User manual - MIDIインプリメンテーション
第 II 部
Channel Message
4 チャンネルメッセージ概要
4.1 送信チャンネル
本機を演奏したときに送信されるチャンネル・メッセージの MIDI チャンネルについては、「1.2.3 パート
割り当て」の表を参照してください。
ただし、鍵盤メイン・パートに対応する演奏情報の MIDI チャンネルは、「Keyboard Channel」の設定値
によって変更することが可能です。
4.2 受信チャンネル
各パートが受信するチャンネル・メッセージの MIDI チャンネル・ナンバーについては、「1.2.3 パート割
り当て」の表を参照してください。
DSP の設定を変更するチャンネルメッセージの MIDI チャンネル・ナンバーも、その DSP を使用している
パートの MIDI チャンネルと一致します。
また、「19.6 Part Parameter」で説明される Part Enable Parameter の値が Off になっているパートでは
チャンネルメッセージを受信しません。
4.3 本機における Velocity の精度について
本機は Velocity を 14bit 精度で表現しています。
14bit Velo city の上位 7bit には Note On/Off メッセージが、下位 7bit には High Resolution Velocity Prefix
メッセージが対応しています。(Note1)
Note On/Off High Resolution Velocity Prefix
上位 7bit 下位 7bit
14bit
下位 7bit の初期値は 00H です。High Resolution Velocity Prefix メッセージを受信すると、下位 7bit が
設定されますが、発音はしません。
Note On/Off メッセージを受信すると上位 7bit が設定され、Velocity が 14bit の精度で発音します。High
Resolution Velocity Prefix メッセージは直後の Note On/Off メッセージに対応しており、Note On/Off メッ
セージによる発音後に下位 7bit はクリアされ 00H になります。従来どおり、Note On/Off メッセージだけを
用いて 7bit 精度で発音することもできます。
各メッセージの詳細については「5 Note Off」、「6 Note On」、「8.17 High Resolution Velocity Prefix」を
参照してください。
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