MA1206-C Ú #!3)/ #/-054%2 #/ ,4$ P 方位・高度・気圧・温度計測機能 5113・5213P 取扱説明書 JA 保証書付 5113・5213 このたびは、弊社製品をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。 末長くご愛用いただくために、この説明書をよくお読みいただき、正しくお取り 扱いくださいますようお願い申し上げます。 本機を安全に正しくお使いいただくための注意事項「安全上のご注意」を本書に 記載しています。本機をご使用になる前に、必ずお読みください。 なお、この説明書は大切に保管し、必要に応じてご覧ください。 ※ 本書に記載の製品イラストの中には、視認性を考慮して、実際のものとは異 なる描写を行っているものがあります。ご了承ください。 ご使用前に十分に光を当ててください 本機は、光で発電した電気を充電しながら使うようになっております。 安定してお使いいただくために、本書に従って、光が当たるようにしてお 使いください。 (充電時間については、14 ページの「電源について」をご参照ください) 本機の計測機能は、専門的な計測器としての用途を目
安全上のご注意 絵表示に 本書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あ なたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するため、色々な ついて 絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。 危険 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。 警告 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う危険が想定される内容を示しています。 注意 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危険が 想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示して います。 絵表示の例 記号は「気をつけるべきこと」(注意)を意味しています (左の例は感電注意)。 記号は「してはいけないこと」(禁止)を意味しています (左の例は分解禁止)。 記号は「しなければならないこと」(強制)を意味してい ます(左の例は電源プラグをコンセントから抜く) 。 1
警告 本機をスキューバダイビング(アクアラング)に使用しないでくだ さい。 本機はダイバーズウオッチではありません。誤って使用すると、 事故の原因となります。 電池の取り扱いについて 本機で使用しているボタン電池を取り外した場合は、誤ってボタン電池を飲むこと がないようにしてください。特に小さなお子様にご注意ください。 電池は小さなお子様の手の届かない所へ置いてください。万一、お子様が飲み込ん だ場合は、ただちに医師と相談してください。 注意 お手入れについて ケース・バンドは汚れからサビが発生し、衣服の袖口を汚すことがあります。ケー ス・バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸した後放置しておく とサビ易くなります。 2
注意 かぶれについて 時計の本体およびバンドは、直接肌に接触していますので、使用状態によってはか ぶれを起こす恐れがあります。 1 金属・皮革に対するアレルギー 2 時計の本体およびバンドの汚れ・サビ・汗等 3 体調不良等 バンドをきつくしめると、汗をかきやすくなり、空気の通りが悪くなりますので かぶれ易くなります。バンドは余裕をもたせてご使用ください。 「抗菌防臭バンド」は汗などによる細菌の繁殖を抑え、においの発生を防ぐもので、 皮膚のかぶれを防ぐものではありません。 万一、異常が生じた場合は、ご使用を中止し、医師にご相談ください。 分解しないでください 本機を分解しないでください。ケガをしたり、本機が故障する原因となるこ とがあります。 データ控えを作ってください 記憶させた内容は、ノートなどに書くなどして、本機とは別に、必ず控えを 残してください。 本機の故障、修理や電池消耗により、記憶内容が消えることがあります。 3
注意 ご使用にあたって 時計表示の確認は、思わぬ転倒やケガの予防のため、十分に安全が確認された場所 で行ってください。特に、道路でのマラソンやジョギング、自転車やバイク・自動 車等の運転中は事故の原因になることがありますので、十分にご注意ください。ま た、第三者への接触による事故防止にも十分にご注意ください。 時計着脱の際に、バンドの中留で爪を傷つける恐れがありますのでご注意ください。 特に、長く伸ばした爪では、中留の操作はおやめください。 思わぬケガやアレルギーによるかぶれを防ぐため、就寝時は時計をはずすなど十分 にご注意ください。 幼児を抱いたり、接したりする場合は、幼児のケガやアレルギーによるかぶれを防 ぐため、時計をはずすなど十分にご注意ください。 オートライト作動時のご使用について オートライト作動状態のとき、本機を腕につけて自動車などを運転すると、不用意 にライトが点灯し、運転の妨げになり危険ですのでおやめください。交通事故の原 因となることがあります。 4
目次 安全上のご注意 1 操作音について 24 十分に光を当ててご使用ください 8 方位計測 25 本機の使用例 10 操作のしくみと表示の見方 12 電源について 14 パワーセービング機能について 18 液晶表示について 19 ライト点灯について 20 ボタンを押して点灯させる ....................................20 時計を傾けて点灯させる........................................21 方位計測のしかた ...................................................26 計測時/保管時のご注意........................................27 「磁北」を基準とした方位補正のしかた...............30 方位計測の基準を「真北」に変更する (磁気偏角補正).......................................................33 登山中やトレッキング中の使用例 ...
高度計測 47 高度計測のしかた ...................................................48 基準高度のセット ...................................................49 高度計測間隔の設定 ...............................................50 高度差計測のしかた ...............................................51 登山中やトレッキング中の使用例 ........................53 高度メモリー ...........................................................53 メモリーしたデータを見る ....................................55 データのクリアー ...................................................57 高度ミニ知識 ......................
製品仕様...................................................................80 ご使用上の注意 .......................................................86 お手入れについて ...................................................89 本製品で使用している電池について ....................90 金属バンドの駒詰めについて ................................
十分に光を当ててご使用ください 本機は、光で発電した電気を充電しながら使うようになっ ております。 安定してお使いいただくためには、本機のソーラーパネル に光が当たるようにしてお使いください。 ● 光が当たっているときと当たらないとき 〈光が当たっているとき〉 〈光が当たっていないとき〉 放 電 二次電池 供給 光 ソーラーパネル (光で充電) 電気エネルギー 二次電池 充 電 時計は光が当たらないときでも常に動いていますので、こ のままでは二次電池の容量が減って機能が使えなくなりま す。 ● ライト(表示用照明)をたくさん使うと ライトを多用すると二次電池の容量は早く減ります。 供給 放 電 二次電池 供給 オートライト機能を使うと、頻繁にライトが点灯す る状態になりますのでご注意ください。 8
● 時計に光が当たるようにしましょう 電池容量を示すバッテリーインジケーターがレベル 3 になると機能に制限がかかりますので、レベル 1、レ ベル 2 を保つように光を当ててください。 腕に付けているときはなるべく袖が表示面(ソーラー パネル)にかからないように使用してください。 光 <バッテリーインジケーター> レベル1 レベル2 レベル3 二次電池 レベル4 すべての機能が 使えます 機能に制限が かかります 一部でも袖に隠れていると、 充電効率が著しく低下します。 腕から外したときは表示面(ソーラーパネル)を明る い方に向けて置くなどして、充電を心掛けてください。 ソーラーパネル 光 9
本機の使用例 <登山に使用するとき> .
本機は内蔵されたセンサーにより、方位・高度・気圧・温度をそれぞれ計測しますので、登山やハイキングなどに使用すると便利です。 . 登山を始めてから ● 高度を見て、どのくらい 登ったかがわかります。 また、高度と日時がメモ リーできます。 ➟47 ページ「高度計測」 参照 ● 方位計測で、現在どの方 位を向いているのかがわ かります。 ● 登山中の気圧や気温を計測 することができます。 ➟25 ページ「方位計測」 ➟41 ページ「気圧・温度計測」 <高度計測モード> <方位計測モード> 参照 北方位 高度 高度傾向グラフ 方位の角度 参照 <気圧・温度計測モード> 気圧 気圧傾向インジケーター 気圧傾向グラフ .
