PX-120/PX-720/PX-1000BP/AP-200/AP-400 MIDI インプリメンテーション カシオ計算機株式会社 目次 第I部 1 MIDI メッセージ概要 MIDI 機器としての本機の構成 1.1 1.2 1.3 1.4 システムセクション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . パフォーマンスコントローラセクション . . 自動伴奏、自動演奏機能による MIDI 送信 サウンドジェネレータセクション . . . . . . . . 1.4.1 サウンドジェネレータ共通部 . . 1.4.2 パート部. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9.15 9.16 9.17 9.18 9.19 10 . . . . . . . . . . .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
第 IV 部 16 フォーマット 16.1 16.2 16.3 17 . . . . . . . . . . . . . . . . . .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 . . . . . . . . . 27 . . . . . . . . . 28 . . . . . . . . . 28 . . . . . . . . . 28 . . . . . . . . . 28 . . . . . . . . . 28 . . . . . . .
第 VI 部 DSP Parameter List 22 DSP 付き Tone リスト 39 23 DSP Algorithm ID テーブル 39 23.1 23.2 24 DSP パラメータテーブル 24.1 24.2 24.3 24.4 24.5 24.6 第 VII 部 25 Algorithm Algorithm Algorithm Algorithm Algorithm Algorithm 0001 0002 0011 2001 2017 2018 : : : : : : 39 Mono-Mono Tremolo Parameter. . . . . . . . . . Mono-Mono 3Band EQ Parameter . . . . . . . . Mono-Mono Wide 3Band EQ Parameter . . Stereo-Stereo 3Band EQ Parameter . . . . . .
第I部 MIDI メッセージ概要 1 MIDI 機器としての本機の構成 本機をMIDI機器として考えた場合、以下に示すようにシステムセクション、 パフォーマンスコントローラセク ション、サウンドジェネレータセクションから構成されています。各々のセクションはその機能に応じて所定の MIDIメッセージを送受信することができます。 • システムセクション – • 機器設定 サウンドジェネレータセクション – 共通部 ∗ ∗ ∗ ∗ – サウンドジェネレータ共通部 システムエフェクト部 マスターエフェクト部(ブリリアンス機能) ミキサーのマスター部 チャンネル独立部 ∗ 楽器パート ∗ インサーションエフェクト部 ∗ ミキサーのチャンネル独立部 • 1.
1.3 自動伴奏、自動演奏機能によるMIDI送信 本ドキュメントでは、メッセージの種類毎に、そのメッセージを送信する操作が何であるかを記述しています が、自動伴奏、自動演奏機能を操作したときに送信されるメッセージは多岐に渡るため、記述を行っておりません。 1.4 サウンドジェネレータセクション サウンドジェネレータセクションはチャンネルに依存しない共通部と、チャンネル毎に独立した部分から構成 され、主に演奏情報を受信して動作します。 1.4.1 サウンドジェネレータ共通部 共通部ではサウンドジェネレータのパートに依存しないサウンドジェネレータ設定部、すなわちシステムエ フェクト、ミキサーのマスターコントロールなどから構成されます。 これらは基本的に本機特有のシステムエクスクルーシブメッセージによって制御することができますが、いく つかのパラメータは一般的なユニバーサルシステムエクスクルーシブメッセージによって制御することもできま す。 1.4.
