User manual

Operation Guide 2752
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電波の受信範囲の目安
本機は、ホームタイム都市を下記のように設定すると日本の標準電波(JJY)またはアメリカの標準電波(WWVB)を受
信することができます。(ホームタイム都市の設定により受信する電波は異なります)
* ホームタイム都市の設定については「■セットのしかた」参照。
ホームタイム都市
TYO
LAX、DEN、CHI、NYC 
受信電波
「おおたかどや山標準電波送信所(40kHz)」または「はがね山標準電波送
信所(60kHz)」からの電波を受信します。
コロラド州のFort Collinsからの電波を受信します。
1000km
はがね山
(60kHz)
おおたかどや山
(40kHz)
500km
1000km
500km
<送信所の位置>
●条件の良いときは、送信所からおよそ1,000km離れ
た場所でも受信することができます。
※ただし、500kmを越えると電波が弱くなります
ので、受信しにくくなることがあります。
Fort Collins
3000km
1000km
<送信所の位置>
●条件の良いときは、送信所からおよそ3,000km離れ
た場所でも受信することができます。
※ただし、1,000kmを越えると電波が弱くなりま
すので、受信しにくくなることがあります。
※受信範囲であっても、形や建物の影響を受けたり、季節や時間昼・夜 などによって受信できないことがあります。
※電波の特により、夜間の方がより受信しやすくなります。
電波時計とは
正確な時刻情報をのせた長波標準電波を受信することによ
り、正しい時刻を表示する時計です。
内蔵の「受信アンテナ」
から電波を受信
受信した電波を時
計内部で解読し、
時刻情報に変える
時刻情報にもとづ
いて時刻修正
電波情報
セシウム
原子時計
送信所
長波標準電波
時計内部
解読
本機
時刻情報
電波時計は正確な標準時を受信していますが、時計内
部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ
レが生じます。
標準電波
日本の標準電波(JJY)は独立行政法人通信総合研究所
(CRL)が運用しており、福島県田村郡の「おおたかどや
山標準電波送信所(40kHz)および佐賀県と福岡県の境
にある「はがね山標準電波送信所(60kHz)から送信さ
れています。
●アメリカの標準電波(WWVB)National Institute of
Standards and TechnologyNIST)が運用しており、
コロラド州の Fort Collins から送信されています。
この標準電波は、ほぼ 24 時間継続して送信されてい
ますが、保守作業や雷対策等で一時送信が中断される
こともあります。
受信時間は?
受信時間はおよそ 2 6 分です。
※ただし、受信電波の設定でAUTO(自動選局)を選ん
でいるときは、周波数を選択するため、最大12分かかる
場合があります。
* 受信電波の設定については「■受信電波の設定」参照。
手動受信
時刻モードのとき
DD
DD
Dボタンを約1秒間押し続
けます
確認音が鳴り、受信を開始しま
す。受信中は受信マーク
受信インジケーターが変化し
ます。
受信を中止するときは
DD
DD
D ボタンを押します
※受信中は D ボタン以外の操作はできません。
受信が成功すると
成功した時点で受信を終了し、時刻を修正後、確認音の報
音とともに修正日時を表示します。
※受信マーク“
と受信インジケーター
が点灯します。
受信が失敗すると
時刻修正は行なわれず、“ERR”を表示します。
※何も操作をしないと、12 分後時刻モードに戻ります。
受信マークと受信インジケーター
受信中は受信状態によって受信
マーク
と受信インジケーター
変化します。
安定状態がなるべく長く保てる
場所で受信してください。
不安定
Aタイプ
安定
Bタイプ
(反転液晶)
受信しやすい場所でも、安定するまで約10秒ほどかかります。
●受信マーク
と受信インジケーター
は、受信状態の確
認および使用場所を決める際の目安としてお使いく
ださい。
●天候、時間、環境等により電波状況は変化します。
使用場所について
電波は、以下のような場所では受信しにくくなりますので、
このような場所を避けて受信を行なってください。
電波受信については、ラジオやテレビと同じようにお考
えください。
受信がうまくいかないときは、上記のような場所から
離れ、受信状況の良いところで再度受信してみてくだ
さい。
高圧線、架線の近く
ビルの中およびその周辺
(ビルの谷間など)
受信方法について
受信方法には、以下の 2 種類があります。
11
11
1 自動受信(午前121234時に自動受信します)
22
22
2 手動受信(ボタンを押して手動受信します)
※自動受信が一度も成功しなかった場合のみ午前5時に受
信を行ないます。
※工場出荷時には、自動受信を行なうようにセットされて
いますので、電波を受けるのに適した環境であれば、
動的に受信を行ない、正確な時刻を保ちます。
受信しやすくするために
本機を腕からはずし、属をさけて下図のように時計上部
(12時位置のアンテナ)を外に向けて窓際に置いてください。
樹脂バンド
金属バンド
●時計本体を横向きに置くと受信しにくくなります。
●受信中、時計を動かさないようにしてください。
山の裏側…など
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
電波障害の起きるところ
(工事現場、空港のそばなど)
家庭電化製品、OA機器のそば
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
()
受信インジケーター
受信マーク
電波時計について