User manual - レーザスキャナライブラリマニュアルver.1.06(2011年12月26日)

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5. プログラミング上の注意点
5.1 読み取り完了の通知について
本体に組み込まれているレーザスキャナドライバはデータを取得した際に、メッセージまたはイベントを発
行します。(初期設定はメッセージによる通知のみの設定となっています)
メッセージによる通知は、WM_OBR_SCANNINGWM_USER +0x530)のメッセージが発行されます。
また、メッセージの wParam には完了条件をあらわす以下の値が格納されます。
OBR_SUCCESS
: 正常終了
OBR_TIMEOUT
: タイムアウト発生
OBR_BUFFOVER
: OBR バッファ出力エラー
OBRSetScanningNotification関数を使
用してイベントによる通知の設定を有効にすると、名前付きイベン
トにより通知が行われます。名前付きイベントは「OBRScanningEvent」という名称になっています。
また、イベント発生後に OBRGetLastEventStatus関数
を呼び出すことにより、イベントの発生要因を取得
することができます。取得できる要因は、メッセージ通知のwParamで表される種類と同じものになります。