操作のしくみと表示の見方 機種により形状は異なります。 ● C・B・A ボタンを押すと各計測モードに切り替わり、自動的に計測が開始されます(D ボタンを押すと時刻モー ドに戻ります)。 ● 高度計測モードで、計測間隔を 2 分に設定しているときは約 10 時間、計測間隔を 5 秒に設定しているときは約 1 時 間ボタン操作を行わないと、自動的に時刻モードに戻ります。 方位計測モード C 時刻モード(ホーム都市の時刻) 方位の計測ができます。 秒 C ボ タ ン を 押 す と 最 初 に 秒 針 は 「COMP」 (C ボタンの位置) を指します。 時 気圧・温度計測モード 気圧と温度の計測ができます。気圧傾向 グラフを表示します。 高度の計測ができます。 高度のメモリーができます。 A ボ タ ン を 押 す と 最 初 に 秒 針 は 「ALTI」 (A ボタンの位置)を指します。 P-47 12 曜日 ボタン ボタン D 高度計測モード ボタン 月・日 B B ボ タ ン を 押 す と 最 初 に 秒 針 は 「BARO」 (B ボタ
● D ボタンを押すごとに、リコールモード、ストップウオッチモード、タイマーモード、アラームモード、ワールドタ イムモード、ハンドセットモードに切り替わります。 ● どのモードでも、D ボタンを約2秒間押し続けると時刻モードへ切り替わります。 ● リコールモード、アラームモード、ハンドセットモードで 2 ∼ 3 分間ボタン操作を行わないと、自動的に時刻モード に戻ります。 ● どのモードでも、時針と分針は時刻モードの現在時刻を示します。秒針は、モードによって示す内容が変わります。 リコールモード メモリーした高度の記録を呼び出し て見ることができます。 ストップウオッチモード D P-55 1/100 秒単位で 59 分 59 秒 99 (60 分計)まで計測できます。 タイマーモード D 1 分単位で 60 分までセットでき、 セットした時間を経過すると 5 秒 間の電子音が鳴ります。 P-62 P-64 D ハンドセットモード ワールドタイムモード アラームモード 時計の針の基準位置がずれていると き、針位置手動補正によってずれを 直すことができます。 世界 29 都市 29
電源について 本機はソーラーパネルで発電し、二次電池に充電しながら 使うようになっております。 光が当たりにくい場所での保管および使用、長袖で本機が 隠れたままの使用が長時間続きますと、二次電池が消耗し て表示しなくなることがあります。 安定してご使用いただくために、なるべく光が当たるよう にしてお使いください。 二次電池が消耗して時計機能が停止すると(レベル 5)、 メモリーされているデータや設定は消去されます。 ● リカバーインジケーター(R)が点滅して いる場合 ライトやアラームなどを短時間に連続して使用し、電池に 大きな負担がかかった場合、リカバーインジケーターが点 滅して、一時的に以下の操作ができなくなります。 ライトの点灯 アラーム・時報などの報音 タイマーのタイムアップ報音 センサー計測 * 運針 リカバーインジケーター この場合は、時間がたてば電池電圧が復帰し、使用できる ようになります。 * センサー計測中にリカバーインジケーターが点滅した 場合、時計はセンサー計測を中止し、自動的に時刻モー ドに切り替わります。 14
● バッテリーインジケーターの見方 時刻モードに入った後、約 1 秒間バッテリーインジケー ターが表示されます(12 ページ参照) 。 レベル 3 になった場合、時刻モードで“L”表示が点滅 し続けます。 レベル 1 すべての機能が使用可能 レベル 2 すべての機能が使用可能 レベル 3 ライト点灯不可、アラーム・ 時報などの報音不可、セン サー計測不可 ※“L”表示が点滅 レベル 4 液晶表示不可、ライト点灯 不可、アラーム・時報などの 報音不可、センサー計測不可、 秒針が 12 時位置(基準位置) で停止、時分針はそのまま運 針し 12 時位置(基準位置) になった時に停止 レベル 5 時計機能停止(時計発振不可)、 すべての針が 12 時位置 (基準位置)で停止 ※ 直射日光下などの強い光で充電した場合、バッテリー インジケーターが一時的に実際の電池容量より高いレ ベルを表示することがあります。レベルは充電後しば らくしてから確認してください。 ※ レベル 5 になっても再度充電を行うことで使用できま す。 ※ レベル 5 から充電したときは、レベル 2 になると表示 が点灯
● 秒針による充電必要サイン ● 充電のしかた レベル 3 の状態になると、時刻モードで秒針が 2 秒ごと に運針を行い、充電不足をお知らせします。 本機のソーラーパネル部を光源に向けます。 ※ ソーラーパネルの一部が隠れていると充電効率が下が りますので、ご注意ください。 2秒運針 ソーラーパネル ● 充電時のご注意 以下のような高温下での充電はお避けください。 炎天下に駐車している車のダッシュボードの上 白熱ランプなどの発熱体に極端に近い所 直射日光が長く当たって、高温になる所 なお、極端な高温下では液晶パネルが黒くなることがあり ますが、温度が下がれば正常に戻ります。 充電の際、光源の条件によっては時計本体 が極端に高温になることがありますので、や けどなどをしないようにご注意ください。 16 ※ イラストは樹脂バンドの場合です。
● 充電の目安 ● 各レベルに回復するための充電時間 本機は一度フル充電すると、充電しなくても基本動作 * に 加え、下記の使用例で使用した場合に約 6 ヵ月間動き続 けます。 使用例 ライト:1.
パワーセービング機能について パワーセービング機能とは、暗いところに放置すると自動的 に液晶表示を消してスリープ状態にし、節電する機能です。 ※ 本機のパワーセービング機能を OFF に切り替えること はできません。 ※ 時計が袖などで隠れている場合でも、表示が消えるこ とがあります。 ● スリープ状態になるには 表示スリープ 午後 10 時∼午前 6 時の間、暗いところで本機を約 1 時間放置します。 ※ 方位、気圧・温度、高度の各計測モード、ストップ ウオッチモード、タイマーモードのときは、スリー プ状態になりません。 ➟液 晶 表 示 が 消 え、 秒 針 が 12 時位置で停止します。 アラーム・時報の報音、タイ マーのタイムアップ報音は鳴 ります。 18 機能スリープ 表示スリープのまま暗いところで 6 ∼ 7 日間経過しま す。 ➟時分針が 12 時位置で停止します。 アラーム・時報の報音、タイマーのタイムアップ報 音は鳴りません。 ※ 時計機能は正常に作動しています。 ● スリープ状態を解除するには 本機を明るいところに置く 本機のいずれかのボタンを押す
※ レベル 5 から充電したときは、レベル 2 になると表示 が点灯し、針が動きますので、レベル 2 またはレベル 1 になるまで十分に光を当ててから、ご使用ください。 ● インジケーターによる充電必要サイン レベル 3、レベル 4 の状態は、電池残量が極端に少なくなっ ています。このときは、本機を光に当てて、十分に充電を 行ってください。 また、頻繁にリカバーインジケーター(R)が点滅する場 合も電池残量が少なくなっていますので、光を当てて充電 してください。 ● 充電時のご注意 以下のような高温下での充電はお避けください。 炎天下に駐車している車のダッシュボードの上 白熱ランプなどの発熱体に極端に近い所 直射日光が長く当たって、高温になる所 なお、極端な高温下では液晶パネルが黒くなることがあり ますが、温度が下がれば正常に戻ります。 液晶表示について 製品によって、液晶表示のタイプが異なります。 なお、本書に記載しているイラストは、視認性を考慮して 「白地に黒」で描写しております。ご使用になる製品によっ ては、本書に記載しているイラストの黒い部分(「時刻」、 「機能が ON になっ
ライト点灯について 本機には LED ライトが付いており、暗いときに文字板を 明るくして見ることができます。また、時計を傾けると自 動的にライトが点灯するオートライト機能もあります。 ■ ボタンを押して点灯させる ∼手動点灯∼ どのモードのときでも、 L ボタンを押します ➟L ボタンを押すとライトが点 ● ライト点灯時間の切替え 1. セット状態にする 時刻モードのとき、 E ボタンを約 2 秒間押し続けます ➟E ボタンを押すと“Hold SET”と画面に表示が出 ますので、 “Hold SET”が消えて“HT”が点滅す るまで E ボタンを押し続けてください。 ※ 点滅表示のまま 2 ∼ 3 分間すると、自動的に点滅が 止まります。 灯します。 2. ※ オートライト OFF のときも L ボタンを押すと点灯し ます。 ※ ライトの点灯時間を約 1.
3. 点灯時間を選ぶ ■ 時計を傾けて点灯させる A ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに約 1.5 秒間と約 3 秒間が切 り替わります。 LT1 =約 1.5 秒間 LT3 =約 3 秒間 4. ∼オートライト機能∼ どのモードのときでも、時計を傾けるだけでライトが 約 1.5 秒間(約 3 秒間)点灯します。 ※ 明るいときは、自動点灯しません。 ※ オートライト機能を使うには、オートライト設定を ON にしておく必要があります。 セットを終わる E ボタンを押します ➟点滅が止まり、セット完了です。 ● オートライトの ON / OFF 切替え 1.
2. ● ライトを点灯させる オートライトのセット状態にする D ボタンを 11 回押します オートライトON ➟“AT”が表示され、“OFF” 2 1 時計を腕にはめ、 水平にします 水平状態から、表示が見え るように約 40°傾けます または“ON”が点滅します。 3. ON か OFF を選ぶ 40° 以上 A ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに ON と OFF が切り替わりま す。 4.
