User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)

2.1.8 リセット処理

DT-X7 をリセットするには、「ソフトリセット」、「フルリセット」、「ハードリセット」の 3 種類の方法があります。

それぞれの処理で初期化されるメモリは下表のとおりです。

RAM FROM

ディスク

時計

（RTC）

その他

プログラム

メモリ

オブジェクトストア

(レジストリ等)

個別ID 代理店ID

ソフトリセット処理初期化保持保持保持保持保持

フルリセット処理初期化初期化保持保持保持保持

ハードリセット処理初期化初期化保持初期化保持保持

ソフトリセット処理

本体裏面のリセットボタンの押した際の処理です。プログラムメモリを初期化します。

リセットボタンは、作業中のデータ、書き込み中のファイルなどを破壊する場合がありますので注意が必要

です｡

フルリセット処理

本体動作中に､電源キーとCLRキーを押しながら、リセットボタンを 1 秒以上押し、リセットボタンのみ離すと

発生します。

フルリセットの場合､消去して良いかを確認する以下のメッセージを 2 回表示します｡

図 2-2

図 2-3

フルリセットの確認はトリガキーで行います｡

確認メッセージで 2 回と

もRトリガキーを押すと､ユーザーメモリ(オブジェクトストアとプログラム実行用メモ

リ)を初期化(クリア)します｡

ハードリセット処理

ソフトリセットやフルリセットはOSが行う処理、つまりソフトウェアによる処理です。従って、何らかの理由で

OS自体が動けない(リセットが入らないなど)状態に陥ると、デバイスをリセットする方法がなくなってしまい

ます。この対策として用意したのがハードリセットです。ハードウェアが「Fn+Enter+センタートリガ

+Reset」を検出すると、RAMや時計を初期化してからシステムの再起動を行います。