パート番号 パート名 MIDI チャンネル 割り当て機能 20 B05 05 MIDI/Music Library Channel05 21 B06 06 MIDI/Music Library Channel06 22 B07 07 MIDI/Music Library Channel07 23 B08 08 MIDI/Music Library Channel08 24 B09 09 MIDI/Music Library Channel09 25 B10 10 MIDI/Music Library Channel10 26 B11 11 MIDI/Music Library Channel11 27 B12 12 MIDI/Music Library Channel12 28 B13 13 MIDI/Music Library Channel13 29 B14 14 MIDI/Music Library Channel14 30 B15 15 MIDI/Music Library Channel15 31 B1
第II部 Channel Message 4 受信チャンネル 各パートが受信するチャンネルメッセージのチャンネルナンバーは、 「1.4.2 パート部」の表に記述されている通 りです。 DSPの設定を変更するチャンネルメッセージのチャンネルナンバーも、そのDSPを使用しているパートの持つ チャンネルと一致します。 5 送信チャンネル 基本的に、本機を演奏したときに送信されるチャンネルメッセージのMIDIチャンネルは、 演奏に対応するパート のMIDIチャンネルと一致します。ただし、鍵盤メインパートに対応する演奏情報のMIDIチャンネルは、 「Keyboard Channel」の設定値になります。 6 Note Off フォーマット Message Format: 9nH kkH 00H (受信のみ) 8nH kkH **H n: MIDI Channel Number kk: Key Number **: 無視 送信 鍵盤を演奏したときに送信されます。 受信 MIDI Channelに対応した各パートで受信します。 「20.
8 Polyphonic Key Pressure フォーマット Message Format: AnH kkH vvH n: MIDI Channel Number kk: Key Number vv: Pressure Value 送信 本機では送信しません。 受信 本機では受信しません。 9 Control Change フォーマット Message Format: BnH ccH vvH n: MIDI Channel Number cc: Control Number vv: Value 送信 ペダルを操作したときや、本体の設定を変更したときに送信されます。 受信 受信すると演奏状態や対応するパラメータを操作します。 9.
9.2 Modulation (01H) フォーマット Message Format: BnH 01H vvH n: MIDI Channel Number vv: Value 送信 本機では送信しません。 受信 受信すると発音中の楽音に対して、Valueの値に応じた深さのモジュレーション効果が付加されます。すでにモ ジュレーション効果が付加されている音色には、さらに深い効果が加算されます。モジュレーション効果は、音色 によって異なります。 9.3 Data Entry (06H, 26H) フォーマット Message Format: BnH 06H vvH (MSB) BnH 26H vvH (LSB) n: MIDI Channel Number vv: Value 送信 本機では送信しません。 受信 受信するとRPNに割り当てられているパラメータが変更されます。本機ではNRPNに対応したパラメータはあり ません。 9.
9.5 Pan (0AH) フォーマット Message Format: BnH 0AH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.5 Panの設定値テーブル」を参 照してください。 送信 初期化時に送信されます。 受信 受信すると対応するPartのPanが変更されます。 9.6 Expression (0BH) フォーマット Message Format: BnH 0BH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value 送信 本機では送信しません。 受信 受信するとExpressionの値が変更されます。 9.
Note1: 受信値とパラメータ設定値 DSP Parameter7の各配列要素の値の範囲は、選択されているDSPによっても、また、 配列番号によっても異なり ます。 System Exclusive MessageによってDSP Parameterを操作する場合と異なり、このコントロールチェンジ メッセージで受信した値は常に0~127の範囲を持っていますが、対応するパラメータの設定値の範囲に応じて変 換されるので、範囲を越えた値が与えられることはありません。 メッセージの受信値からパラメータの設定値への変換は、およそ下記の式で表すことができます。 Parameter 設定値 = Parameter 最小値 +(Parameter 最大値 - Parameter 最小値)× 受信値 127 各DSPのParameter7の詳細仕様は「VI DSP Parameter List」の説明を参照してください。 9.
受信 受信するとソステヌート・ペダルを操作したときと同等の動作をします。 9.10 Soft (43H) フォーマット Message Format: BnH 43H vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.1 Off/Onの設定値テーブル」 を 参照してください。 送信 ソフト機能を持つペダルを操作すると送信されます。 受信 受信するとソフト・ペダルを操作したときと同等の動作をします。 9.11 Vibrato Rate (4CH) フォーマット Message Format: BnH 4CH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.
受信 受信すると対応するパートで選択されているToneのVibrato Auto Depthが変更されます。 9.13 Vibrato Delay (4EH) フォーマット Message Format: BnH 4EH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.4 -64~0~63の設定値テー ブル」を参照してください。 送信 本機では送信しません。 受信 受信すると対応するパートで選択されているToneのVibrato Auto Delayが変更されます。 9.14 Reverb Send (5BH) フォーマット Message Format: BnH 5BH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値は一致します。 送信 初期化時、パネル音色選択時に送信されます。 受信 受信するとReverb Sendが変更されます。 9.