〈オートライトご使用時の注意〉 ● オートライトを頻繁に使用すると電池の持続時間が 短くなりますのでご注意ください。 ● 時計が服の袖に隠れるようにつけると、明るいとき でもオートライトが点灯することがあります。 ● 時計を傾けたとき、ライトの点灯が一瞬遅れること がありますが異常ではありません。 ● ライト点灯後、時計を傾けたままにしておいても、 点灯は約 1.
操作音について モード切替え時などに鳴る操作音の ON / OFF を切り替 えることができます。 ● 操作音の ON / OFF 切替え 1. E ボタンを約 2 秒間押し続けます ➟E ボタンを押すと“Hold SET”と画面に表示が出 ますので、“Hold SET”が消えて“HT”が点滅す るまで E ボタンを押し続けてください。 ※ 点滅表示のまま 2 ∼ 3 分間すると、自動的に点滅が 止まります。 操作音の ON / OFF のセット状態にする D ボタンを 9 回押します ➟“BEEP ♪”あるいは“MUTE” が点滅します。 24 ON / OFF を選ぶ A ボタンを押します ➟操作音を ON にしたいときは“BEEP ♪”を、OFF にしたいときは“MUTE”を表示させます。 セット状態にする 時刻モードのとき、 2. 3. 4.
方位計測 本機は、内蔵の磁気センサーで検出した磁気を方位に変換 して表示します(磁気コンパス)。目標物の方位や、現在 位置を調べたりすることができます。 ※ 方位計測が正しくないと思われるときは、30 ページを 参照して、「方位補正」を行ってください。 ● 磁気コンパスについて ★「磁気コンパス」とは 地球は、北極と南極に極を持つ 大きな磁石のようなもので、地 球の持つ磁気を「地磁気」と呼 びます。 本機は内蔵の電子式磁気セン サーによりこの「地磁気」を検 知し、方位を計測する「磁気コ ンパス」です。 地球 ● 磁気コンパスが指す「北」は 磁気コンパスが指す北(磁北と呼びます)と地球の真の北 極(真北と呼びます)は一致していないため、磁気コンパ スの指す北は、地球上の場所により東西のどちらかに偏っ ています。 このずれを「偏差」と呼び、その角度を「偏角」と呼びま す。「磁北」の極はカナダの北側に、「磁南」の極はオース トラリアの南側に位置するため、それぞれの「磁極」に近 いほど「偏角」が著しく大きくなるため、高緯度地方で使 用する際は、ご注意ください。 なお、日本付近では約 5 度(鹿児島近辺)∼約 9
■ 方位計測のしかた 時刻モード、気圧・温度計測モード、高度計測モードのと き、本機を水平に持ち(または腕にはめ)、計測したい方 向に 12 時位置を向けてから、 C ボタンを押します ➟秒針が「COMP」(C ボタンの位置)を指して時計が 方位計測モードにいることを示します。そのあと、方 位の角度(あるいは 16 方位)が表示され、秒針が北 の方向を指します。 計測したい方向 西 北 <方位の角度の見方> 方位の角度 南 東 方位用目盛り 上記の例では、計測したい方向(本機の 12 時位置)が「北西 315 度」であることを表しています。 26 ★ 計測した方位を知りたいときは、 12時位置の16方位 方位の角度が表示されている間に E ボタンを押します。 ➟方位の表示に切り替わります (左記の例では“NW”が表示さ れます)。 方位は、16 方位で表示されます。 また、各方位には 22 ∼ 23 度の幅があります。 (例)北西(NW) :304 度∼ 326 度 南南西(SSW):192 度∼ 213 度 北方向 モード名 ※ 秒針(北)が 12 時位置を指した場合、デジタル部の
方位計測後、C ボタンを押すと再計測を行います。 ★方位計測中にアラームなどの電子音が鳴ったときや L ボタンを押してライトを点灯させたときは、計測を中 止し、電子音報音後またはライト点灯後に計測を再開 します。 ★地磁気の弱い場所では方位計測値に影響が出る場合が あります。 ★方位計測中の約 20 秒間は、オートライトは点灯しま せん。 ★方位計測後、D ボタンを押すと時刻モードに戻ります。 ★方位計測モードに入ったとき、前回方位計測モードで 最後に表示していた状態(「方位の角度」あるいは「16 方位」)になります。 ■ 計測時/保管時のご注意 ∼正しい計測のために∼ ● 計測するときは 本機が水平になるように持つか、または腕に付けてくださ い。 ※ 本機が水平面に対して傾いているときは、計測誤差が 大きくなります。 方位計測モードで 2 ∼ 3 分間何も操作を行わない と、自動的に時刻モードに戻ります。 27
● 使用場所について 計測を行う場所により、計測誤差が大きくなる恐れがあり ます。以下の場所での計測にはご注意ください。 ● 乗り物の中、または室内(特に鉄筋コンクリート造り) ➟この場合は、正確な計測はできません。 ● 地磁気に強く影響を及ぼす物の近く ➟これらのものから離して計測を行ってください。 永久磁石 (磁気ネックレスなど) 金属 (鉄製の机、ロッカーなど) 家庭電化製品 (テレビ、パソコン、スピーカーなど) 28 自動車 船・飛行機 電車 室内 (鉄筋が磁化している場合) 高圧線、架線 ※ 自動車など方向が自由に変えられる乗り物については、 「2 点補正」することによりある程度方位を知ることが できます。 「2 点補正」については 30 ページを参照してくだ さい。 ( )
★自動車内での使用について <方位補正時のご注意> 自動車内は車体が磁化している可能性があるため正確な方 位を計測することができませんが、目安としてご使用にな るときは、下記のように 2 点補正を行ってから計測して ください。 ※ 2 点補正のしかたについては 30 ページを参照してく ださい。 2 点 補 正 の 1 回 目 と 2 回目の計測は、必ず 同じ場所で行ってくだ さい。 注 意 1. 3. 自動車の運転中に 2 点補正や方位計測を行う と危険ですので、絶対に行わないでください。 まず、自動車を 180 度 回転できる安全な場所 に止めます。 2.
● 保管場所について 本機を磁石などの強い磁気を帯びたものに近づけないでく ださい。 永久磁石 (磁気ネックレス、バッグの止め金など) 家庭電化製品 (テレビ、スピーカーなど) <本機が磁気を帯びた場合は> 本機そのものが磁気を帯びたとき( 「着磁」または「帯磁」 と呼びます)は、方位計測の精度に影響を及ぼす恐れがあ ります。 このようなときは、 「2 点補正」 (右記参照)を行うことに より、着磁(帯磁)の影響分を補正することができます。 ● 着磁(帯磁)しているかどうかよくわからないとき は、「2 点補正」を行ってから計測してください。 ● 著しく着磁(帯磁)したときは、 「2 点補正」を行っ ても正しく方位が計測できなかったり、計測中に異 常値の検出表示が頻繁におこることがあります。 30 ■「磁北」を基準とした方位補正の しかた 本機で計測した方位が正しくないと思われるときは、以下 の 2 種類の方法で方位補正を行ってください。 2 点補正 本機を使用する際、その磁気環境に合わせた最適 な状態に整える機能です。 例えば、本機を自動車内のような特殊な環境で 使用するときや、本機そのものが着磁した
★ワンポイントアドバイス 「2 点補正」は積極的に行うほど、その都度正確な方位計 測が行われます。使用する環境が変わったとき、本機をし ばらく使用していなかったとき、計測結果がおかしいと感 じたときなどは「2 点補正」を行ってから使用するように してください。 2 点補正は実際に方位計測を行う場所で行ってくださ い。 例えば、野外でご使用になるときは野外で、自動車内 でご使用になるときは自動車内で行ってください。 2 点補正を行う方向はどちらでも構いませんが、向き を変えるときは、なるべく正確に 180 度になるように してください。 自動車や船舶などの乗り物内で、2 点補正を行うときは、 なるべく自動車(船舶)ごと 180 度向きを変えて行う 方がより正確に補正できます。 ● 2 点補正のしかた 1. 方位計測モードにする 時刻モードのとき、 <方位計測モード> C ボタンを押します ➟ 方位計測モードとなります。 2.
3. ● 北方位補正のしかた 1 点目方位計測 1. “− 1 −”表示のとき、 本機を水平面に置き、C ボ タンを押します ( “OK”表 示 の 後 )2 点 目 方位計測表示( “−2−” 点灯) になります。 ※ 補正計測時間は、約 13 秒間かかります。計測中は、 本機を動かさないようにしてください。 ※ 補正計測中は“−−−”が表示されます。C ボタン を押しても“−−−”にならない場合は、3 秒ほど経っ てからもう一度押してください。 2 点目方位計測 “− 2 −”表示のとき、 本機を 180 度回転させて 水 平 面 に 置 き、C ボ タ ン を押します ➟正しく計 測 が 行 わ れると、 ( “OK”表 示 の 後 ) 自動 的 “−−−° ” ) に方位計測表示( に戻ります。 32 <方位計測モード> C ボタンを押します ➟計 測 が 正しく行 わ れ ると、 4. 方位計測モードにする 時刻モードのとき、 180° 回転 ➟ 方位計測モードとなります。 2.
