User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)

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2.7.3 ローミング
2 つ以上の同一SSIDのアクセスポイントが存在する環境下で、自動的に接続するアクセスポイントを切り
替えます。
1. 通信可能なアクセスポイントを探索し、それぞれのアクセスポイントの電波状態をリスト化
2. 現在接続しているアクセスポイントと、リスト内のアクセスポイントの電波状態を比較
3. 比較の結果、リスト内のアクセスポイントの方が電波状態が良い場合は、当該アクセスポイントにローミ
ング要求
4. 当該アクセスポイントからローミング許可された場合、ローミング完
なお、ローミングに失敗した場合は一度切断状態となり、再接続をおこないます。
アクセスポイントから強制的にローミング、または他のアクセスポイントへの再接続をうながされる場合
があります
アクセスポイントの電源を抜くなど、接続先アクセスポイントがなくなった場合、再接続になる場合があ
ります
ローミング要求に対するアクセスポイントからの応答に時間がかかる場合、再接続になる場合がありま
ローミング完了後に直前まで接続していたアクセスポイントから、DeAuthe
nticationまたは
DisAssociationを受信した場合、ローミング先のアクセスポイントとの接続が一度切断し、再接続になる
場合があります。
2.7.4 Zeroconfig
モジュールファームウェア、無線LANドライバと協調して無線リンク管理の一部とネットワーク管理を行いま
す。
1. 優先接続に複数SSID
登録されている場合、それぞれのSSIDについて接続試行を行います。この
場合、再接続動作を行う間隔は長くなります。接続時間を重視する場合は、優先接続に登録する
SSIDを1個にして下さい
2. 再接続ループはモジュールから切断通知を受けた場合、またはAssociation
敗の場合に動作します
3. 優先接続に複数のSSIDが登録されている場合、どれか一つのSS
IDに接続すると、再接続ループか
ら抜け出します
接続処理
優先一覧に登録されたSSIDのアクセスポイントが発見できた場合、Zeroconfigはドライバおよび無線モジ
ュールに対し接続指示を行います。接続指示を受けたドライバおよび無線モジュール内のファームウェア
は、802.11 規格にのっとった手順でアクセスポイントとの接続処理を行います。優先接続に複数のSSID
が登録されている場合、それぞれのSSIDについて接続試行を行います。