9.16 NRPN (62H, 63H) フォーマット Message Format: BnH 62H vvH (LSB) BnH 63H vvH (MSB) n: MIDI Channel Number vv: Value 送信 本機では送信しません。 受信 本機では対応するNRPNメッセージはありません。 9.17 RPN (64H, 65H) フォーマット Message Format: BnH 64H vvH (LSB) BnH 65H vvH (MSB) n: MIDI Channel Number vv: Value 9.17.1 Pitch Bend Sensitivity フォーマット Message Format: BnH 64H 00H 65H 00H 06H mmH 26H **H n: MIDI Channel Number mm: Value 0~24 **: 無視 送信 本機では送信しません。 受信 受信するとPitch Bend Sensitivityが変更されます。 9.17.
9.17.3 Coarse Tune フォーマット Message Format: BnH 64H 02H 65H 00H 06H mmH 26H 00H n: MIDI Channel Number mm: Value 送信 本機では送信しません。 受信 受信するとChannel Coarse Tuneが変更されます。 9.17.4 Modulation Depth フォーマット Message Format: BnH 64H 05H 65H 00H 06H mmH 26H 00H n: MIDI Channel Number mm: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値は一致します。 送信 このメッセージは送信されません。 受信 受信すると対応するパートで選択されているToneのVibrato Modulation Depthが変更されます。 9.17.
9.19 Reset All Controllers (79H) フォーマット Message Format: BnH 79H 00H n: MIDI Channel Number 送信 キーボードチャンネル変更時、レコーダー機能を使用したときなどに送信されます。 受信 受信すると各演奏コントローラの値を初期化します。 10 Mode Message 10.1 All Notes Off (7BH) フォーマット Message Format: BnH 7BH 00H n: MIDI Channel Number 送信 キーボードチャンネル変更時、ミュージックライブラリー、レコーダー操作時などに送信されます。 受信 このメッセージを受信すると発音中のボイスをリリース(離鍵)します。 10.2 Omni Off (7CH) フォーマット Message Format: BnH 7CH 00H n: MIDI Channel Number 送信 このメッセージは送信されません。 受信 このメッセージを受信すると発音中のボイスをリリース(離鍵)します。 10.
10.4 Mono (7EH) フォーマット Message Format: BnH 7EH 00H n: MIDI Channel Number 送信 このメッセージは送信されません。 受信 このメッセージを受信すると発音中のボイスを消音します。 10.
11.1 Timbre Typeについて 本機の各パートで選択されたToneには音源動作の種類を設定する 「Timbre Type」というパラメータがありま す。これは、 「21.1 Basic Parameter」で説明されるとおり、Melody、Piano、Drum、のいずれかの値に設定されてお り、それぞれ以下のような動作をします。 • Timbre TypeがMelodyのとき 通常のメロディー音色に適した動作をします。ダンパーペダルはオン/オフ動作をします。 • Timbre TypeがPianoのとき ピアノ音色に適した動作をします。発音中のボイスの減衰速度や、Acoustic Resonanceエフェクトの特 性がダンパーペダルの位置に応じて連続的に変化します。 • Timbre TypeがDrumのとき ドラム音色に適した動作をします。ダンパーペダルは作用しません。 11.2 Tone選択時のDSP割り当て 11.2.