3.
3. 「磁気偏角の方向と値」をセットする ● 磁気偏角補正のしかた 1. 時刻モードのとき、 <方位計測モード> ➟A ボタンを押すごとに磁 C ボタンを押します ➟ 方位計測モードとなります。 方位の角度 2.
■ 登山中やトレッキング中の使用例 2. ● 整置(正置)について 登山やトレッキングでは、自分が今どこにいるかを把握す ることが必要です。そのためには地図と実際との方向を合 わせることが大切です。これが「整置」です。整置をする ことで、地図と実際との対応が容易になります。具体的に は、地図上の北方向と本機の北方向を合わせる作業のこと です。 本機に北が表示されたら、地図だけを回して、本機 の北と地図の北が一致する方向に揃えます。 ※ 本機に表示される北を「磁北」に設定している場 合は、地図上の「磁北」にあわせます。本機に表 示される北を「真北」に設定している場合は、地 図上の「真北(通常真上)」にあわせます。 地図上の北 . ★現在地を把握する 1. 時刻モード、方位計測モード、 気圧・温度計測モード、高度 計測モードのいずれかのモー ド で、 本 機 を 水 平 に 持 つ か、 または腕にはめて水平な状態 にして、C ボタンを押します。 約 2 秒後に方位が表示されま す。 北 時計の北 . ※ これで地図と周囲の風景の方向が一致します。 3.
★進行方向を把握する 1. 2. 3. 36 地図上の現在位置を確認しま す。 地図上の進みたい方向が体の 正面を向くように地図を回し ます。 時刻モード、方位計測モード、 気圧・温度計測モード、高度 計測モードのいずれかのモー ド で、 本 機 を 水 平 に 持 つ か、 または腕にはめて水平な状態 にして、C ボタンを押します。 約 2 秒後に方位が表示されま す。 4.
● 2 カ所の目印から現在地を割り出す (クロスベアリング) 1. 周囲に見える山頂や人工物など「地図と対応可能な 目印」を 2 カ所見つけます。なお、2 カ所の目印は、 90°ぐらいの角度を形成する位置にあるものを選ん でください。 ! " 3. 4. 5. 時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モード、 高度計測モードのいずれかのモードで、本機を水平 に持つか、または腕にはめて水平な状態にして、C ボタンを押します。約 2 秒後に方位が表示されます。 例 え ば、 計 測 結 果 が 292 °の 場 合、A が 北 か ら 292°となる方向の線上のどこかに現在地があるこ とになります。地図にその線を書き込みます。 次に、B の方向に、本機の 12 時位置を向けます。 " 12時位置 2. まず、A の方向に、本機の 12 時位置を向けます。 ! 12時位置 6. 手順 3.
7. 例えば、計測結果が 45°の場合、B が北から 45° となる方向の線上のどこかに現在地があることにな ります。地図にその線を書き込みます。 ※ 地図上の「A から引いた線」と「B から引いた線」 の交点が、現在地となります。 ! . " 北 45° ● 周囲の山の名前を調べる(山座同定) 1. 2. % 7 3 292° ※ 2 カ所以上の目印から、同様の手順で、現在地を 割り出すことができます。目印が多いほど、より 正確な現在地を割り出すことができます。 38 3.
4. 地図上の現在地から本機の 12 時位置の方向に引い た線上に、現在見えている山があることになります。 延長線上に複数の山が存在する場合は、1 地点から の方位計測では識別できないので、山の高さや地形、 および重なり具合から距離を判断して、山の名前を 特定します。 ■ おかしいと思ったときは 本機は針式のコンパスと同様に、磁気の不安定な場所や磁 気の方向がずれている場所では、正確な計測はできません。 また、使い方を間違えると正確な計測ができないため、計 測結果がおかしいと思ったときは、以下の内容を確認して ください。 目標物 ● 方位表示が実際の方向とずれる 原因その 1 :2 点補正がされていない。 対処 :こまめに 2 点補正を行ってください。 原因その 2 :近くに強い磁気を発生する物体(もの)が ある。 対処 :以下のようなものの近くでは計測できませ んので、離れて計測を行ってください。 地図上の北 . 時計の北 電気製品、大きな橋、鉄柱などの鉄で できた物体、電車の架線、電車や船な どの乗り物 .
● 同一場所なのに、方位表示が計測するたびに変わる 原因 :高圧線のそばなど、磁気の状態が不安定である。 対処 :計測場所を変えて、再計測してください。 ● 室内で正確な計測ができない 原因 :テレビ・パソコンなど、近くに磁気の方向を乱す 物体がある。 対処 :計測場所を変えるか、室外に出てから再計測して ください。特に鉄筋コンクリート造りの建物内で は、正確な計測はできません。 40
気圧・温度計測 ■ 気圧計測のしかた ■ 温度計測のしかた 時刻モード、方位計測モード、高度計測モードのときに B ボタンを押すと、秒針が「BARO」(B ボタンの位置) を指して時計が気圧・温度計測モードにいることを示しま す。そのあと、液晶表示で気圧、気圧傾向グラフを、秒針 で気圧傾向インジケーター(直近の気圧傾向)を表示しま す。 気圧・温度計測モードで E ボタンを押すと、温度を表示 します。 気圧 温度 気圧傾向インジケーター 気圧傾向グラフ モード名 ※ モード切替え直後は“BARO”表示となり、気圧表示 に 4 ∼ 5 秒かかる場合があります。 ※ 気圧・温度計測モードに入ったとき、前回気圧・温度 計測モードで最後に表示していた状態(気圧計測ある いは温度計測)になります。 ■ 気圧・温度計測について 気圧・温度計測モードに切り替えると、約 3 分間は約 5 秒 ごとに計測します。3 分以降は、約 2 分ごとに計測します。 また、B ボタンを押して再度計測することもできます。 ※ 外気温を計測するときは、時計を腕からはずして、体温、 汗(水滴) 、直射日光などの影響を受けない
<温度計測> 計測範囲:− 10.0℃∼ 60.0℃ 計測単位:0.
<気圧傾向はこのように見ます> 気圧傾向を見るときには、下記の表示例を参考にして気圧 変化(天気の傾向)の目安にしてください。 なお、測定場所の高度などの環境条件が変わると、気圧が 変化して気圧傾向グラフに影響を及ぼしますのでご注意く ださい。 ➟上昇傾向にあるとき ■ 気圧傾向インジケーターの見方 気圧傾向インジケーターは、気圧・温度計測モードで計測 された値と、2 時間おきに自動計測された最新の計測値と の差を表示するので、最新の気圧傾向を確認することがで きます。 ※ 気圧傾向インジケーターは 1hPa 単位で± 10hPa 範 囲を秒針で表示します。 例:気圧傾向インジケーターが+ 1hPa の場合 気圧が上がり傾向(天気が良くなる)という目安になります。 +1hPa ➟下降傾向にあるとき ±0hPa 気圧が下り傾向(天気が悪くなる)という目安になります。 ● 温度・湿度の環境によって若干、気圧傾向の表示が変 わることがあります。あくまでも気圧傾向の目安とし て見てください。 ● 気圧計測時にセンサーが故障しているとき、または二 次電池が消耗しているときや機能スリープ中には計測 は行われ
2. ■ 気圧調整のしかた 本機は、工場出荷時に大気圧に近い値を表示するように調 整してありますので、通常は気圧の調整を行う必要はあり ません。正確な気圧計があって、その気圧に対して本機の 表示が大きくずれている場合にのみ以下の操作にしたがい 気圧を調整してください。この気圧調整を誤って行うと、 気圧を正しく計測できなくなるのでご注意ください。 1. D ボタンを押します 3.
