User manual

Operation Guide 5022
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標準電波
日本の標準電波JJY)は独立行政法人情報通信研究機構
NICT)が運用しており、福島県田村郡の「おおたかどや山標
準電波送信所40kHz)および佐賀県と福岡県の境にある
「はがね山標準電波送信所(60kHzから送信されています。
アメリカの標準電波(WWVB)はNational Institute of
Standards and Technology(NIST)が運用しており、コロ
ラド州にあるフォートコリンズ送信所から送信されています。
●イギリスの標準電MSF)はNational Physical
LaboratoryNPL)が運用しており、イングランド北部
のアンソーン送信所から送信されています。
●ドイツの標準電波(DCF77)はPhysikalisch-
Technische Bundesanstalt(PTB)が運用しており、
フランクフルト南東に位置するマインフリンゲン送信所
から送信されています。
標準電波や送信所に関する情報は、変更になる場合があ
ります。
日本の正確な時刻情報をのせた標準電波は独立行政法
人情報通信研究機構(NICT)日本標準時グループが運用
しております。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されていま
すが、保守作業や雷対策等で一時送信が中断されるこ
とがあります。
詳しい情報は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
日本標準時グループのホームページをご覧ください。
  http://jjy.nict.go.jp
ホームページのアドレスは変更になる場合があります。
電波時計とは
正確な時刻情報をのせた長波標準電波を受信することによ
り、正しい時刻を表示する時計です。
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電波時計は正確な標準時を受信していますが、時計内
部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ
レが生じます。
電波時計について
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送信所の位置
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電波の受信範囲の目安
本機は、ホームタイム都市を下記のように設定すると、
の都市に対応した標準電波を受信します。
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アメリカの標準電波
(WWVB)
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日本の標準電波(JJY
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イギリスの標準電波(MSF)
ドイツの標準電波(DCF77)
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HKG、HNL、ANC の各都市は、受信機能対応都市とし
ています。条件が良ければ受信する場合もあります。
受信環境により、図の範囲内でも電波を受信できない場
合があります。内側の円の範囲を越えると電波が弱くな
りますので、受信環境の影響はより大きくなります。
※受信に影響を与える環境地形、建物、天気、
節、時間帯(昼、夜)、各種ノイズ
ご注意
電波は、以下のような場所では受信しにくくなりますので、
このような場所を避けて受信を行なってください。
電波受信については、ラジオやテレビと同じようにお考
えください。
受信がうくいかないときは、上記のような場所から離
れ、受信状況の良いところで再度受信してみてください。
受信時間について
受信時間はおよそ 2 7 分です。
※ただし、周波数を変えて再受信するため、最大13分かか
る場合があります。
電波受信を行なうときの場所について
本機を腕からはずし、金属さけて下図のように時計上部
(12時位置のアンテナ)を外に向けて窓際に置いてください。
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●時計本体を横向きに置くと受信しにくくなります。
●受信中、時計を動かさないようにしてください。
受信方法について
受信方法には、以下の 2 種類があります。
●自動受信:1 日最大 6
●手動受信:必要なときに、ボタンを押して受信を行な
います
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時刻モードの時刻(「操作のしくみと表示の見方」参照)
が下記の表中の自動受信開始時刻になると、1 日最大 6
回、自動的に受信を行ないます。ただし、1 1 回受信
が成功すれば、それ以降、その日の自動受信は行ないま
せん。
また、自動受信開始時刻は、設定したホームタイム都市
やサマータイム設定によって異なります。
※サマータイムとは DST(Daylight Saving Time)とも
言い、通常の時刻(スタンダードタイム)から 1 時間進
める夏時間制度のことです。
※サマータイムを採用していない国や地域があります。
※サマータイムを採用していても、その期間は国や地域に
より異なります。
自動受信
自動受信を行なうときは、以下の操作を行なってください。
時刻モードのホームタイム都市に、現在地で受信可能な
電波に対応した都市を設定する「電波の受範囲の目
安」「ホームタイムデータ(時刻カレンダーなど)の合
わせ方」参照)
「操作のしくみと表示の見方」にしたがって「時刻モー
ド」または「ワールドタイムモード」にする
下記の表中の「自動受信開始時刻」前に、「電波受信を
行なうときの場所について」にしたがって本機を置く