12 Channel Aftertouch フォーマット Message Format: DnH vvH n: MIDI Channel Number vv: Value 送信 これらのメッセージは送信されません。 受信 このメッセージを受信すると発音中のボイスにモジュレーション効果が付加されます。モジュレーション効果は、 音色によって異なります。 13 Pitch Bend フォーマット Message Format: EnH llH mmH n: MIDI Channel Number ll: Value LSB mm: Value MSB 送信 これらのメッセージは送信されません。 受信 このメッセージを受信すると発音中のノートのピッチを変更します。RPNで設定されるPitch Bend Sensitivityに 依存します。 20
第III部 System Message 14 Active Sensing フォーマット Message Format: FEH 送信 このメッセージは送信されません。 受信 一度このメッセージを受信するとアクティブセンシング状態になり、所定時間内に何のMIDIメッセージも受信さ れないと本体音源の発音中ボイスをリリースし、コントローラをリセットしアクティブセンシング状態が解除さ れます。 15 System Exclusive Message フォーマット Message Format: F0H....F7H 本機では標準的なUniversal System Exclusive Messageと本機固有のフォーマットを持つSystem Exclusive Messageを送受信します。 15.1 Universal Realtime System Exclusive Message フォーマット Message Format: F0H 7FH....F7H 15.1.
15.1.2 Master Balance フォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 02H llH mmH F7H ll: Value LSB (Note1) mm: Value MSB (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.5 Panの設定値テーブル」を参 照してください。 送信 このメッセージは送信されません。 受信 受信するとMaster Panパラメータが変更されます。なおMaster Panパラメータは本体では変更できません。 15.1.3 Master Fine Tuning フォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 03H 11H mmH F7H mm: Value MSB(Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.
15.1.5 Reverb Parameter フォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 05H 01H 01H 01H 01H 01H ppH vvH F7H pp: Parameter vv: Value Typeフォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 05H 01H 01H 01H 01H 01H 00H vvH F7H vv: Value (Note1) Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.
Note1: 設定値と送受信値の対応は本ドキュメントの「VII 設定値と送受信値の対応」の「25.
Send To Reverbフォーマット Message Format: F0H 7FH 7FH 04H 05H 01H 01H 01H 01H 02H 04H vvH F7H vv: Value (Note1) Note1: 設定値と受信値は一致します。 送信 このメッセージは送信されません。 受信 受信するとChorus Send To Reverbパラメータが変更されます。 15.1.
15.1.8 GS Message Message Format: F0H 41H ddH 42H 12H 40H 00H 7FH 00H 41H F7H Note: dd(Device ID)は無視される 送信 このメッセージは送信されません。 受信 GS Resetメッセージを受信するとGM System Onを受信したときと同様の動作をします。 15.2 本機固有のSystem Exclusive Message フォーマット Message Format: F0H 44H 15H 01H....
第IV部 本機固有のSystem Exclusive Message 16 フォーマット 16.1 メッセージの分類 本機のSysExの動作は、 基本的にパラメータデータの転送です。外部機器から、このパラメータ転送のメッセー ジを使用することで • 本機のパラメータの値を個別に変更する • 本機のパラメータの値を個別に読み込む といった操作が可能となります。 また、パラメータとは機器の設定値として作用するもののみならず、書き込み時にコマンドとして動作するもの や、読み込み時に本機の状態を示すためのものもあります。 転送対象となるパラメータのカテゴリを分類すると下記のようになります。 機能セクション パラメータカテゴリ 詳細 System System コマンド、機器の状態 Setup 機器の基本設定 Patch 音源共通設定(システムエフェクト、マスター設定等) 音源パート設定(Tone選択、ミキシング、チューニング等) Tone 音色パラメータ、DSP設定 Sound Generator 16.
16.3 各フィールドフォーマット 16.3.1 SX : System Exclusive message Status Format: 11110000B System Exclusive message Status = F0H 16.3.2 MAN : Manufacturer's ID Format: 01000100B Manufacturer's ID = 44H (CASIO) 16.3.3 MOD : Model ID Format: 00010101B (MSB) 00000001B (LSB) 本機の属するシリーズのModel IDをMSB、LSBの2バイトの並びで表します。 (PX-120/PX-200/PX-320/PX-720/PX-800/PX-1000BP/AP-200/AP-400/AP-500 Model ID MSB = 15H, LSB = 01H) 16.3.