2. ■ 温度調整のしかた 本機の温度計は、工場出荷時に調整してありますので、通 常は温度の調整を行う必要はありません。正確な温度計が あって、その温度に対して本機の表示が大きくずれている 場合にのみ以下の操作にしたがい温度を調整してくださ い。この温度調整を誤って行うと、温度を正しく計測でき なくなるのでご注意ください。 1. 気圧・温度計測モードのとき、 E ボタンを約 2 秒間押し 続けます ➟E ボタンを押すと“Hold 温度 SET”と画面に表示が出ま すので、“Hold SET”が消 えるまで E ボタンを押し 続けてください。 ※ 温度が表示されるまで約 4 ∼ 5 秒かかりますので操 作せずにお待ちください。 ※ 調整状態で 2 ∼ 3 分間何も操作を行わないと、自動 的に調整状態が解除されます。 温度値のセットは、 A または C ボタンを押し ます ➟A ボ タ ン を 押 す ご と に 0.1℃ずつ進み、C ボタン を押すごとに 0.
■ 気圧ミニ知識 ● 気圧傾向グラフの便利な使い方 その 1 ハイキングや山登りなどで出発する前日の夜から朝までの 気圧を測り、天気の傾向を知る目安にできます。 その 2 気圧の傾向が表示されるので、夕立が起 こりやすいかなどの天気の傾向を知る目 安にできます。 その理由は ・・・ 高気圧あるいは低気圧が接近してくると下記のよ うな天候の変化が生じるからです。 <高気圧のとき> <低気圧のとき> 下降気流となるので雲は 消え、天気が良くなる。 上昇気流となるので雲が でき、雨が降ってくる。 上空 上空 雲 上 昇 気 流 下 降 気 流 地面 地面 高気圧 低気圧 ● 気圧の変化を読むことにより、天気の予想 ができます。 気圧は大気が動くにつれて変化しますので、気圧の変化を 見れば天気が良くなるか、それとも悪くなるかをある程度 予想できます。 <気圧が高くなりつつあるとき> 天気は回復傾向 <気圧が低くなりつつあるとき> 天気は下り坂傾向 46 ● 大気圧について テレビ、新聞などで発表される気圧値は、実際に山頂や平 地や海上で計測した気圧値を海抜 0m で測った値に計算 していま
高度計測 <現在地の高度を調べる(48 ページ)> 頂上や休憩地点などで高度計測を行うと、その現在地 の高度がわかります。 本機の高度計測機能は、内蔵の圧力センサーで検出した変 化量を国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準 大気(ISA)と照合し、高度に換算して表示するものです(相 対高度計) 。 <ご注意> 高度を計測する場合はなるべく時計自体の温度を一定 にし、温度変化の影響を受けないようにして行ってく ださい。 ※ 温度変化の影響を受けると多少の誤差が出ることが あります。 < 2 点間の高度差を調べる(51 ページ)> 基準地点から現在地点までの高度差を表示します。 あらかじめ基準地点となる場所で 0m にリセットして おくと、その基準地点からどれだけ登ったのか(下っ たのか)がわかります。 ※ 標高差を調べる時などにも便利です。 47
<高度計測> ■ 高度計測のしかた 時刻モード、方位計測モード、気圧・温度計測モードのと きに A ボタンを押すと、秒針が「ALTI」(A ボタンの位 置)を指して時計が高度計測モードにいることを示します。 そのあと、液晶表示で高度、秒針で高度差を計測して表示 します。A ボタンを押すごとに、高度や高度差を計測し て表示することができます。 高度 高度差インジケーター 高度傾向グラフ モード名 ※ モード切替え直後は“ALTI”表示となり、高度表示に 4 ∼ 5 秒かかる場合があります。 <高度傾向グラフ> 高度計測モードで計測した高度を グラフ表示します。 ※ グラフの単位は、「縦:10m」、 「 横: 高 度 計 測 間 隔(5 秒 ま た は 2 分)」です。 48 現在高度(点滅) 表示範囲:− 10,000m ∼ 10,000m 表示単位:5m 計測範囲:− 700m ∼ 10,000m 計測単位:5m ※ 計測は表示範囲内の 10,700m 間で行います。 ※ 本機の高度値は相対高度値ですので、基準高度の設定 値により、実際は海面より高くてもマイナス表示され ることがあります。 ※
2. ■ 基準高度のセット 正確な高度計または高度基準の標識のあるところで基準高 度をセットするときは、以下の手順で行ってください。 本機で表示する高度は、気圧の変化や、大気の温度変 化および標高差による温度変化のために多少の誤差が 出ることがあります。そのため、登山のときなどは、 高度基準の標識と本機の示す高度とを照らし合わせ、 以下の操作にしたがいこまめに高度をセットすること をおすすめします。 1.
● 高度計測間隔について 高度計測モードに切り替えると、最初の約 3 分間は約 5 秒ごとに計測し、その後は「約 2 分おきに約 10 時間 自動計測」または「約 5 秒おきに約 1 時間自動計測」し ます。 「約 2 分おきに約 10 時間自動計測する」か、「約 5 秒お きに約 1 時間自動計測する」かの設定方法は、右記の「高 度計測間隔の設定」をご覧ください。 高度計測モードで、計測間隔を 2 分に設定している ときは約 10 時間、計測間隔を 5 秒に設定している ときは約 1 時間ボタン操作を行わないと、自動的に 時刻モードに戻ります。 50 ■ 高度計測間隔の設定 1.
2. 計測間隔の設定に切り替える ■ 高度差計測のしかた D ボタンを押します 点滅します。 基準地点から現在地点までの高度差を、秒針を使って表示 することができます。高度差の表示範囲は、1 目盛りを 5m 単位で表示するか、あるいは 1 目盛りを 50m 単位 で表示するかによって変わります。 計測間隔を選ぶ ● 高度差の表示範囲の設定 A ボタンを押します 1. ➟“2'00”または“0'05”が 3. ➟A ボ タ ン を 押 す ご と に、 “2'00”と“0'05”が切り 替わります。 ※ 2'00 10H :約 2 分おきに約 10 時間計測する 0'05 1H :約 5 秒おきに約 1 時間計測する 4.
2. 高度差の表示範囲の設定に切り替える D ボタンを 2 回押します ➟“100”または“1000” が点滅します。 3. 高度差の表示範囲を選ぶ A ボタンを押します ➟A ボ タ ン を 押 す ご と に、 “100” と“1000” が 切 り替わります。 ※ 100 :1 目盛り 5m 単位で高度差 100m まで計 測する 1000 :1 目盛り 50m 単位で高度差 1,000m ま で計測する 4.
■ 登山中やトレッキング中の使用例 ■ 高度メモリー ● 高度差計測 メモリー計測を行って記録されるデータは、2 種類ありま す。 基準地点から現在地点までの高度差を表示します。あらか じめ目標地点までの高度差を調べておくと、あと何メート ル登れば良いか(下れば良いか)の目安になります。 1. 地図上で、等高線などを参考 にして、現在地と目標地点の 高度差を調べます。 目標地点 現在地 2.
最高高度 ストップ地点 最低高度 最 高 最 低 積 算 上 積 算 下 高 高 昇 高 降 高 度 : メモリー計測中の最高高度 度 : メモリー計測中の最低高度 度 : 上昇した高度の合計(A + C) 度 : 下降した高度の合計(B + D) ※ メモリーデータをクリアーするには、57 ページの「デー タのクリアー」をご覧ください。 54 ● 手動記録データ 手動のボタン操作で、高度データとその月日・時刻を最大 14 本まで記録します。 ※ データを 14 本記録した後、ボタン操作をしてデータ を記録できますが、1 本目のデータが消えます。新た なデータを記録したい場合、記録データのクリアーを 行うこともできます(57 ページの「データのクリアー」 参照) 。 スタート地点 ● 手動記録のしかた 高度計測モードのとき、 A ボタンを約 2 秒間押し続け ます ➟A ボ タ ン を 押 す と“Hold REC”と画面に表示が出ます ので、“Hold”が消えるまで A ボタンを押し続けてくださ い。 ➟そのときの高度と月日・時刻 をメモリーします。 RECマーク
■ メモリーしたデータを見る 高度計測モードでメモリーしたデータ(自動記録/手動記 録)はリコールモードで見ることができます。 ※ リコールモードに切り替えるには、時刻モードのとき に D ボタンを 1 回押します。リコールモードに切り 替えたとき、約 1 秒間“REC”が表示されます。 ● メモリーしたデータの表示 A または C ボタンを押すごとに、メモリーされた手動記 録(1 ∼最大 14)、自動記録(最高高度、最低高度、積算 上昇高度、積算下降高度)が表示されます(56 ページ参照)。 ※ A または C ボタンは押し続けると早送りができます。 ※ 最初に、メモリーされた月日が表示されます。約 1 秒 後に、時刻が表示されます。 その後、時刻と高度が 1 秒ごとに交互に表示されます。 ※ 積算上昇高度と積算下降高度の画面には、それぞれの 積算を開始した日付が表示されます。 ※ リコールモードに入ったとき、前回リコールモードで 最後に表示していたデータが表示されます。 55
<手動記録1> <手動記録14> <最高高度値(HI) > データ番号 時刻 月・日 交互に 表示 月・日 1秒後 1秒後 1秒後 月・日 時刻 交互に 表示 時刻 データ番号 高度 高度 最高高度 <積算下降高度値(DSC) > <積算上昇高度値(ASC) > 積算記録を開始した月・日 積算記録を開始した月・日 1秒後 1秒後 <最低高度値(LO) > 1秒後 月・日 時刻 積算下降高度 56 交互に 表示 積算上昇高度 交互に 表示 最低高度
■ データのクリアー 手動記録(1 ∼最大 14) 、自動記録(最高高度、最低高度、 積算上昇高度、積算下降高度)を各データごとにクリアー することができます。また、すべてのデータを一度にクリ アーすることもできます。 ● 各データをクリアーしたい場合 1. リコールモードのとき、 A または C ボタンを使って、クリアーしたいデー タを表示します 2. クリアーを実行する E ボタンを約 2 秒間押し続けます ➟E ボタンを押すと“Hold CLR”と画面に表示が出 ますので、“CLR”に表示が変わるまで E ボタンを 押し続けてください。 ➟“CLR”が表示されると、データのクリアーが完了し ます。手動記録をクリアーした場合、次のデータが 繰り上がって表示されます。また、自動記録をクリ アーした場合、“− .
