User manual - MIDIインプリメンテーション

4
第I部
MIDIメッセージ概要
1 MIDI機器としての本機の構成
本機をMIDI機器として考えた場合、パフォーマンスコントローラセクションおよびサウンドジェネレータ
セクションから構成されています。
各セクションは、その機能に応じたMIDIメッセージを送受信します。
1.1 パフォーマンスコントローラセクション
パフォーマンスコントローラセクションは、鍵盤演奏、コントローラの操作、あるいは自動伴奏などによって
演奏メッセージを発生する部分です。
基本的に、ここで発生した演奏メッセージはサウンドジェネレータ部に伝えられるとともに、外部にも送信さ
れます。
送信されるチャンネルメッセージのチャンネルナンバーは、該当する本体の楽器パート番号に従います。
MIDI出力される演奏情報
本機で、MIDI信号として出力される演奏情報と、出力されない演奏情報は下記のようになります。
出力される演奏
演奏者による鍵盤演奏
自動伴奏
出力されない演奏
デモ
ソング再生
レッスン機能
ミュージックチャレンジ
1.2 サウンドジェネレータセクション
サウンドジェネレータセクションはチャンネルに依存しない共通部と、チャンネル毎に独立した楽器パート
から構成され、主に演奏情報や音源設定情報を受信して動作します。
1.2.1 サウンドジェネレータ共通部
共通部は、システムエフェクトやミキサーのマスターコントロールなどから構成されます。
これらのうちいくつかのパラメータはユニバーサルシステムエクスクルーシブメッセージによって制御す
ることができます。