16.3.6 cat : Category Format: 0cccccccB 0cccccccB = Category (7bit) System Exclusive Messageで取り扱う情報のカテゴリを表します。これらのCategoryに対応するID番号(ID)を 左側に、通信動作(Action)を右側に記述します。 Category Transfer ID (c) Parameter Set Individual Parameter 00H System A 01H Setup A 02H Patch A 03H Tone A A.....Available(一部のParameterのみ可能な場合も含む) - .....Not Available 16.3.7 mem : Memory Area ID Format: 0mmmmmmmB Parameter転送の対象となるメモリエリアを指定します。本機の場合下記のように定義されています。 mem 種類 0 ユーザー領域(書き換え可能) 1 プリセット領域(書き換え不可) 16.3.
blk : Block Number 16.3.
16.3.12 idx : Data Index Number Format: 0iiiiiiiB Parameterが文字列などのように配列構造を持っているときに、転送を開始する配列の先頭の配列番号を表し ます。 16.3.13 len : Data Length Format: 0lllllllB Individual Parameter転送の場合は、Parameterが文字列などのように配列構造を持っているときに、転送を行 う配列の長さから1を減じたものを表します。 16.3.
17 Parameter 単体の操作 Parameter単体の操作は個別のParameterの転送と、転送リクエストの2種類の動作があります。 1つのセッションは、外部機器からのIPR(Individual Parameter Request)による要求に対して、本機がIPS (Individual Parameter Send)を返送するか、あるいは外部機器または本機が自発的にIPSを送信するだけで完結 します。本機がIPSを受信した場合は対応するParameterの値が変更されます。 また、本体に対してなんらかのコマンドを与えたりするのにIndividual Parameter Sendを使用したり、また本 体の何らかのステータス情報を調べたりするのにIndividual Parameter Requestを使用したりすることもありま す。 データ受信側 データ送信側 IPR → ← IPS 動作 送信要求(オプション) データ転送 実際にどのようなParameterが転送できるかは後述の「V Parameter List」を参照して下さい。 32
第V部 Parameter List 表の見方 基数の表記 「Size」は、Parameterの値のBit幅を10進数で表されています。 「Block」のBitフィールドの位置を表す値は10進数で表されています。 「Description」で説明されている設定値は特に指定がない限り10進数で表されています。 上記以外の数値は16進数で表されています。 R/Wフィールド 「R/W」フィールドはIPR(Individual Parameter Request)による読み込み(Read) 操作、IPS(Individual Parameter Send)による書き込み(Write)操作が可能かどうかを示しています。 18 System Parameter 外部から本機の状態を調査したり、外部から本機に対して何らかの操作を命令するためのパラメータです。 18.
19 Setup Parameter Setup Parameterは機器の設定状態を設定する働きを持ちます。 19.1 MIDI Parameter Parameter Midi Device Id 20 ID R/W Block 0023 R/W 000000 Size Array 7 01 Min-Def-Max Description 00-7F-7F 0~127 Patch Parameter Patch Parameterは主に機器の音源部の状態を設定する働きを持ちます。 20.1 Master Tune Parameter Master Tuningを設定するためのParameterです。 Parameter ID Master Fine Tune 0000 Master Fine Tune8 0080 Master Coarse Tune 0001 20.
20.3 System Chorus Parameter Parameter ID R/W Block Size Array Min-Def-Max Description Cancel 002A R/W 000000 1 01 00-00-01 Type Rate Depth Feedback Tone 002B 002C 002D 002E 002F R/W R/W R/W R/W R/W 000000 000000 000000 000000 000000 7 7 7 7 7 01 01 01 01 01 00-02-0F 00-03-7F 00-13-7F 00-00-7F 00-7F-7F 0...Normal 1...
Note3: Damper Pedalが完全に離された時の値を設定します。 Note4: Damper Pedalが完全に踏み込まれた時の値を設定します。 20.6 Brilliance Parameter Parameter ID R/W Block Size Array Min-Def-Max Type 0047 R/W 000000 7 01 00-00-01 Mid6 Gain 0055 R/W 000000 7 01 00-0C-18 Description 0...For Speaker 1...For Phones -12~0~+12(Brilliance)(Note1) Note1: Master EQの中域6(Brilliance)のゲインを設定します。 「25.11 Brilliance Gain設定値テーブル」を参照してくだ さい。 20.