● すべてのデータを一度にクリアーしたい場合 リコールモードのとき、 E ボタンを約 5 秒間押し続けます ➟E ボタンを押すと、“Hold CLR”と画面に表示が出ま す。そのまま押し続けると、約 3 ∼ 4 秒後に“Hold ALL”と画面に表示が出ます。 “CLR ALL”に表示が 変わるまで E ボタンを押し続けてください。 ➟“CLR ALL”が表示されると、すべてのデータのクリ アーが完了し、手動記録 1 の表示に変わります。 ➟“Hold ALL”を表示している間に E ボタンを離すと、 すべてのデータのクリアーは実行されません。 ※ ただし、該当データのクリアーは実行されます。 <すべてのデータの クリアー確認表示> ■ 高度ミニ知識 ● 高度と気圧・気温の関係 一般的に海面より高度が高くなるほど気圧は低くなり、気 温は下がります。したがって、気圧がわかれば高度をある 程度知ることができます。 本機では国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標 準大気(ISA)の高度と気圧の関係を使って高度を推定す る方法を採用しており、相対高度を表示します。 高度 気圧 4,000m 温度
● 使用例:海抜高度に近い値を得るには ● 高度の表現方法(相対高度と海抜高度) 海抜高度に近い値を表示するように使用するときは、海岸 や山の標識などの海抜高度のわかるところで、計測の直前 に高度を同じ値にセットしてください。 ※ 日によって気圧の変化があるため、なるべく直前にセット してください。 高度を表す方法には、以下の 2 通りがあります。 例)海抜高度 400m の標識に合わせる (1) A 地点にて海抜高度 400m の標識と同じ値に 高度をセットします。 (2) A 地点から B 地点へ行き、高度を計測します。 (3) もし、B 地点にも海抜高度標識があれば、もう 一度海抜高度をセットします。 ※ 気圧変化などにより B 地点 での海抜高度と誤差がある 場合は、必ずセットし直し てください。 1 海抜高度…海面からの絶対的な高さ 2 相対高度…ある場所とある場所との高さの差(高度差) ※ 本機では、相対高度を計測します。 <海抜高度と相対高度> <相対高度(高度差) > ビルの高さ130m <海抜高度> 屋上の海抜330m B地点 A地点 400 海 ★海抜高度に近い値として
● 高度計測上のご注意 ● 本機は、気圧の変化を高度に換算しますので、同じ場 所で高さを計測しても、気圧が変化すれば高度表示が 変わります。 例:地上を 0m にセットしても,気圧が変わると高度 表示が変わる。 12 月 28 日(晴,高気圧 1,030hPa)に地上で 0m にセットした場合,12 月 31 日(雨,低気 圧 990hPa)に気圧が下がり,高度表示をみる と地上が 335m 表示となる。 <12/28 → 12/31の高度表示> 12/28<山の高さ>12/31 ※地上からの建物の高さ および山の高さ (相対高度) 959hPa 500m 海抜 高度 921hPa 835m 600m 12/28<建物の高さ>12/31 994hPa 200m 建物の高さ 200m <海面の気圧> 12/28 12/31 1,030hPa 990hPa 955hPa 535m 山頂の高さ 500m 300m 12/28<地上の高さ>12/31 1,018hPa 0m 978hPa 335m 100m (地上)海抜高度100mの場合 0m (海面) 60 ● 天候の急激な変化により
計測異常検出機能 センサーの故障および接触不良により正常な計測が行えな くなった場合には、自動的に計測を停止し、下記の表示を 行います。 ■“Err”表示となるときは 気圧・高度・温度・方位を計測中に“Err”が表示された 場合は、再計測を行ってみてください。それでも“Err” が表示されるようでしたら故障が考えられますので、「修 理サービス窓口」 (92 ページ参照)にてチェックを受け てください。 <気圧計測時> <温度計測時> <高度計測時> <方位計測時> 61
ストップウオッチの使い方 ス ト ッ プ ウ オ ッ チ は 1/100 秒 単 位 で 59 分 59 秒 99 (60 分計)まで計測できます。計測範囲を超えると、自 動的に 0 に戻って計測し続けます。 ■ 計測のしかた ストップウオッチモードのとき、 12 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい D ボタンを押し、ストップウオッチモードにします。 ● 計測中に C ボタンを押すと、表示は止まりますが、 内部では計測を続けるスプリット計測となります (“SPL”表示)。 ※スプリット計測中にモードを切り替えると、ス プリットは解除されます。 ● 計測ストップ時に C ボタンを押すと、計測値が 0 に戻ります(リセット)。 A ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに、計測がスタート/ストップし ます。 分 時刻モードの秒 (スプリット/リセット) 秒 (スタート/ストップ) 1/100秒 モード名 62 ● 通常計測 スタート ストップ リセット 積算計測…ストップ後リセットせずに A ボタンを押して 再スタートすれば、表示タイムに引き続き計測 を始めます。
● スプリットタイム(途中経過時間)の計測 スタート スプリット計測 スプリット解除 ストップ リセット 2着タイム表示 リセット <スプリット計測時> ● 1・2 着同時計測 スタート 2着ゴール 1着ゴール (1着タイム表示) 63
タイマーの使い方 タイマーは 1 分単位で 60 分までセットできます。セット した時間を経過(タイムアップ)すると 5 秒間の電子音が 鳴ります。 ■ タイマーのセット 1. セット状態にする ➟E ボタンを押すと“Hold 分 SET”と画面に表示が出ま すので、“Hold SET”が消 えて「分」が点滅するまで E ボタンを押し続けてく ださい。 ※ セット状態で 2 ∼ 3 分間何も操作を行わないと、自 動的にセット状態が解除されます。 64 2. 「分」をセットする A または C ボタンを押し ます ➟A ボタンを押すごとに点 タイマーモード(リセット状態)のとき、 E ボタンを約 2 秒間押し 続けます 12 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい D ボタンを押し、タイマーモードにします。 滅 箇 所 の 数 字 が 進 み、C ボタンを押すごとに戻りま す。 ※ それぞれ押し続けると早送 りします。 3.
■ タイマーの使い方(減算計測のしかた) ■ 鳴っている電子音を止めるには いずれかのボタンを押すと音が止まります。 タイマーモードのとき、 A ボタンを押します ➟ A ボタンを押すごとに、計測がスタート/ストップします。 ※ 1 秒単位で計測を行います。 分 時刻モードの秒 (リセット) 秒 (スタート/ストップ) モード名 ● 計測ストップ時に C ボタンを押すと、計測前の表 示に戻ります(リセット)。 ● A ボタンでストップ後、もう一度 A ボタンを押 すと表示タイムに引き続き計測を始めます。 65
アラーム・時報の使い方 時刻を設定できるアラームが 5 本あり、設定した時刻に なると 10 秒間電子音が鳴ります。 また、毎正時(00 分)に時報を鳴らすこともできます。 ■ アラーム時刻のセット 1.
2. 4. 「分」をセットする セット状態にする E ボタンを約 2 秒間押し 続けます アラームマーク ➟E ボタンを押すと“Hold SET”と画面に表示が出ま すので、“Hold SET”が消 えて「時」が点滅するまで 時 E ボタンを押し続けてく ださい。 ※ アラームマークが点灯して、自動的にアラームが ON になります。 ※ セット状態で 2 ∼ 3 分間何も操作を行わないと、自 動的にセット状態が解除されます。 D ボタンを押します 分 ➟「分」が点滅します。 「分」も「時」と同様に A または C ボタンでセット します。 5. セットを終わる E ボタンを押します ➟点滅が止まり、セット完了です。 3.
