User manual - Windows CE ソフトウェアマニュアルver.1.05(2010年6月30日)

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2.3.2 読み取り方式
通常読み
1 個のシンボルを読み取り、データを出力します。通常は、この読取方法を使用します。
多段読み
トリガキーを押し続けている間、連続してデコードをする機能です。
一度デコードしたシンボルを再び読み取ることはありません。一枚の伝票に複数のシンボルが印刷されて
いる場合に、トリガー操作を繰り返すことなく、すべてのシンボルを読み取るのに有効です。
一括読み
複数のシンボルを読み取った結果を一括して出力する機能です。
多段読み機能と同様に、一度デコードしたシンボルは再び読み取りません。書籍 JAN コードや商品タグ
など、複数のシンボルデータをまとめて扱う場合に有効です。
ただし、
読み取りたいシンボルがキャプチャ画像に入っていな
焦点が合っていない
露出があっていない
等の影響により、1 回のキャプチャで、すべてのシンボルを読み取れない場合があります。
2-3-4 多段読みと一括読みの違い
多段読み 一括読み
最大読取シンボル数
(最大読取段数)
10 10
読取最大桁数 4,095 4,095 ()
読取合計桁数 40,950 (4,095×10) 4,095
読取方法 トリガキーを押している間、指定した
数のシンボルを読み取ります。一括
読みとは異なり、1 回のスキャンで複
数のシンボルを読み取るのではな
く、個々のシンボルを連続して読み
取ります。
1 個のシンボルを読み取り終わると、
ブザーが鳴り LED が点灯します。
1 回のスキャンで複数のシンボルを
読み取ります。
指定した全てのシンボルを読み取る
まで、ブザー鳴動・LED 点灯は行い
ません。
推奨する使用方法 以下の場合に適しています
シンボルの桁数が多いとき
読み取るシンボルが離れていると
確実に読み取りたいとき
以下の場合に適しています
桁数の少ないバーコードが隣接し
ている場合(書籍 JAN コードの読
み取りなど)
理論的には最大 10 個、4,095 桁のシンボルを読み取れるように設計していますが、一括読みで桁数
の多いシンボルを読み取ることは推奨しません。シンボル数が 4 個以上、合計桁数が 100 桁以上とな
る場合は、多段読みをお使いください。