計測した気圧
USER'S GUIDE 2306 ■ 高度計測のしかた ■ 表示切り替え 高度計測モードに切り替える モードマーク と、5秒ごとに約2分間計測し、 残りメモリー数 2分を過ぎると2分おきに自動 計測します。 D ボタ また、高度計測モードでD ンを押してメモリーしても、新 AL たに自動計測を開始します。 高度計測モードで A ボタンを押すごとに、単位表示(m) と高度傾向グラフ表示が切り替わります。 ※表示を切り替えると、 次回モードを切り替えたときも同 じ表示となります。 〈単位表示〉 〈高度傾向グラフ表示〉 1 60 1 60 ■ メモリーについて ■ 高度傾向グラフを見る ●メモリーのしかた 高度傾向グラフは高度計測モードで自動計測するごとに、 10m 単位で高度の変化を表示します。 ※現在の高度が早く点滅するときは 5 秒ごとに計測し、 ゆっくり点滅するときは、2 分ごとに計測しています。 気圧データと高度データ、温度 データを合計で 10 件までメモ リーできます。 メモリーのしかたは、高度計測 Dボタンを約1秒間押 モードでD し続けます。 ※単位表示でも高度傾向グラフ
USER'S GUIDE 2306 ■ 高度のミニ知識 ●高度の表現方法(相対高度/海抜高度) ●高度と気圧・気温の関係 ● 使用例:海抜高度に近い値を得るには 一般的に海面より高度が高くなるほど気圧は低くなり、 気温は下がります。したがって、気圧がわかれば高度を ある程度知ることができます。本機では国際民間航空機 関(ICAO)が定めている国際標準大気(ISA)の高度と 気圧の関係を使って高度を推定する方法を採用しており、 相対高度を表示します。 海抜高度に近い値を表示するように使用するときは、海 岸や山の標識の海抜高度のわかるところで、計測の直前 に高度を同じ値にセットしてください。 ※日によって気圧の変化があるため、なるべく直前に セットしてください。 高度と気圧・気温の関係<国際標準大気より> 高度 6,000m 気圧 温度 472hPa 100m毎に約6.7hPa −24℃ 5,500m 5,000m 540hPa 100m毎に約7hPa −17.
USER'S GUIDE 2306 ■ 温度傾向グラフを見る ■ 温度調整のしかた 温度傾向グラフは温度計測モードで自動計測するごとに、 1℃単位で温度の変化を表示します。 ※現在の温度が早く点滅するときは 5 秒ごとに計測し、 ゆっくり点滅するときは、5 分ごとに計測しています。 本機の温度計は、工場出荷時に調整してありますので、本来温度の調整を行なう必要はありません。正確な温度計があっ て、その温度に対して本機の表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい温度を調整してください。なお、 誤った温度値をセットしてしますと、温度計測が正しくできませんのでご注意ください。 1. 現在の温度(点滅) 温度計測モードのとき ● 誤って温度をセットしてしまったときは A ボタンを約 1 秒間押 し続けます D・B B ボタンを同時に押すと“OFF”表示となり、 工場出荷時に調整してある基準温度に戻ります。 ➟“OFF”(または温度)が O FF 点滅し基準温度セット表 示となります 3. 温度 2. 表示範囲:− 10.0℃∼ 60.
USER'S GUIDE 2306 3. アラーム・時報の使い方 ●鳴っている電子音を止めるには セット箇所を切り替える いずれかのボタンを押します。 C ボタンを押します 時刻モードのときに C ボタンを 5 回押すと、アラームモードに切り替わります。 アラームは 1 分単位でセットでき、セット時刻になると 20 秒間の電子音で知らせてくれます。 また、毎正時(00 分)に電子音で時報を鳴らすこともできます。 ➟ C ボタンを押すごとに点 滅箇所が「時」と「分」を 移動します。 ●デモアラーム 3 00 ■ アラーム時刻のセット モードマーク 1.
USER'S GUIDE 2306 ■ 計測のしかた ストップウオッチの使い方 D ボタンを押すごとにスタート/ストップします。 ●D ●計測がストップしているときに B ボタンを押すと、計 測前の時間に戻ります。 (リセット) 時刻モードのときにC Cボタンを7回押すと、ストップウオッチモードに切り替わります。 ストップウオッチは1/100秒単位で59分59秒99(60分計) まで計測でき、以後、自動的に0に戻って計測を続けます。 リセット 分・秒 ■ 計測のしかた ●D D ボタンを押すごとにスタート/ストップします。 B ボタンを押すと、00 ●計測がストップしているときにB 分 00 秒 00 になります。(リセット) ●計測中に B ボタンを押すと、表示は止まりますが、内 部では計測を続けるスプリットタイム(途中経過時間) 計測となります。 05 30 スタート/ ストップ 1/10秒 ※ロスタイムがあるときは計測中に D ボタンを押してス トップ後、もう一度 D ボタンを押します。 スタート ストップ リセット 積算計測… ロスタイムのある場合は、ストップ後リセットせずに
USER'S GUIDE 2306 4. コントラスト調整に切り替える ■ アナログ(針)部の合わせ方 A ボタンを押します 1. リューズを引いて針を止めます。 ➟ デジタル表示のコントラス ト(濃度)調整ができます。 5. コントラストを調整する (−) D または B ボタンを押 します ➟ D ボタンを押すごとに 1 2. CO N FF 3. リューズを回して、時刻を合わせます。 ※時刻を合わせるときは、針を正転方向(進む方向) に回して合わせてゆき、分針を正しい時刻より4∼ 5分進めてから逆に戻して合わせると、正確に合わ せることができます。 リューズを押し込みます。 CN 段階ずつ濃くなり、B Bボ タンを押すごとに薄くな (+) ります。 ※コントラストは 5 段階ずつ濃く/薄くできます。 10 08 6.