■ アラーム・時報の ON / OFF 設定 ■ 鳴っている電子音を止めるには 準備:アラームモードのとき、A または C ボタンを押 して、鳴らしたいアラームを選びます。また、時報 を鳴らしたいときは時報表示を選びます。 いずれかのボタンを押すと音が止まります。 アラームモードのとき、A ボタンを押し続けると、押し 続けている間、アラーム音が鳴ります。 B ボタンを押します ➟B ボタンを押すごとにアラームまたは時報の ON / OFF が切り替わります。 ※ それぞれのマークが点灯しているときが ON となり、 アラーム・時報が鳴ります。 ※ いずれかのアラームが ON になっていると、すべての モードでアラームマークが点灯します。 <アラーム表示> アラームマーク: 68 ■ モニターアラーム <時報表示> 時報マーク:
ワールドタイムの使い方 ワールドタイムモードでは、 世界 29 都市(29 タイムゾー ン)の時刻を知ることができます。 現在時刻(ホーム都市の時刻)とワールドタイムを入れ替 える便利な機能もあります(70 ページ参照) 。 ※ ワールドタイムモードに切り替えると、前回このモー ドで最後に見た都市の時刻を表示します。 ※ 現在時刻(ホーム都市の時刻)を 24 時間制にしてい るときは、ワールドタイムも 24 時間制で表示されます。 12 ページの「操作のしくみと表示の見方」にしたがい D ボタンを押し、ワールドタイムモードにします。 ■ 都市の選択 ワールドタイムモードのとき、 A ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに秒針が時計回りに進んで、選ん だ都市コードを指します。選んだ都市コードの都市の 現在時刻がデジタル表示されます。 都市コード ■ ご注意 ■ ワールドタイムが合っていないときは、ホーム都市の時刻 および設定を確認し、違っているときは正しくセットして ください。 ※ ホーム都市について、およびセットのしかたについて は、73 ページ「ホーム都市・時刻・日付のセット」を ご覧ください
■ サマータイム(DST)について サマータイムとは DST(Daylight Saving Time)とも 言い、通常の時刻(スタンダードタイム)から 1 時間進 める夏時間制度のことです。 サマータイムを採用していない国や地域があります。 サマータイムを採用していても、その期間は国や地域 により異なります。 ■ サマータイムの設定 準備:ワールドタイムモードのとき、A ボタンを押して、 設定したい都市を選びます。 E ボタンを約 2 秒間押し続け ます ※ ワールドタイムモードでは、ホーム都市に設定している 都市のスタンダードタイム/サマータイム切替えはでき ません。 時刻モードで、ホーム都市のスタンダードタイム/サ マータイム切替えを行えば、ワールドタイムモードも 連動して切り替わります。 ■ 現在時刻(ホーム都市の時刻)と ワールドタイムの入替え 現在時刻(ホーム都市の時刻)とワールドタイムを入れ替 えることができます。 例:ホーム都市の時刻(TOKYO(TYO))とワールドタ イム(NEW YORK(NYC) )を入れ替える。 現在時刻 (ホーム都市の時刻) ワールドタイム 操
1. 都市を選ぶ ワールドタイムモードのとき、 A ボタンを押して、設定 したい都市を選びます 2. NEW YORK (NYC) を選ぶ ■ ご注意 ■ 日 本 で お 使 い の 場 合 は、 必 ず ホ ー ム 都 市 を「TOKYO (TYO)」に設定してください。 「TOKYO(TYO)」でない場合は、時刻がずれることがあ ります。 ホーム都市を入れ替える C ボタンを約 3 秒間押し続 けます ➟C ボタンを押すと“Hold ” と画面に表示が出ますので、 ”が消えるまで C “Hold ボタンを押し続けてください。 ➟ 1.
■ 都市コード一覧表 コード 時差 都市名 0 < 協定世界時 > (LON) 0 ロンドン PARIS (PAR) +1 ATHENS (ATH) +2 JEDDAH (JED) +3 TEHRAN (THR) DUBAI (DXB) KABUL (KBL) UTC LONDON コード 時差 都市名 TOKYO (TYO) +9 東京 ADELAIDE (ADL) + 9.5 アデレード パリ SYDNEY (SYD) + 10 シドニー アテネ NOUMEA (NOU) + 11 ヌーメア ジェッダ WELLINGTON (WLG) + 12 ウェリントン + 3.5 テヘラン PAGO PAGO (PPG) − 11 パゴパゴ +4 ドバイ HONOLULU (HNL) − 10 ホノルル + 4.
時刻・日付の合わせ方 時刻・日付を合わせるには、お使いになる地域(ホーム都 市)を最初に合わせます。 ※ 操作音の ON / OFF 設定、ライト点灯時間設定も行え ます。 ※ ホーム都市の時刻とワールドタイムを入れ替える機能 が、ワールドタイムモードにあります(70 ページ参照)。 デジタルの時刻・日付を修正すると、アナログの時刻 も連動して、自動的に修正されます。デジタルの時刻・ 日付を修正しても、アナログの時刻が合っていない場 合、針の基準位置を確認し、必要に応じて基準位置を 合わせてください(77 ページ参照) 。 ■ ホーム都市・時刻・日付のセット 1.
2. 4. 「サマータイム」設定を切り替える ホーム都市を選ぶ A ボタンを押します A ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに秒 針が時計回りに進んで、選 んだ都市コードを指しま す。本機をお使いになる地 域(都市)を選びます。 ➟A ボタンを押すごとに ON / OFF が切り替わります。 TOKYO (TYO) =東京 * 72 ページ「都市コード一覧表」 参照。 ※ 選んだ都市コードの都市の現在時刻がデジタル表示 されます。 3.
5. 6. セット箇所を選ぶ A または C ボタンを押します D ボタンを押します ➟D ボタンを押すごとに以 a.「12 / 24 時間制表示」切替えのとき 12/24時間制 A ボタンを押すごとに 12 時間 制 表 示“12H” と 24 時 間 制 表 示“24H”が切り替わります。 下の順で点滅箇所が移動し ますので、設定したい箇所 を点滅させます。 ホーム都市 サマータイム 12/24時間制 表示 オートライトの ON/OFF 秒 ライト点灯時間 時 操作音の ON/OFF 分 日 点滅箇所をセットする 月 年 b.「秒」セットのとき A ボタンを押すと「00 秒」か らスタートします。 ※ 秒が 00 ∼ 29 のときは切り 捨 て ら れ、30 ∼ 59 の と き は 1 分繰り上がって「00 秒」 になります(時報は「時報サー ビス 117 番」が便利です)。 c.
d.「年」セットのとき A ボタンを押すごとに点滅箇所 の数字が進み、C ボタンを押す ごとに戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送り ができます。 e.「月」「日」セットのとき A ボタンを押すごとに点滅箇所の 数字が進み、C ボタンを押すごと に戻ります。 ※ それぞれ押し続けると早送りが できます。 年 セットを終わる E ボタンを押します ➟点滅が止まり、セット完了です。 月 日 f.「操作音の ON / OFF」設定のとき 24 ページ「操作音の ON / OFF 切替え」をご覧ください。 g.「ライト点灯時間」設定のとき 20 ページ「ライト点灯時間の切替え」をご覧ください。 h.「オートライトの ON / OFF」のとき 21 ページ「オートライトの ON / OFF 切替え」をご覧 ください。 76 7.
針の基準位置合わせ 強い磁気や衝撃を受けると、針が基準位置からずれること があります。以下の操作を行って針の基準位置を確認し、 ずれている場合は、基準位置を合わせてください。 ※ 時刻が合っているときは、針の基準位置合わせを行う 必要はありません。 ■ 針の基準位置を合わせる 1. ハンドセットモードに入る 時刻モードのとき、 D ボタンを 6 回押します。 ➟時刻モードの現在時刻がデジタル表示されますので、 針位置が合っているか確認することができます。 現在時刻 2. 基準位置確認状態にする ハンドセットモードのとき、 E ボタンを約 2 秒間押し 続けます 秒針 ➟E ボタンを押すと“Hold SET”と画面に表示が出ま すので、“Hold SET”が消 えて“SEC 00”が点滅す るまで E ボタンを押し続 けてください。 ➟秒針の基準位置確認状態になり、秒針は基準位置に 移動して停止します。時分針は現在の位置で停止し ます。 <基本位置> 秒針:12 時位置 ★秒針が基準位置にある場合は、手順 4.
