User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)
44
イベントの名称
イベントによる読み取り完了通知を行う場合、所定のイベント名は以下のレジストリにより変更することが可
能です。
[HKEY_LOC
AL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥Laser]
表 2-37
キー名 設定値
EventName
sz:任意の名称
レジストリに値がない場合の、デフォルトのイベント名は”OBRScanningEvent”となります。
イベント要因の取得
イベントによる読み取り完了通知を行う場合、読み取りが完了した要因を記録します。記録した要因は、レ
ーザースキャナライブラリを使用して取得することが可能です。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRGetLastEventStatus
イベントステータスの取得
コード固有の特殊動作設定
Code128 バーコードを読み取ったときに、特定の条件を満たす場合、特殊な動作を行うように設定するこ
とが可能です。
バーコード種類 条件 動作
Code128
FNC2 を含むバーコード読み取り時 バーコードリーダにFNC2 を含むバー
コードのデータを一時的に保存し、こ
れを次のシンボルデータの前に付加
して出力します。※
FNC4 を含むバーコード読み取り時 FNC4 に続く一つのデータキャラクタ
のASCII値に値 128 を可算します。
連続した二つのFNC4 キャラクタを用
いると、別の連続した二つのFNC4 キ
ャラクタを読み取るか、シンボル末尾
にいたるまで、FNC4 に続くすべての
データキャラクタのASCII値に 128 を
可算します。
※ 連結後のデータの最大サイズは 98 文字となります。これを超える場合は直前の読取り結果までの連
結データを出力します。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRSetCode128Option
Code128 コードのデコードオプションを設定
OBRGetCode128Option
Code128 コードのデコードオプションを取得