User manual
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気圧ミニ知識 ■
気圧傾向グラフの便利な使い方 ●
その 1
ハイキングや山登りなどで出発する前日の夜から朝までの
気圧を測り、天気の傾向を知る目安にできます。
その 2
気圧の傾向が表示されるので、夕立が起
こりやすいかなどの天気の傾向を知る目
安にできます。
気圧の変化を読むことにより、天気の予想 ●
ができます。
気圧は大気が動くにつれて変化しますので、気圧の変化を
見れば天気が良くなるか、それとも悪くなるかをある程度
予想できます。
<気圧が高くなりつつあるとき>
天気は回復傾向
<気圧が低くなりつつあるとき>
天気は下り坂傾向
その理由は ・・・
高気圧あるいは低気圧が接近してくると下記のよ
うな天候の変化が生じるからです。
<高気圧のとき>
下降気流となるので雲は
消え、天気が良くなる。
<低気圧のとき>
上昇気流となるので雲が
でき、雨が降ってくる。
下
降
気
流
上空
地面
高気圧
地面
上空 雲
上
昇
気
流
低気圧
大気圧について ●
テレビ、新聞などで発表される気圧値は、実際に山頂や平
地や海上で計測した気圧値を海抜 0m で測った値に計算
していますので、山間部などは天気図上その場所の気圧値
ではありません。
これは、気圧分布を見る(気圧を比較する)ためには一定
の高さにおける気圧値として統一する必要があるからです。
この一定の高さ(海抜 0m)として修正することを海面更
正といいます。