★時・分針が基準位置にある場合は、手順 6. に進みます。 秒針がずれている場合 3. 時針と分針がずれている場合 基準位置を合わせる 5. A ボタンを押します A または C ボタンを押します ➟A ボタンを押すごとに 進みます。 ※ A ボタンを押し続ける と、ボタンを離しても 針が連続して動き続け る早送り状態になりま す。早送り状態を止め るには、いずれかのボ タンを押します。 4.
6.
製品仕様 精 基 度 : 平均月差± 15 秒 本 機 ・ 能 : アナログ部=時針・分針(10 秒運針) 秒針 デジタル部=月・日・曜日、フルオー トカレンダー(2000 ∼ 2099 年) 、表示切 替え機能(月・日・ 曜日/月・日・気圧傾向 グラフ) 方 位 計 測 機 能 : 方位の角度計測範囲= 0°∼ 359° 方位補正機能(2 点、北方位)、 20 秒間の連続計測機能、磁気偏角 補正機能、北方位指針 気 圧 計 測 機 能 : 計測範囲= 260hPa ∼ 1,100hPa 表示範囲= 260hPa ∼ 1,100hPa 計測単位= 1hPa 常時気圧計測(2 時間毎)、即時計測、 気圧調整機能、気圧傾向グラフ、 気圧傾向インジケーター 温 度 計 測 機 能 : 計測範囲=− 10.0℃∼ 60.0℃ 表示範囲=− 10.0℃∼ 60.0℃ 計測単位= 0.
●圧力センサー 温度一定の とき 温度変化に よる影響 条件(高度) 高度計 0m ∼ 6,000m ±(高度差× 2%+ 15m) 6,000m ∼ 10,000m ±(高度差× 2%+ 25m) 0m ∼ 6,000m 10℃につき ± 50m 10℃につき 6,000m ∼ 10,000m ± 70m 気圧計 ±(気圧差× 2%+ 2hPa) 10℃につき ± 5hPa ア ラ ー ム 機 能 : 時刻アラーム アラーム数= 5 本 セット単位=時・分 電子音= 10 秒間 時報 毎正時に 2 回電子音で報知 ワールドタイム機能 : 世界 29 都市(29 タイムゾーン)の 時刻を表示、サマータイム設定機能、 ホーム都市設定機能 そ の 他 : 自動復帰機能、12 / 24 時間制表 示切替え、LED ライト、ライト点灯 時間切替え、フルオートライト、 モニターアラーム、パワーセービン グ機能、バッテリーインジケーター 表示、操作音 ON / OFF 設定 ※ 精度保証温度範囲=− 10℃∼ 40℃ ※ 強い衝撃を与えたり、極端な温度環境下に放置したり すると、精度に対
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ご使用上の注意 ■ 防水性 ● 防 水 時 計 は 時 計 の 表 面 ま た は 裏 蓋 に「WATER RESIST」 「WATER RESISTANT」と表示されているもので、次のように 分類されます。 表示 日常 生活用 防水 使用例 時計の表面または 「BAR」 裏蓋に表記 表記無し 洗顔、雨 ○ 水仕事、水泳 × ウインドサーフィン × スキンダイビング × (素潜り) 日常生活用強化防水 5 気圧 10 気圧 20 気圧 防水 防水 防水 5BAR 10BAR 20BAR ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ 専門的な潜水=スキューバダイビング(空気ボンベ使用)でのご 使用はお避けください。 ● 時計の表面または裏蓋に WATER RESIST または WATER RESISTANT と表示されていないものは防汗構造になっており ませんので、多量の汗を発する場合、もしくは湿気の多い場所で のご使用や直接水に触れるようなご使用はお避けください。 ● 防水構造の機種でも水中や、水分のついたまま、りゅうずやボタ ンの操作をしないでください。 ● 防水構造の機種で
● + 60℃以上の所に長時間放置すると液晶パネルに支障をきた すことがありますのでご注意ください。液晶表示は、0℃以下や + 40℃以上では、表示が見えにくくなることがあります。 ■ ショック ● 通常の使用状態でのショックや軽い運動(キャッチボール、テニ スなど)には十分耐えますが、落としたり、強くぶつけたりする と、故障の原因になります。 ただし、耐衝撃構造の時計の場合(G-SHOCK/Baby-G/G-ms) は腕につけたままでチェーンソーなどの強い振動や、激しいス ポーツ(モトクロスなど)でのショックを受けても時計には影響 ありません。 ■ 磁気 ● アナログ時計やコンビネーション(アナログとデジタル)時計は、 針を動かすために磁石の性質を利用したモーターを駆動させる方 式を採用していますが、このモーターは強い磁気(オーディオ機 器のスピーカー、磁気ネックレス、携帯電話など)を発生する器 具に近づけるとモーターの回転に影響を受け、針の「遅れ・進み・ 止まり・誤った時刻表示」などの原因となります。 ● 時計動作に影響を与えることはありませんが、製品自体が磁気を 帯びますと精度に影響を与えますのでお
■ 天然皮革・合成皮革バンドについて ■ 液晶表示について ● 長時間、他の製品と密着させたり、濡れたまま他の製品と一緒に しておくと、他の製品に色が移行したり、他の製品の色が天然皮 革や合成皮革に移行したりすることがありますので、濡れている ときはすぐに水分をふきとり、他の製品に密着させたままにしな いでください。 ● 長時間、直射日光(紫外線)に当てたり、汚れが付着したまま長 時間放置すると色あせする場合があります。 ご注意:天然皮革・合成皮革は、摩擦・汚れにより色を移したり、 色落ちすることがあります。 ● 液晶表示は、見る方向によって表示が見えにくくなることがあり ます。 ■ 金属製品について ● 金属を使用した製品・バンドは、ステンレスやメッキ品でも汚れ たままご使用になりますと、 さび (錆) が発生することがあります。 汗をかいたときや水に濡らしたときは、柔らかい吸湿性の良い布 などで良く拭き取った後に、通気性の良い場所に保管し、良く乾 燥させてください。 ● バンドは、時々、柔らかい歯ブラシなどにより、中性洗剤を水で 薄めた液や石鹸水でバンドを洗って、良く手入れをしてください。 このと
お手入れについて ■ お手入れのしかた ● ケース・バンドは汚れからさびが発生し、衣服の袖口を汚したり、 皮膚がかぶれたり時計の性能が劣化することがあります。ケース・ バンドは常に清潔にしてご使用ください。特に、海水に浸した後 放置しておくとさび易くなります。 ● 樹脂バンドの表面にシミ状の模様が発生することがありますが、 人体および衣服への影響はありません。また布等で簡単にふきと ることができます。 ● 皮革バンドは乾いた布で軽く拭くなどして常に清潔にしてご使用 ください。樹脂バンドも皮バンド同様、日々の使用により劣化し、 切れたり折れたりする場合があります。 ● バンドにヒビなどの異常がある場合は、必ず新しいバンドと交換 してください。そのときは、お買い上げの販売店または「修理サー ビス窓口」にバンド交換をお申し付けください。保証期間内であっ ても有償にて申し受けます。 ● 時計も衣服同様、直接身につけるものです。本体ケースやバンド の汚れ、汗・水分などは吸湿性のよい柔らかい布でふきとり、常 に清潔にご使用ください。 ■ お手入れを怠ると 〈さび(錆)〉 ● 時計で使用している金属はさびにくい性質ですが
本製品で使用している電池について 金属バンドの駒詰めについて ● 専用の二次電池を使用しておりますので、お客様は電池を取り外 さないでください。専用の二次電池以外の電池を入れると時計の 破損の原因になります。 ● 二次電池は、ソーラーパネルが受ける光により充電されますので、 定期的な電池交換の必要はありません。ただし、長年の充電と放 電を繰り返すことにより性能が劣化して、充電しても使用時間が 短くなることがあります。その場合は、お買い上げの販売店また は「修理に関するお問い合わせ窓口」にご相談ください。 金属バンド(フリータイプの中留構造バンド※を除く)の駒詰めに は専用の工具が必要となります。 お取り扱いによる、部品の変形や破損、またはケガ等を予防するた めにも、お買い上げの販売店にご相談ください。 なお、「持込修理サービス受付窓口」においても保証期間内は無償、 保証期間経過後は有償にて承っております。 詳しくは、 「持込修理サービス受付窓口」または「修理に関するお問 い合わせ窓口」へお問い合わせください。 ※ 中留をスライドさせて長さ調整するフリータイプのバンドでは、 駒の取り外しはできません。