21 Tone Parameter 21.1 Basic Parameter Parameter ID R/W Block Name Timbre Type 0000 0001 R/W R/W 000000 000000 7 4 10 01 Timbre Num Oct Shift Line Select 0002 0003 0004 R/W R/W R/W 000000 000000 000000 14 3 1 01 01 01 Level 0005 Touch Sens 0006 Sys Fx Send Override 0007 R/W R/W R/W 000000 000000 000000 7 7 1 01 01 01 Cho Send Rev Send Acou Reso Send R/W R/W R/W 000000 000000 000000 7 7 7 01 01 01 0008 0009 000A Size Array Min-Def-Max Description Ascii Character 0...
21.
第VI部 DSP Parameter List 22 DSP付きToneリスト DSPを使用しているToneのリストです。 Tone Number Tone Name Mono/Stereo DSP Algorithm 01 Panel GRAND PIANO MODERN Stereo Wide 3Band EQ 02 Panel GRAND PIANO CLASSIC Stereo Wide 3Band EQ 07 Panel VIBRAPHONE Mono Tremoro 23 DSP Algorithm IDテーブル 本機で使用しているDSP Algorithmのリストです。 23.1 モノラル音色用DSP ID Algorithm Input Output 0001 Tremolo Mono Mono 0002 3Band EQ Mono Mono 0011 Wide 3Band EQ Mono Mono 23.
24.2 Algorithm 0002 : Mono-Mono 3Band EQ Parameter Parameter Number Parameter Name Value Notes Parameter7[00] Low Freq 00~07 Note1 Parameter7[01] Low Gain 34~4C Note2 Parameter7[02] Mid Freq 00~07 Note1 Parameter7[03] Mid Gain 34~4C Note2 Parameter7[04] High Freq 00~07 Note1 Parameter7[05] High Gain 34~4C Note2 Note1:「25.9 Equalizer Mid Frequency設定値テーブル」を参照してください。 Note2:「25.12 DSP Equalizer Gain設定値テーブル」を参照してください。 24.
第VII部 25.5 設定値と送受信値の 対応 25 各設定値テーブル 25.1 Off/Onの設定値テーブル Panの設定値テーブル Transmit/Receive Value Parameter 00H Left : : 40H Center : : 7FH Right 25.6 -100~0~99の設定値テーブル Transmit Value Receive Value Parameter Transmit/Receive Value 00H 00H~3FH Off (MSB-LSB) 7FH 40H~7FH On 00H-00H -100 : : 40H-00H 0 25.2 Slow/Fastの設定値テーブル Transmit Value Receive Value Parameter 00H 00H~3FH Slow 7FH 40H~7FH Fast 25.
25.8 Chorus Type設定値テーブル Transmit/ Receive Value Parameter 00H 01H 25.9 25.10 Wide Band Equalizer Mid Frequency 設定値テーブル Parameter Value Frequency Chorus1 00H 100Hz Chorus2 01H 130Hz 02H Chorus3 02H 160Hz 03H Chorus4 03H 200Hz 04H Feedback Chorus 04H 300Hz 05H Flanger1 05H 400Hz 06H Short Delay 06H 600Hz 07H Short Delay FB 07H 800Hz 08H Soft Chorus 08H 1.0KHz 09H Bright Chorus 09H 1.3KHz 0AH Deep Chorus 0AH 1.6KHz 0BH Flanger2 0BH 2.
25.11 Brilliance Gain設定値テーブル 25.
第VIII部 10進 16進 10進 16進 10進 16進 10進 16進 MIDIインプリメンテー ションの表記について 26 数値表記について 26.1 16進数表記 28 1CH 60 3CH 92 5CH 124 7CH 29 1DH 61 3DH 93 5DH 125 7DH 30 1EH 62 3EH 94 5EH 126 7EH 31 1FH 63 3FH 95 5FH 127 7FH 26.
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